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大学生からのメッセージ

理工学部 建築学科
座間 幹子
2020年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 理工学部は、8つの学科に分かれています。それぞれの学科によって専門にしていることが全く異なるため、高校生のうちに自分が何の研究がしたいか、何に興味があるか明確にする必要があります。建築学科と応用化学科の男女比は半々である一方、他の学科は200人中10人が女子ということもあり、驚きました。1年次のみ体育が必修で、生田キャンパス内にあるテニスコートやバレーコートなどを使って授業を受けます。スキー実習も選択が可能です。第二外国語や英語の授業は他学科と混合のクラスで受けるため、学科を超えた友達ができます。また、1年次に履修する化学・物理実験では本格的な実験器具に触れることができます。

建築学科の学習、面白さについて

 今まで「住宅」「美術館」「オフィス」「幼稚園」など様々な設計課題が出されました。1年次で実際に手書きで図面を書くことから始まり、段々と本格的な設計に移ります。友達と意見交換をしあったり、先生にアドバイスをいただいたりすることで、よりよい作品を作り上げます。設計の難しいところは、終わりがないことです。一夜漬けで考えたアイデアでも次の日には0になることがあります。ただそれを乗り越えて、自分の理想の作品ができたときは大きな達成感が感じられます。

建築学科に入ってよかったこと 建築学科は、設計だけでなく歴

 建築学科は、設計だけでなく歴史や都市計画、環境設備、構造についての勉強もします。なので、将来1級建築士という道だけではなく、インテリア設計士や構造設計士、環境設備士など様々な道に進めることは建築学科の魅力の1つです。また、様々な建築物に興味を持つようになりました。私は、夏休みや春休みを使ってカンボジアやイタリアなどに行きました。海外の建築物を見物することで、自分の想像力が広がります。
建築学科に入ってから「建築」に対する概念が変わりました。建築学はお客さんに笑顔になってもらうための学問ではなく、これからの都市や街をつくる規模が大きい学問であると思います。課題が大変な学科ではありますが、とても楽しくやりがいがあります。

どんなことに取り組んでいる、あるいは取り組んできたか

①高校在学時
高1で大学のオープンキャンパスに行ったとき、たまたま建築学科のブースに行ったことがきっかけで建築学科を志望しました。成績は日々の勉強に励んでいたため困りませんでした。私は中高6年間陸上部に所属していました。明八の400mトラックは最高の設備だと改めて実感します。仲間と切磋琢磨した部活の時間は忘れられません。
②進学後
陸上を辞めて、新しくダンスを始めました。大学のダンスサークルに所属しています。現在は最高学年であるため、曲決め、振りづくり、構成を担当しています。ダンスは新しい趣味になりました。また、TOEICの勉強も励んでいます。
高校時代と比べて無限に時間がある中、「どう過ごすか」が重要です。

後輩へのメッセージ

①毎日の朝小テスト対策を欠かさないこと
②TOEICの勉強をすること
③部活動に励むこと
です。
一般受験生と比べて付属生は受験がない分、日々の勉強を怠らないことが大切です。特に英語力は大学に入ったら自主的にやらない限り落ちる一方です。600点,700点を取ると授業を受けなくて済む単位振替制度もあるので、高校生のうちにTOEICは力を入れるべきだと思います。そして最後に、全力で何かに打ち込むことは学生のうちにしかできません。部活動は今後の人生の糧になる絶好の機会です!
高校生だからできる、明八だからできることを謳歌してください!

農学部 農学科
平本 翔大
2020年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 農学部は、理系の農学科、農芸化学科、生命科学科と文系の食料環境政策学科の計4学科から構成されています。入学後に気づいたことは、その4学科がそれぞれ違う分野を担い、「農学」を形成していることです。入学以前はそれぞれ交わらない、違う分野というイメージでした。
農学科は最も扱っている範囲が広い学科で、農業土木や野菜園芸や作物生産、施設栽培など一般的にイメージする「農学」や、緑地計画や気象、昆虫などについても学ぶことができます。
農芸化学科は食品や微生物などを主に扱っていて、内容は生物より化学寄りです。1年時からたくさんの実験があり技術を養うことができます。
生命科学科は細胞制御や免疫、発生など高校で学ぶような生物学が主な範囲です。座学よりも実験を行いたい人におすすめです。
食料環境政策学科は経済的な視点から農業について考える学科です。文系だけど農業や環境について学びたい人におすすめです。ファームステイ研修やフィールドワーク研修があるため、実地で農業を学ぶことができます。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

①学習の面白さについて
 農学科では1年生の時に専門科目の入門となる科目や一般教養科目を学び、2年次から段々と専門科目が増えてきます。語学を除けば必修がないため興味を持った授業のみを履修することが可能です。他の学科については詳しく知りませんが、農芸化学科は必修が非常に大変なようで苦労していました。また、農学部内であれば他学科の授業を履修することができます。
②苦労したことについて
 農学科はあまり苦労することはないと思います。強いて言うなら専門科目のテストです がそれは農学科に限らず、全学科共通で大変です。農芸化学科は夜遅くまでの実験と大量のレポートが大変そうでした。

どんなことに取り組んでいる、あるいは取り組んできたか

①高校在学時
 英語の勉強をしていました。特別英語が得意なわけではないですが、高校生の時に英語の勉強をしていたため、大学では必修英語のテスト勉強がほとんど必要なく、余裕をもって第二外国語のドイツ語を勉強できました。また、疑問に思ったことはなんでも調べるようにしていました(現在でもしています)。関係ないような分野の知識でも、意外なところで自分の分野とつながることもあるので知識を蓄えることは大切です。

②進学後全員に当てはまること
 勉強を後回しにしすぎないことです。特に第二外国語は誰にとっても障壁となるので、コツコツと勉強したほうが良いです。

卒業後のビジョン、進路について

 大学卒業後は、大学院に進学する予定です。今の研究室の大学院に進学したかったのですが、僕が修士1年の年に閉室するため、他大学の大学院に進学することになります。
 修士課程修了後は、専門にしている生物多様性に関する仕事がしたいと考えています。

後輩へのメッセージ

 大学はとても自由なので、沢山勉強したい人もサークルなどにも注力したい人もいます。
一つ言えることは、何に力を入れるとしても、後悔しないように全力でやるべきということです。現時点で興味のある分野がある人は今から勉強しておくといいと思います。反対に、まだ深い興味があるわけではない人も焦る必要はありません。自分もある学問に興味があって農学科に入ったのですが、その学問は自分に合っていないのかもしれないと感じることがありました。しかし、1年生も終わりの冬に「生態学」に出会い、鞍替えしました。そこから勉強を始め、とても楽しく勉強しています。やりたいことを探しに行くことは大切ですが、無理やり作るべきではありません。入学後にまだ専門にしたい分野が決まっていない人でも、講義をきちんと受ければ一つは見つかると思います。ぜひ、サークルも勉強も、バランスよく、大学生活を目一杯楽しんでください。

総合数理学部 現象数理学科
宮川 優太
2020年度卒業生
総合数理学部の魅力

 総合数理学部では最先端の技術について学ぶことができ、さらに体験できるところに魅力があります。その魅力を最も感じられるのが先端メディア学科です。その例として、バーチャル授業があります。これは先生が教室におらず自分の研究室にいて、画面に映し出されたバーチャルのキャラクターが先生の動きと連動して授業をするというものです。友人の話によると、とても新鮮な感覚で自然に話を聞いてしまうようです。ネットワークデザイン学科では、フィールドスタディという授業があります。簡単に言うと、社会科見学で様々な企業を訪問でき、単位が取れます。就職について早くから考える機会を与えてくれるという点で魅力があります。当然、情報ネットワーク等に関する授業が充実しています。私は現象数理学科に所属していますが、データ分析を学べるところに魅力があります。私は明八野球部でマネージャーをしていて、データから見る野球というものにとても興味を持ちました。大学でさらに詳しく学びたいと思っていたのでとても楽しいです。また数学の教員免許を取得できるので私はこの学科に満足しています!
総合数理学部とてもオススメです! ぜひ検討してみてください!

教員免許取得を考えている人へ

 まず学科によって取得できる教員免許の科目が異なるということを知っておく必要があります。例えば、現象数理学科では中高数学のみ、先端メディアサイエンス学科とネットワークデザイン学科では情報のみの教員免許状を取得できます。総合数理学部ならどの学科でも数学の免許が取れると思っていたのに…などということにならないよう注意するべきです。他の学部についても同様のことが言えるので、教員志望の人は、まず自分の取得したい免許が取れる学科を調べることが最優先で、その中から興味のある学科を選択する必要があります。
また、教職課程の履修者は教員志望の人が大半ではなく、むしろ資格として持っておきたいという人の方が多いです。そのため強い教員志望がなくとも、将来の選択肢として教職課程を取ることもおすすめします。2年生からでも取れますが、授業の数がとても多くなってしまうので判断は入学前にしておくべきです!

中野キャンパス周辺の魅力

 それぞれのキャンパスに魅力があると思いますが、その中で中野キャンパス周辺のここだけは負けないという点は、飲食店の数が圧倒的に多いことです。改札を出てすぐのところから中野サンモールというアーケードがあり飲食店が並んでいます。洋食、中華、イタリアン、寿司、ラーメンなど何でもあります! 大学から10分弱なので昼休みに食べに行けます。大学の授業は空きコマがあったりするので、そんな時は少し遠くまで歩いてご飯を食べに行きます。
また、再開発の工事をしていて、中野の街はどんどんきれいになっていくようです。魅力たっぷりの中野の街になること間違いなしです! 緑溢れる明八もステキですが、明八での学校生活からは考えられないような授業前後の楽しみもいっぱい見つけられると思います!

情報コミュニケーション学部 情報コミュニケーション学科
安斎 優
2020年度卒業生
卒業生の私から、皆さんにお伝えしたいこと

卒業生の私から、皆さんにお伝えしたいことは2つあります。
 1つ目は、好きなことを見つけて続けてほしいということです。
私は、中学・高校と吹奏楽部に所属していました。大学3年生になった今は、まったく新しい部活に所属していますが、それでも6年間続けた音楽は大好きです。今所属している部活は、小さいころから大好きな海に関わる部活です。どちらも自分の“好き”なことから始めた活動ですが、たくさんの経験と仲間という宝物ができました。どんな小さなことでもいいと思います。自分の“好き”は、いつか必ず大きな武器になると思います。自分が“好き”なことは何かを1度見つめ直し、それに従って自分の進路を決めてみてください。
 2つ目は、“軸”を決めることです。先ほどお話した“好き”なことと少し関係しているかもしれません。皆さんは将来やりたいこと、行ってみたい学部、そこで学びたいことが沢山あるかと思います。では、その中に“軸”はありますか。私が情報コミュニケーション学部に決めた理由は、ジェンダー学を学びたいという理由でした。その“軸”のもと、大学では様々な視点から学びを深めることができたと考えています。しかし、やりたいこと・学びたいことの“軸”がない人は、ただ楽な授業をとって何となく大学生活を送っているように見えます。もちろん、それが悪いとは一概に言えませんが授業をとるなら自分の“好きなこと=軸”を明確にすると、きっともっと楽しいと思います。
 学生生活とは短いものです。今しかできないことや、今だからできることをめいっぱいしてください。そして、自分の“好き”を大切に生活してみてください。
楽しい明治ライフになることを願っています!

文学部 心理社会学科 現代社会学専攻
伊東 香純
2020年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 文学部は14の専攻に分けられていて、他の学部とは異なり浅く広く学ぶのではなく自分の専攻分野を深く学ぶことができる学部です。文学部は専攻に特化した必修授業があるため、自分の興味のある専攻を選択することを強くおすすめします。しかし必修授業以外では自分の興味のある授業を選択することができるため、自分の専攻だけでなく、他の専攻の授業も受けることができます。実際に私も臨床心理学専攻や日本史学専攻の授業を受けていました。専攻の垣根を越えて様々な授業を受けることができるのも文学部の魅力の一つです。また高校では習わない専門性の高い授業や今まで触れてこなかった分野の専攻に抵抗を感じている人がいると思いますが、その点に関しては何の問題もありません。文学部では全ての専攻で共通して「基礎」を大切にしています。1、2年生の時に基礎演習などで自分の専攻分野の基礎を2年間かけて学び、3、4年生になってから専門的で実用的なことを学びます。そのため何も知識がない状況で入学しても自分だけ取り残されるということはありませんので安心してください。
文学部は他の学部よりテストが少なく、レポートの量も多いわけではないので、授業にさぼらずに出席をして真面目に授業を受けることができればほぼ確実に単位を取ることができます。「提出期限を守る」を明八の3年間で身につけた皆さんなら、レポートの提出期日を過ぎてしまって単位を落とすという心配はないと思います。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

①大学生活
 高校では同じ成績の人や似たような環境で育った人が多くいたと思いますが、大学は育った場所や環境、頭の良さもそれぞれで、高校とは全く違う人たちが集まる場所であるため、自分の知らない世界を見ることができ、とても面白いです。また大学は校則がありません。そのため法律に反しない限りほとんど何をやっても良いと言っても過言ではないです。そして高校のように手取り足取り丁寧に指導してもらえることもありません。成績が悪くても、授業をさぼってもそれを注意してくれる先生はいません。大学は自由であり、全てが自分次第です。「自分で探し、自分で見つけ、自分で学ぶ」ということの大切さを実感しました。
②学習の面白さ
 現代社会学専攻は名前の通り現代の社会問題について学ぶ専攻です。社会問題と一言で言っても世の中には沢山の社会問題があります。いじめ・環境問題・障害学・異文化問題・ジェンダー・貧困など人が関わる問題は全てが社会問題です。これらの社会問題はなぜ発生したのか、どのような影響を私たちと社会に及ぼすのかといった「問い」に答えを導き出すための研究を行っています。自分が研究したいテーマは自由に決めて良いため、自分の興味のある社会問題をとことん追究でき、発表やグループディスカッションを通して他の人の意見や自分とは異なった視点の考えを知ることができ、とても楽しいです。他の人が研究しているテーマについても議論することで自分の知らなかった社会問題にも触れることができる面白さもあります。また現代社会学専攻ではフィールドワークを通して実際に社会問題が起きている現場に行き、そこで暮らしている人に話しを聞いて、現場を目で見て肌で感じるという活動もこの専攻ならではの楽しさです。
③苦労したこと
 学習面でこれといった苦労はあまり経験しませんでした。現代社会学専攻は事前に勉強をする必要は特にないため、何かの知識を持って入学しておけばよかったなどは感じませんでした。ただ一つ苦労したことを挙げると、私は語彙力や文章を上手く書く能力がなかったため、レポートや発表をする際に自分の伝えたい事を言語化できずに伝えきれなかったことがありました。そのためもっと本を読んで語彙力や文章を書く能力を培っておけばよかったと後悔しています。

どんなことに取り組んでいる、あるいは取り組んできたか

①高校在学時
 私は高校時代バスケ部に所属しており、毎日の練習で疲れてしまい朝小テストや定期テストの勉強しかしていませんでした。ですが部活を引退した3年生になってから勉強する時間が増え、定期テストの勉強だけでなく資格の勉強をするようになりました。実際に漢検2級とニュース検定2級を3年生の時に取得しました。資格は自分の知識が増えるだけでなく、就職活動をする際にも自分の武器になるものなので、時間に余裕ができる3年生のうちに色々な資格に挑戦することをおすすめします。
②大学進学後
 大学は全てが自分次第であるため、自分で考えて行動しなくては何も成長しません。誰かに勧められて何かをやるのではなく自ら進んで行動することで自分の可能性を広げるチャンスにもなります。私は自分から積極的に前に立つ性格ではなかったのですが、大学でサークルの部長を務めました。大変なことは沢山ありましたが、自分が成長できた貴重な経験になりました。勉強面に関しても自分の学びたいことを積極的に色々と学んでいます。去年簿記3級を独学で取得し、現在は簿記2級とITパスポートという国家資格の取得に向けて勉強しています。

卒業後のビジョン、進路について

 大学卒業後は就職を考えています。高校の時は子どもを助けることができる仕事に就きたいと考えていましたが、大学に入学して色々なことを経験していく中で高校時代に自分が思い描いていた将来とは違う形になりますが、「人々を支えることができる仕事」に就きたいと思っています。そのために現在は様々な企業のインターンシップを通して自分のやりたいことが実現できる企業を探しています。

後輩へのメッセージ

 まだ将来やりたいことが見つかっていない、将来自分が何をやりたいか決まっていないから行きたい学部がわからないという方は沢山いると思います。今、無理に自分の将来を見つける必要はありません。自分の将来について考える時間は大学で沢山あります。むしろ今自分の将来を決めつけてしまうと、大学に入って自分の視野を狭めてしまう可能性もあります。だから高校生の皆さんは将来何がやりたいか、ではなく大学で何を学びたいかを考えてみてください。そして一つ一つの学部学科専攻について詳しく調べてみてください。一見自分の興味のない学部学科だとしても、調べていくうちに自分のやりたいことや興味のあることが学べる学部学科が見つかるかもしれません。
 そして大学に入学したら自分のやりたいことに全力で挑戦してください。大学生になったら今とは比べものにならない程時間があります。アルバイトや部活、サークル活動、ゼミ、資格取得など自分がやりたいと思うことを全てやってみてください。皆さんが思うより大学の4年間はあっという間です。自由な時間が沢山ある大学生だからこそ、大学4年間をただ遊ぶ時間にするのではなく色々なことに挑戦して価値のある時間にしてもらいたいと思っています。
 最後になりますが、高校生の時の思い出は一生の宝物になります。学校の規則を破らない程度にはしゃいで、沢山遊んで、高校生活の思い出を沢山つくってください。皆さんの残りの高校生活とこれからの大学生活が素敵なものになりますよう心から願っています。

国際日本学部 国際日本学科
下山田 新菜
2020年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 実際に入学してみて感じたことは、まず明治大学は留学制度が大変充実しているということです。私は大学2年時にアメリカへ1年間の交換留学に行きましたが、留学プログラムや協定校の数が多いだけでなく、事務室の方のサポートが手厚いのを実感しました。質問するといつも丁寧に教えてくれてありがたかったです。また国際日本学部からの留学にフォーカスして言うと、主に3点あります。①留学に必要な英語力を自然と習得できる、②留学を一緒に目指せる仲間がたくさんいる、③留学先で取得した単位換算手続きが柔軟である、ということです。特に英語力に関しては、国日で一年時の英語漬けの毎日で、英語力が自然と上がります。協定留学の学内選考に出願する際、英語力が高いほど応募できる幅が広がるので、結果的に留学のチャンスは増えると思います。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

① 学習の面白さについて
 国際日本学部は授業が本当に面白いです! グループワークやディスカッションをして意見を交換するような「参加型」授業が多いため、ただ聞いているだけで眠くなるようなことがありません。実際に周りの友達が「この授業面白いよ!」とおすすめしてくれたりもします。また自分独自の『掛け算』で学べる点も特徴です。例えば私はゼミで「広告×統計」という掛け算で、広告理論をプログラミングソフトRを用いて実証する、という研究をしています。文系学部でまさかプログラミングソフトを使うことになるとは思いもしなかったので驚きましたが、それだけ可能な研究領域の幅が広く、かつ自分次第でかなり深く学ぶこともできます。ワクワクするような学びで溢れていて、好奇心旺盛な人にはぴったりな学部だと思います!
②苦労したことについて
 毎週のレポート、グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーション、英語でのエッセイ作成、ミニテストなど毎日やることが多く、正直忙しいです。特に英語で行われる授業は予習としてリーディングを課されることもあり、授業についていくための準備が少し大変です。しかしそれだけ大きなやりがいがありますし、自信もつきます。またアメリカに留学した際も、国日の忙しさに慣れていたので、そこまでショックがありませんでした(笑)。少人数のクラスが多いため、教授やクラスメイトとの距離が近くて楽しく、こだわるほど良い結果が返ってくるので頑張れます! なんでも意外と慣れるものなので、忙しさに関してはそこまで心配しなくて大丈夫だと思います。

どんなことに取り組んでいる、あるいは取り組んできたか

 大学入学後は「興味を持ったものに何でも挑戦する!」を目標にしていました。学生団体に入ったり、子ども向け英会話のキャストとしてのインターンや留学生の日本語授業のサポーター、明治大学博物館の広報アンバサダー、他国の大学生との意見交換会、留学生との交流イベントの企画などなど、本当にたくさんの挑戦をすることができました。もともと大の心配性で、挑戦することが怖かった私でしたが、こうして色々なことにチャレンジできたのは「大学」という多様性に溢れた環境、そしていつも刺激をくれる友達のおかげです。留学先でもその「チャレンジ精神」を忘れず、「日本語会話クラブ」の幹部の一人を務める機会をいただき活動していました。日本に関心があったり、ルーツのある学生に対して楽しんでもらえる企画や他大学とのコラボイベントで運動会をやってみたりしました。「挑戦」は人を本当に成長させてくれるものだと思います。ちょっと失敗することがあっても、その失敗すら「経験」となり、自身を成長させてくれます。皆さんにもぜひ、大学で「ワクワク」を追い求めて、何でも思いっきり飛び込んでみてほしいです!

卒業後のビジョン、進路について

「ビジネスの力で社会問題を解決する」を自分の軸として、現在、就職活動を行っています。当初は、1年間の交換留学を通し海外で学ぶことへの意欲が一層高まり、海外の大学院への進学も視野に入れていました。色々と悩んだ結果、将来的に海外の大学院で勉強する前に、まずは企業での実務経験を積むことで、自分が専門的に習得すべき知識やスキルは何かを具体化したいと考えるようになりました。就活に関しては、キャリアセンターで相談ができたり、イベントやセミナーが豊富にあったりと、サポートが充実していると感じます。

後輩へのメッセージ

 様々な意見があるとは思いますが、皆さんには、大学はやっぱり「勉強する場所」だということを忘れないでほしいです。もう勉強は嫌だと思うかもしれません。大学では解放されてたくさん遊びたいと思うかもしれません。自分の人生なので楽しむことは絶対に必要です。ですが、勉強だって意外と楽しいです。嘘のようですが、私も大学での勉強がここまで面白くなるとは思ってもいませんでした。面白がって勉強していたら、結果人生がちょっと豊かになったなと感じます。楽しくなさそうな勉強を楽しくするには、やはり工夫が必要です。その工夫の一つが学部選びではないでしょうか。学部選びに悩んでいる人はぜひ、「自分がその学部で楽しく勉強できるか」を想像してみてほしいです。どんなに難しくても楽しかったら頑張りたくなるし、その勉強から繋がる将来が見えてきたら、もっと楽しくなるはずです。アメリカの大学生はよく、”Play hard, Study hard”と言います。「よく遊び、よく学ぶ」という意味です。せっかく大学に行ける皆さんもぜひ、たくさん遊びながら、誰にも負けないくらい楽しい学びを大学で体感してみてください! 応援しています!

商学部 商学科
赤間 千穂
2020年度卒業生
商学部とは

 商学部は流通、交通、貿易、金融、保険、会計など経済的事業体による商業行為の実際とその理論を学ぶことを目的とした学部です。明治大学商学部は実は日本の私立大学初の商学部として創設されています。そして120年近く続く伝統のある学部です

コースについて

 次にコースについてです。先ほどお話しした通り商学部と一口に行っても、その範囲は広く多様な分野から構成されています。7つのコースが設けられていることで自分が興味がある分野について深く学ぶことができます。
しかし、まだ大学に入学した当初は自分がどの分野に関心があるのか明確な方はほとんどいないかと思います。そこで、明治大学商学部では大学入学時には分野を絞らず、1.2年次に基礎をしっかり学んだ後、3年次のコース選択で深く研究したい分野を選択することができます。ただ、コースを選択した後も、選択したコース以外の授業も受けることは可能です。

ゼミナールについて

 次はゼミナールについてです。商学部で2年次からゼミナールが始まります。商学部の特色として、ダブルコアが取り入れられていることが挙げられます。ダブルコアが取り入れられているのは明治大学では商学部のみです。ダブルコアとは商学部の専門知識を学べる「商学専門演習」と、一般的な教養を深める「総合学際演習」のふたつのゼミナールを同時に履修できる制度を指します。私は資格試験の勉強で忙しかったため、商学学際演習のみ履修していましたが、ダブルコアをしていた友人はふたつのゼミを履修することで、多角的なスキルを身に着けることができ、就活の際にも役立つと話していました。

特別テーマ実践科目について

 また、商学部には特別テーマ実践科目という科目があります。私も大学2年次に特別テーマ実践科目を1科目履修していたので、その時の活動について簡単に紹介します。
わたしが受講していた科目では、地域商店街と明大生の相互コミュニケーションの促進を目的とし、実際の店舗経営の基礎を学び実践します。
具体的には、和泉キャンパスにおいて、明大前駅近くの商店街の商品の出張店舗販売を行いました。出張販売といっても、ただ明大前の商店街の商品を売るだけではありません。事前に商店街の店舗に行き、調査をすることでどんな方法で商品を売れば良いか考えました。また仕入数の管理、店舗の設営、SNS等での広告も学生で行います。
マーケティングの基本である4Pの手法(product製品、price価格、Promotionプロモーション、place流通)を実際に用いて店舗経営を行い、座学で学んだ内容を実践することができ、マーケティングに対する理解がさらに深まりました。経営の難しさも感じましたが、それ以上にやりがいのあるプログラムで、受講して良かったと感じています。

商学部を選んだ理由

 私が商学部を選んだ理由は主に3点あります。まず第1に、高校の時から公認会計士の資格取得を目指していたことが挙げられます。例年、商学部から最も多くの会計士試験合格者が輩出されています。商学部に入ったことで、同じ学部で受験仲間を多く作ることができ、モチベーションの向上にも繋がりました。良い環境で学習ができ合格につながったと思っています。
2つ目は商学部が歴史ある学部だということです。120年の歴史を誇り、実は私立初の商学部です。歴史があるということは、数多くの研究成果が蓄積されており、幅広い学びの機会があると言えます。
3つ目は先ほども説明した通り、コースが豊富であることです。7つのコースが設けられていることで、1.2年次で興味が湧いた分野を深く学ぶことができます。私はアカウンティングコースを選択しており、会計についての知識を深く学べていると感じています。

後輩へメッセージ

 大学生活4年間は、人生で最も自由に時間を使えます。やりたいことになんでもチャレンジしてみてください!

経営学部 公共経営学科
三浦 桃花
2020年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 明治大学経営学部は1953年に私立大学では日本最初の経営学部として発足されました。非常に歴史ある学部で大きな特徴の一つになります。また「グローバル経営人材」と「価値創造人材」を輩出することが経営学部の目標であり、英語にも力を入れている学部になります。私が3年で履修しているBusiness Englishという科目では英語だけでなく、英語を使いながらアメリカのビジネスについても学べるので、高校時代まではなかった授業形態で非常に面白く感じています。
 また経営学部は経営学科、会計学科、公共経営学科の3つの学科があり、私は公共経営学科に所属しています。公共経営学科では教育、医療・福祉の非営利組織、電気・ガス・水道といった公益事業、スポーツ組織のような公共組織のマネジメントを担う専門人材の輩出を目的としています。授業では国や自治体等の行政組織などの公共サービス、NPOや社会的企業などの非営利・ソーシャルビジネス,地域開発・観光・国際開発、スポーツ・ウエルネスマネジメントという4つに方向を定め、カリキュラムを設けています。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

 大学では時間割を自分で作成します。またアルバイトを始める人も多いでしょう。忙しい大学生活では自分のスケジュール管理が非常に重要になっていきます。私の場合はスポーツに関する授業を必ず履修しています。自分の将来に向けて学びたいことを自分で決めて選択できるのは大学の大きなメリットであると思います。興味があることを自ら学びに行くと自然と理解も深まるし、より知ろうとするので楽しんで授業を受けることができます。
 苦労したこととしては、特に強く感じたことはありませんが、強いてあげるなら、1年生の時に新型コロナウイルス拡大により、半分がオンライン授業だったことです。個人的には対面授業のほうが集中できるので、オンラインだと何となくやり切れなかったと感じたところがありました。仕方のないことではありましたが、充実した学びにはなりませんでした。またオンライン特有の電波状況によるトラブルも発生することがあるので、学習環境面といった点でも苦労しました。

どんなことに取り組んでいる、あるいは取り組んできたか

 私は東京六大学野球ゼミナールというところに属しております。このゼミナールは東京六大学各校に在籍している大学生を対象に、東京六大学野球連盟が主催となって開講していて、「野球などスポーツの現場での体験を通じてスポーツやスポーツビジネスを学びたい」と考えている野球部外の学生に対して、「東京六大学野球活性化策の企画・実践」をメイン
テーマとして、そのために求められる知識と体験を東京六大学野球の関係者による講義、並びに、神宮球場での現場実習を通して学んでいます。2023年春季リーグに「神宮球場を友達と行きやすい場に、誘いやすい場に」することを目的とした大学生対象のフェスを開催しました。試合終了後に熱気が残る神宮球場のグラウンドに入ることができ、またその参加者には東京六大学野球史上初のオリジナルユニフォームの配布をし、着用してもらうという内容で楽しんでもらいました。このフェスのスポンサーになってくださった企業様があり、交渉や準備、打ち合わせなども経験することができました。イベントひとつ実施するまでに多くの時間と多くの方のご協力が必要であることを学びました。大学生でこのような学びができたことは非常に光栄なことだと感じております。

卒業後のビジョン、進路について

 私は将来、プロ野球の球団職員になりたいのでスポーツビジネスに強い経営学部公共経営学科を選択しました。私は大の野球好きから高校でも野球部のマネージャーになって、そこでいろいろ経験させていただくうちに野球の魅力を改めて感じ、高校2年生くらいには野球に関わる仕事したいと決めていました。自分が野球の魅力を感じたように今度は自分が伝えていく人になりたいと思いました。そのためにも学部学科選択はもちろんですが、東京六大学野球ゼミナールに所属して活動したり、球場のアルバイトをしたりと何か将来につながることがあればと思いながら、日々学んでいます。

後輩へのメッセージ

 経営学部はレポートや課題が多いと言われますが、個々のとった授業によるので気にする必要はありません。それよりも課題の量で左右されるような安易な理由で学部を選ぶと後悔することになると思います。結局は自分がなにをやりたいか、自分が将来どんな仕事をしていたいかだと思うので、高校生の今の段階から何となく漠然とでいいので将来の自分を想像することをおすすめします。私個人の考えとして、「大学4年間あるからそこでやりたいこと見つける」ということをよく耳にしますが、意外と時間はなく、あっという間に過ぎていきます。「とりあえず○○学部で」というより「何をしたいから、何に興味があるから○○学部に入った」という方が後々自分を助けることになり、やり切れると思います。なかなか難しいことかもしれませんが、私は将来のなりたい自分を高校生の進路選択の段階で想像した結果、今がとても楽しく、充実した日々を送れています。
もし参考になる部分がありましたら、ぜひ「自分を想像する」ということを意識して頑張ってみてください。

政治経済学部 地域行政学科
吉井 大空
2020年度卒業生
換算点は最後努力次第

 まず始めに換算点は最後努力次第で上がるということをお伝えします。
・最後の試験を残して7.2であった彼は担任の先生に0.2-0.3しか上がらないため諦めるように言われました。
・しかし、7.8になって7.24の僕を上回りました。
・私の代は7.8あれば国日以外はどこにでもいけました。
・そのため、彼を大きく下回る私でも政経に行くことができました。
⇒それを知ると彼はショックを受けていました。
⇒皆さんは今どんな成績であれ、行きたい学部を1番上に書きましょう。先生に何を言われても書くだけでも書かせてくださいと自分を信じましょう。先生は良い意味で現実を見せてくれたのかもしれませんが、ここでハードルを下げると自分が1番後悔します。
また、その彼は法学部には卒論がないからと法学部へ進学しました。
→しかし、どの学部でもゼミがなければ原則卒論はない。
⇒卒論なしは法学部の特権じゃない。

 大学は、個性を磨く場です。「周りと一緒だから大丈夫…」「今までこれでやってきたから…」という考えを捨ててリスクを恐れずにチャレンジしましょう。減点を回避するだけでは就職活動など社会に出てから勝てません!
平均収入や平均初婚年齢など、今後自分と平均を比較してしまうことがあると思います。しかし、高校の校舎で「うわ、平均だー、平均が歩いてきたぞー」と見たり聞いたりしたことがあるでしょうか? そんな生徒さんがいたら、親密にしていただいている教授に連絡して心の病を取り除く手助けをしてあげます。そのような見たこともない実体のないものと比べて一喜一憂する必要はありますか? 実体がない平均なんてものに対して、あなたは、この世の中にたった1人しかいない、かけがえのない存在なのです。君の人生は、君が全てです。平均と比較するような馬鹿なことやめちまいましょう。私は平均から脱却するためには、立ち止まる勇気を持つことが大切だと思います。立ち止まって遠回りすることも結果的にあなたのためになってくれるはずです。この文章が皆さんの糧となれば幸いです。今後のご活躍をお祈りいたします。

法学部 法律学科
藤本 麻衣
2020年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 大学は、これまでの中学校や高校とは大きく違った場所です。そのため、大学進学をすることについて不安に思う人、反対に楽しみにしている人もいるでしょう。大学が中学高校とどのような違いがあるのか、またその中で法学部にはどんな特徴があるのかについてお伝えできればと思います。
①大学について
 大学に進学して、これまでと一番異なると感じた点は、主体性が必要であることです。高校のように決まった授業を受けて、クラスで行動するわけではありません。授業は自分で選択しなければならず、興味のあることは情報を自分から探す必要があります。例えば、サークルを探すときも、どのような活動内容のサークルがあるのか、活動頻度や活動場所、どんな雰囲気なのか自分で情報を集めます。留学や学生団体等で行う課外活動も同様です。
②法学部について
 法学部に入学してみて感じた、ⅰ基礎の大切さ とⅱ法律科目以外の学習 の2点をお伝えします。
 ⅰ 学部名通り、法律を中心に学びます。特に1.2年生では、社会の基礎となる憲法、民法、刑法の三法と呼ばれる法律を学習します。法律の学習は、専門的な用語が使われていて、考え方がこれまでと異なるため、最初は難しいと感じるでしょう。しかし、三法を学ぶことで法律の学習の仕方を習得し、法律を扱う上で必要な論理的思考力を養うことができるため、この三法の学習は法学部の学習においてとても重要です。3,4年生ではさらに専門性の高い法律を学びますが、基礎をいかに学んだかがより深い理解に繋がります。
 ⅱ ただ、法律の学習だけをするというわけではなりません。教養において必要である基礎科目や、興味のある科目、語学の科目も取ることができます。自由選択科目が設置されており、他学部の講義を履修することも可能です。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

①面白い点
 大学生活には主体性が必要であると前述しましたが、何事も自分で決定しなければいけない反面、自由ということでもあります。自分の興味があること、高校時代にはできなかった新しい挑戦ができます。
 学習面においては、法律の学習が身近に感じる瞬間に面白さがあります。法律は堅苦しいと思われやすいです。確かに、法律の学習は座学がほとんどで実習のような講義はありません。しかし、法律は社会で生活する上で必ず関わってくるもので、将来必ず役に立つでしょう。学習が進み、事例問題などで、実際の生活で起こる様々な問題を法律でどのように解決できるかを考えるときには、法律がより身近に感じ、より学びたいと感じることができます。
②苦労した点
 自由である分、自分の行動に責任を持たなければいけません。特に学習では、高校のときのように成績が悪いから補習ということはなく、成績が悪ければ単位を取得できず、卒業や進級に関わります。そのため、学習を自分で管理しなければいけない点、また、テスト形式が高校までとは違う点に苦労しました。これまでのテスト勉強では、プリントの空欄を暗記するなど反復学習が中心でしたが、大学の試験は暗記をするのではなく、その結論になる理由や根拠等の流れ「理解する」ことがとても重要です。

どんなことに取り組んでいる、あるいは取り組んできたか

 高校生のときは、部活動に打ち込んでいました。3年間1つのことに時間をかけ、取り組んだことは、自分が変わるきっかけになり、現在の考え方を形成する大切な経験です。高校生のときも、大学入学後も基本的に学校の学習は怠らないようにしていました。学校の学習ができていれば、安心して部活動や課外活動にも取り組めるからです。
 大学入学後は、ずっとやりたいと思っていた音楽をサークル活動で始め、また地域での取り組みに興味を持っていたため、学生プロジェクトに参加し特定の地域の魅力を発信する活動に参加しました。何度も言っているように、大学生には自主性が必要なため、サークルや学生団体は同じことに同じくらい興味を持って活動している人が集まります。その中での活動は、周囲から刺激を貰うことができ、自分の成長にもつながると感じます。

卒業後のビジョン、進路について

 高校生のときから、漠然と公務員という仕事に興味があったため、法学部に進学しました。公務員試験は法律の科目が出題されており、学習を進めやすい点、それに伴い法学部は、他学部より公務系への就職率が高いという特徴があったため、進学を決めました。そのため、現在は民間企業への就職活動と同時に、公務員試験の学習を始めています。どんな職業に就いても、高校時代の部活動の経験、大学時代のサークル活動、課外活動経験を活かして働くことを大切にしたいと考えています。
 もちろん、公務員志望者の他にも法学部には司法試験を受け、法曹の道へ進む人などがいますが、一番多いのは一般企業に就職する人です。

後輩へのメッセージ

 周囲に流されないこと、これは意外と大切なことです。興味を持ったことに関しては、たとえ1人でも、不安なことがあっても、ためらわず挑戦してみてください。例えば、法学部は私が明八在学中には「地獄の法」と呼ばれ、「厳しい学部だ」と言われていました。しかし、私は法学部に興味があり進学し、実際に法学部の学習スタイルは自分に合っていたなと思います。自由だからこそ、自分で決定することが大切です。
 私たちは高校3年生の時から新型コロナウイルスの影響で、多くの行動を制限されました。みなさんも今まで制限されてきたことがたくさんあると思います。これから先、高校生にしかできない経験、そして大学へ進学したら大学生にしかできない経験をたくさん積んでください。学業以外の経験からしか得られない学び、楽しさを味わえます。
大学生活もとても楽しいですが、今高校生活を振り返ると、クラスみんなで授業を受けたり、ご飯を食べたり、部活をしたり、行事に取り組んだりという時間がとても貴重な時間だったなと思います。もちろん学業も大切ですが、学校生活すべての時間を大切に過ごしてください。

理工部 建築学科
栗原由茉
2019年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

理工学部について、①それぞれの専門性を高めることができること②1,2年時の混合クラスで視野が広がること、の2点についてご説明したいと思います。
①について
理工学部は8つの学科からなります。1年生の基礎教養から始まり学年が上がるにつれ、段々といろいろなことを学ぶことができます。特に理工学部では、実験を主とする学科、プログラミングなどの実習を主とする学科、私たち建築学科のような図面を引くことを主とする学科に分かれます。理工学部という1つの学部ではありますが、行っていることは様々で、それゆえに専門性の高い講義を1年生から受けられます。そのため、理工学部を検討している方は1つ1つの学科がどのようなことを主として学習しているのかを調べることが必要だと考えます。
②について
 理工学部には混合クラスというものが存在します。これは、学科内で組まれるクラスとは別に、理工学部全体で編成されるクラスのことです。混合クラスでは、1年生の体育、実験と、1,2年生の英語、第二外国語の講義を受けます。1クラスが40人ほどのクラスで、多くの学科との交流が生まれるために、他の学科での学びを知る機会になり、また、意見交換ができる機会になります。また、混合クラス内での同じ学科の人も少ないため、その人たちで仲良くなれます。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

① 建築学科の学習の面白さについて
建築学科の学習の面白さはグループワークを通して設計を行うことです。設計は実際に手書きで図面を書くところからしっかりレクチャーしていただき、基礎を学んだあとで1年生の秋学期から本格的に設計に移ります。設計では約25人の班に分かれます。毎週自分の考えてきた図面を担当の先生や、同じ班の学生から評価してもらい、翌週に繋げます。各学期で二回、約一か月半かけて一つの作品をつくります。
グループワークでは、班の中では学生同士で互いの作品を見て、アイデアを共有し、自分の作品について評価してもらいながらつくりあげます。自分1人の考えでは凝りかたまってしまいがちですが、意見を共有することで自分の作品のヒントになり、また、評価されることで改善案を考えることができます。他学科では体験できないグループワークが多くあるので、より自分の考えを深めたり、意見を共有する力が養えたりします。
②苦労したことについて
建築学科は大変とよく言われますが、実際も大変なことが多いです。設計では、図面を手書きで書いたり、ソフトを使って図面をつくったりする面白さもありますが、それよりも大切なことは自分の考えをアウトプットすることです。建物をつくるということはただ自分のつくりたいものをつくるのではなく、土地、人に対する快適性や利便性など、様々なことを一緒に考慮しなければなりません。担当の先生や学生と話し合ったことをインプットしてそこから自分の考えとしてアウトプットすることも必要です。そのため、自分の考えをしっかりと持って、どのような意図があるのか、なぜこのような形にしたのかなど、明確に自分の意見を持っている必要があります。
また、設計以外にも構造の講義で強い橋を作製するなどの課題が出されることもあります。全て設計と同時並行で進めていかないといけないため、計画性が大切です。さらに、最終的には設計案を発表用に数枚の紙にまとめ、模型も一緒に作製しなくてはなりません。その週はすべてその作製に時間をかけるため、他のことには手が付けられなくなってしまいます。各学期の二つ目の作品はテストの前の週まで行うため、テスト勉強もかなり大変になってしまいます。
しかしこれだけを見ると大変なことばかりだと考えてしまうと思いますが、それらを全て乗り越えた先には高校時代には味わえなかったような大きな達成感が待っています。また、先ほども述べたように、グループワークで作製を進めていくため、学生同士で達成感を共有することもできます。このようなことがあるからこそ、大変なことも乗り越えていけるのだと感じます。

どんなことに取り組んでいる、あるいは取り組んできたか

①高校在学時
高校在学中は、自分の行きたい学科に行けるように、まずは定期テストの結果を上げることから始めました。テストは、二週間前から計画的に進めることを推奨します。私は計画表をつくることはせず、毎回その日に自分の好きな科目や、できそうな科目から始めると集中できます。そこからは、その時々でどの科目の振り返りや、対策が足りないか考えて、勉強していきました。また、特に苦手な科目は、毎回の授業で復習をすれば必ず結果に出ます。1日10分でも、次の日の用意をする隙間の時間でも教科書を開いて見るなど、小さな積み重ねが結果に繋がります。
②進学後全員に当てはまること
大学は自分から挑戦することが大切です。サークルも、部活動も、アルバイトも、自分から挑戦しなければどのチャンスも逃してしまいます。また、学習に対しても大きな挑戦だと考えています。皆がこの講義をとっているからという理由でとることはもったいないと思います。挑戦するからこそ、集団で行動していたときには発揮できなかった自分の一面を知ることができる機会にもなると思います。また、新たに興味が出てくるものがあるかもしれません。実際、私は前に立つほうではなかったのですが、きっかけをいただいてサークルの幹部に指名していただいて、そこから自分自身の積極性を知りました。このように、何か一歩踏み出してみることが大切です。
③資格試験を志す方へ向けて
明治大学の建築学科は、条件を満たせば、一級建築士・二級建築士の試験を受ける資格が得られます。実際、就職活動の際に取得していれば有利になることは間違いありません。また、設計の仕事をする企業であると、絶対条件ではありませんが、就職後に資格を取得するための補助が付く場合もあります。

卒業後のビジョン、進路について

 建築学科では、意匠系、構造系、設備系に分かれて研究室が設置されています。大学3年時の10月に最終決定し、それによって将来のビジョンが見えてくるため、現在はまだ決定しておりません。
 しかし、建築学科では約半数の学生が就職するため、どちらになっても良いように、就職に向けてのインターンシップには行っています。
 一般的に、建築学科の中でも大手のゼネコンに行く人は、大学院を卒業している人が主です。そのため、そのようなゼネコンに行きたい人は大学院に進むことをお勧めします。また、ハウスメーカーや、ゼネコンでも構造系、設備系を希望する学生は、学部卒で就職することができます。

後輩へのメッセージ

 大学の4年間は今後を大きく左右するものになります。実際、理系が大変であることは事実です。しかし、私は、自分のやりたいことができている現状や、上で書いたように、課題を終えたときの達成感は他の学部・学科では味わえないものだったと感じております。そのため、みなさんには大変そうだからという理由で理系の学部に進むことを諦めてほしくありません。
また、全学部共通のこととして、自分次第で大学生活が充実するかが変わるということです。この学部に行ったから楽という考えではなく、どこに行っても向上心を持って勉学に励んでほしいと感じております。
みなさんには、大学にどのような楽しいことが待っているのだろうというワクワク感を持って大学に入学してほしいです。

農学部 農学科
松井思人
2019年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 農学部について、1番お伝えしたいことは学科の名前だけを見て進路を決めて欲しくないということです。
農学部では4つの学科がありますが、多くの人は農学科=農業専門の学科、生命科学科=動物専門の学科といったように名前に沿ったイメージがあると思いますが、これは半分正解で半分不正解です。
例えば、私が進学した農学科では名前通り、農業や作物を中心とした授業も多いです。しかし、動物系の授業や化学系の授業など、一見他学科でやっているような授業も多くあります。動物のこの研究がしたくて生命科学科に入学したけど、実際にその研究をやっていたのは農学科の教授だった!なんて例もあります。
農学部では3年生になると、研究室に入ることになります。農学部進学を考えている人はこの研究室を調べてみることをお勧めします。実際に調べてみて興味のある研究室があれば、その研究室のある学科の進学を目指しましょう。動物科学、作物生産、ランドスケープなど研究室の種類は幅広いです。生物や化学が好きな人、農学部の進学を考えている人はきっと興味のある研究室が見つかるんじゃないかなと思います。
是非、「明治大学農学部 研究室」で調べてみて下さい。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

①農学部の学習の面白さについて
農学部では必修科目(絶対に受けないといけない授業)がほとんどなく、そのかわり選択必修科目(指定された授業の中から一定数受けないといけない授業)が多くあります。
選択必修科目の中には動物分野、植物分野、化学分野、環境分野など多くの授業があり、この中から自分の好きな科目を選んで授業を受けることが出来ます。他学部と比べて自分の興味のある授業を多く受けることが出来るのが農学部の良いところだと思います。特に農学科では自由に受ける授業を決められるため、この授業は内容が面白くないなといったことが全くありませんでした。
②苦労したこと
学科によって変わるのかなと思います。例えば農芸化学科では毎日のように実験をして、学校に遅くまで残ってレポートを書いている人がいるし、生命科学科でも課題に追われて自由が少ないという人も自分の周りにいます。
これは個人的な意見ですが、農学科は自由度が高いため、あまり勉強面で苦労することはありませんでした。強いて言えば、自由度が高すぎるが故にやりたいことがない人にとっては苦労する学科なのかもしれません。進学後に明確にやりたいことが決まっている人にとっては間違いなく成長と楽しさを感じる4年間になると思います。

どんなことに取り組んでいる、あるいは取り組んできたか

①高校在学時
大学に入っても確実に腐らない資格だと思っていたので、特にTOEICを頑張っていました。TOEICは大学はもちろん、社会人になってからも有用な資格です。今、英検とTOEICどっちをやるか迷っている人がいたら私は確実にTOEICをお勧めします。
また、大学進学とは直接関係ありませんが、生徒会や文化祭実行委員など、学業以外にも色々なことに取り組んだことはいい経験だったと思っています。

②進学後
大学生、本当に時間が無限にあります。びっくりするくらいあります。だからサークル、アルバイト、趣味、勉強、何でもいいので自分のやりたいことを見つけましょう。みんなそう言うと思います。本当にその通りなんです。自分の周りを見ても、積極性のある人は楽しそうにやりたいことをやっています。逆になにもやりたいことが見つからない人は毎日暇そうにしています。この1番時間のある4年間をどう過ごすのかはあなた次第です。折角なら充実した4年間を過ごしたいと思いませんか?

卒業後のビジョン、進路について

 何も決まってません!って言うのが本音です。大学院に進学するのか、それとも企業に就職するのか。3年生になってからずっと迷っています。
学部卒の先輩方の就職先は食品や小売、公務員など様々です。学科によって大学院に進学する割合は変わってきますが、大学院に進学する方も多くいます。

後輩へのメッセージ

 長々と書きましたが、私が農学部に興味を持った理由は「動物が好き」ってことだけです。学部、進路を決める理由なんて本当に些細なことでいいんです。そこから興味を広げて行きたい学部学科を決めればいいんです。
また、こんなに楽しい大学生活を送っていても高校生に戻りたいなってふと思ったりします。先のことを考えることも大事ですが、今を楽しむことも忘れずに残りの高校生活を謳歌して下さい。

総合数理学部 ネットワークデザイン学科
高橋遼也
2019年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 私が大学に入学後にわかったことは、明治大学は大きく名のある大学であるということ、そして自分の知識の浅さである。
 明治大学は全国でも名が高い大学であると感じる。どこへ行っても明治大学の名前は知られており、また一般的に就職時の学歴フィルターもおおよそかからないといわれている。名の知られている大学であるからこそ、何も心配せず自信をもって学びに専念できるところは素晴らしいと感じる。しかし同時に期待を背負っているため胡坐をかきづらいというのがあるかもしれない。
 また、これは明治大学に限る話ではないが、自分はいかに無知であるか、ということを実感するだろう。大学で私が教授によく言われることは、”5段階「なぜ」を持て”ということである。例えばコンピュータは「0」と「1」のみで動くというのは既知の事実であるが、なぜ「0」と「1」で動くのか、「0」と「1」を使ってどのように動かしているのか、わかるだろうか。大学はそのような既知の事実、時には未知の事実を一段、二段、三段と踏み込んで学び、研究する場所である。いかに自分が世の中のことについて無知であるか実感することとなるだろう。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

 これに関しては順を追って書いていこうと思う。まずは大学生活である。大学生活の面白さはやはり自由であるということ。大学の授業を受けるか、学ぶか遊ぶか、楽しめるだけ楽しむか、全てのことは自分に選択権がある。大学生以降は誰も文句も言わないし、止める人もいない。しかし同時に、誰も外れた道に進んだ場合も正してくれない、これはある種苦労する部分といえるだろう。何をするべきか、これは自分たちで判断する必要がある。でもあくまでここは大学である。罪さえ犯さなければやり直しは何度でもきく。そこも学びだろう。
 次に学習の面白さである。私にとって学習の面白さは点と点がつながった瞬間である。ここでいう点とは自分の知識のことである。自分が知っている少ない知識どうしが、とあるタイミングでつながる。表面的に知識を叩き込むだけの高校までの授業ではなかなか味わえない感覚である。一方で苦労することはこれらのつなげる点の情報がそもそもない場合である。私は大学で芸術史の授業をとったことがあるのだが、はっきり言ってつなげる点がない、つまり前提条件となる知識がなさ過ぎて、話が全く理解できずおもしろくなかった。しかし明治大学は総合大学なので自分の興味に沿わないものを、ときに選択する必要がある。そこは苦労した点であるといえるだろう。

どんなことに取り組んでいる、あるいは取り組んできたか

 私は取り組みとして自分の得意分野を伸ばすことが出来ることにフォーカスしていたし、今後も取り組んでいくつもりだ。これはつまり、自分にとってフロンティアな部分を開拓するのではなく、自分の中である程度発掘した分野を徹底的に掘り下げるということである。私は理系で特に情報系分野に強かった、それに加え英語も他に比べてよかった。その為、私が現在注力している分野は情報数理、英語である。将来、浅く深く知っている人よりも自分の色が強く、個性が際立ち、その人でないとできないコトがある人が重宝される。ぜひ皆さんも、自分の個性や得意な分野に積極的に取り組んでほしい。明治大学には学部がたくさんあるのできっと見つかるはず。

卒業後のビジョン、進路について

 卒業後のビジョンは、昔から抱いている「ある夢」を追おうと思っている。もちろん自分の得意分野ITを活用して。それでも無理なら一歩下がって客観的に自分を見てから再出発しようと考えている。早死にしない限り、平均寿命まであと60年、そして残念ながらあと45年は働かないといけない。まだまだ長い人生、ゆっくり考えていきたい。というか、ゆっくり考えさせてください。

後輩へのメッセージ

 私は留学先で素晴らしい人物と出会った。私が最も尊敬する人物で人生観にインスパイアを受けた人物だ。彼女がいつも言っていたことは”Keep going, live free from limiting beliefs”(固定概念にとらわれず自分らしく)。自分は世界に一人だけしかいないのだから、君の考え方を完全に理解できる人物なんかいるはずがない。いるとしたら、その考え方を尊敬する人か、妬む人。そんなの勝手にさせとけばよい。他人の意見ではなく自分の意見で。君らしい選択が大学ではできるから、固定概念に騙されず自分だけが持つアドバンテージを伸ばしていってください。応援しています。

情報コミュニケーション学部 情報コミュニケーション学科
鈴木皓大
2019年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 明治大学に入学して学ぶなかでわかったこととして、勉強のための設備がとても充実していることが挙げられます。和泉キャンパスには、木材を基調とした豪華な内装の図書館があり、最近では新校舎の和泉ラーニングスクエアも完成しました。また、メディア自習室にはパソコンが多数設置してあり、学生は1年に1300枚まで無料でプリンターを利用することができます。全校舎にWi-Fiが飛んでおり、学びのためのスペースには、ほぼ全席コンセントが設置されています。このように、明治大学に入学すると、思わずそこで勉強したくなってしまうような充実した環境を手にすることができます。
 情報コミュニケーション学部(以下、情コミ)では、特定の分野を深めるというよりも、自分が興味を持つ分野を多岐に渡る視点から考察できます。他学部と比べて必修が少ないことや、授業の選択肢が幅広いため、とても自由度が高い学部であると感じています。これは学部ガイドの科目一覧表を見ると一目瞭然であるため、興味がある方は是非参照してみてください。他の学部にはない大きな特徴として挙げられるのが、研究方法・表現実践科目群として分類されている授業で、その他の分野に関しては、「情報」と「コミュニケーション」の両側面から現代社会の問題点に迫るための幅広い学問を学ぶことが可能です。
 数少ない必修授業である「情報コミュニケーション学入門A・B」では、授業をオムニバス形式(毎回講義内容と担当教員が変わる形式)で受講することができます。情コミの先生方がそれぞれ違った専門分野の授業を行うため、新たな興味分野発見や、今後の勉強の指針を考えるきっかけとなり、非常に有意義な講義であると言えます。
 情コミは非常に自由度が高い学部ですが、裏を返せばこれから先何を学んでいきたいのかという目標を見失ってしまう可能性があります。また、特定の分野を深く学んでいきたいという方には向いていません。しかし、漠然とでも成し遂げたい夢や、将来に目的意識を持っている方にとっては、そのための手段やアプローチを考える手助けをしてくれる学部です。私が以前学部長の須田先生と座談会でお話した時には「いまは特に明確なビジョンがなくても何かを成し遂げたいと思っている人、自己表現に興味がある人に入学して欲しい」とおっしゃっていました。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

① 学習の面白さについて
情コミは現代社会の諸問題に対して、学際的(研究がいくつか異なる学問分野にまたがっている様子)な視点から考察していくため、必然的に学べる分野も多岐に渡ります。特定の分野の考え方にとらわれずに学ぶことができるため、他学部にはないアプローチの仕方で問題解決に臨めると感じています。また、情コミで授業を受けることで多様な分野に対して博識になることができます。それが情報コミュニケーション学部の醍醐味であり、楽しく学び続けられるきっかけとなるのではないかと考えています。
② 苦労したことについて
 大学の定期試験は高校までと違い、ペーパーテストだけではなく、期末レポートや普段の提出物で評価されることも多いです。受講する科目の組み合わせによっては、毎週のようにレポートの締め切りに追われることになります。はじめのうちは、レポートのように自由度が高かったり、答えのなかったりする問いに対して取り組むことに慣れていなかったため苦労しましたが、今ではタイムマネジメントの能力が身に付き、時間を効率的に使えるようになったと感じています。レポート課題は努力や参考文献の準備次第で好成績を取りやすいです。特に情報コミュニケーション学部は必修が少ない分、自分が好きな授業を組みやすく、モチベーションも高く保つことができます。明八の卒業生は課題に真面目に取り組む人が多いという話をよく聞くため、皆さんも努力次第では好成績を修められると期待しています。私も努力を重ねた結果、学業成績優秀賞(成績上位10位以内)を2年連続で頂くことができました。

どんなことに取り組んでいる、あるいは取り組んできたか

 私は入学当初から、目まぐるしく変化していくグローバル社会において、「AIに取って変わられない人材になりたい」という思いを軸に学びを進めてきました。1年次の基礎ゼミナールでは、AIが台頭する社会での問題点や私たち人間がAIに取って変わられないための術ついて考察を重ねました。その過程で、自分自身がAIに取って変わられない人材になりたいのはもちろんのこと、今の中高生たちにもそのようになって欲しいといった思いを持つようになりました。私はこのビジョンを教育に携わることによって達成したいと考え、現在は英語と情報の教員免許取得に向けて、言語学に関連するゼミやSPICEクラスで高度な英語力を身に付けるべく学んでいます。
 SPICEとは国際情報社会に対応できる言語力とコミュニケーション能力を身につけた学生を育成することを目的とした特別英語クラスです。授業はネイティブスピーカーのオールイングリッシュで展開され、listening,reading,speaking,writingの4技能を深く学び、海外留学をしても通用するような高度な英語力を身に付けることができます。特に英語のドラマからコンテクスト(背景,文脈)を英語特有の文化的、また言語学的側面から分析して発表する課題はとても大変でしたが、やり遂げた後の達成感は非常に大きなものでした。

卒業後のビジョン、進路について

 大学卒業後は英語科教員としてよりよい教育者になりたいと考えおり、そのための学びを深めていきたいです。また、AIが台頭する現代社会においても、とってかわられないような人材でいたいという思いもあります。自分自身はもちろん、いまの中高生もそういう人材になってほしい、教育を通してそのためのサポートがしたいという思いを強く持ち、これからも日々勉強に打ち込んでいきたいと考えています。

後輩へのメッセージ

 情コミは学べる分野が幅広く、これまで自分が知らなかったような分野を学ぶことができます。大学入学後に良いスタートを切るためにも、可能な限り将来どうありたいのか、また何のために大学で学びたいのか、高校生活で考えをめぐらせてみてください。高校生の段階で将来のすべてを決める必要はありません。何となくであったとしても方向性を意識できていれば、大学で学ぶなかで自分が目指すべき進路が見つかると思います。将来の選択肢の幅を広げるためにも、目の前の勉強に集中することに加えて、色々なことにチャレンジをしてみてください。

文学部 史学地理学科 日本史学専攻
匿名希望
2019年度卒業生
はじめに

 文学部に関して説明するにあたって、私が所属している日本史学専攻に内容が偏ってしまうことをお詫びいたします。

大学・学部・学科(・専攻)に関して、入学後に分かったこと

 文学部について、①高い専門性 ②基礎 ③幅広い学習、の3点に絞り説明します。
①高い専門性
文学部は、3学科14専攻あり、各分野に関して専門的に学ぶことができます。
日本史学専攻を例に挙げると、日本中世史や日本現代史などといった各年代別に日本史を学べる授業に加え、日本文化史や民俗学、思想史といった授業があります。他にも、昔の人々が書いたくずし字を学ぶ授業もあります。このような授業の他に私が所属しているゼミでは、関ヶ原合戦の後に徳川方と島津方が交わした書状や、『徒然草』の著者である吉田兼好の日記等を扱っています。
これらの例から分かるように、歴史の教科書よりも深い内容が多く含まれています。例に挙げた授業の他にも専門性が高い授業が多く存在します。
②基礎
 先程も述べたように、教科書から学ぶ高校までの歴史の授業とは違う専門性が高い学習に不安を感じる人もいるかと思いますが、少人数制の授業(ゼミ)が1年生から必修授業として整っており、大学で詳しく学習していくための基礎知識をはじめに学べるので、心配いりません。
ゼミ以外の授業でも歴史研究の基礎を学びます。例えば、よく文書に出てくる候文に関してや、○○に関して調べるなら△△の方法を使うなどです。これらにより安心して授業を受けられます。
③幅広い学習
これは他学部でも同様かと思われますが、文学部で各専攻に分かれていても、その他の学部・学科・専攻の授業を受けることができます。私も実際、考古学専攻や文学科、他学部の授業をいくつか選択しています。
①で高い専門性と述べましたが、専攻の専門分野だけでなく、他分野の授業を選択することで幅広い知識や視野が獲得できると考えられます。また、具体的に知りたい対象が決まっていなくても、様々な分野の授業をとっていくうちに選ぶことができるとも言えるでしょう。

学習、研究の面白さや楽しさ・苦労したこと

①学習の面白さについて
 全学部に共通することだと思いますが、「知らなかったことを知ることができる」面白さを、大学の授業を通して感じます。高校までの学習でもこの感情を抱いている方は多くいると思います。しかし、教科書に沿った内容を知る面白さと、自分が知りたい・学びたい内容を知る面白さは違うものです。
歴史の教科書の例が分かりやすいかと思います。内容が詳しくなるとはいえ、中学と高校で習う歴史の内容は同じです。しかし、大学では踏み込んで歴史を感じることができます。私が実際にそれを感じた授業は、義務教育内ではあまり取り扱われない現代史の授業です。第二次世界大戦や戦後の政策を学んだときは、自分にとって新事実ばかりでとてもワクワクしたことを覚えています。
②苦労したことについて
 1番これを伝えておきたいといっても過言ではないのですが、私が大学に入って1番苦しんだことは、「知識の無さ」です。
大学の授業は、高校までの授業内容が当然頭に入っている前提で進みます。しかし私たち付属生のほとんどが、定期テスト終了後は忘れ去ってしまうのではないかと思います。受験して入って来る人達は高校までに習った事項を、さらに勉強して自分のものにした状態で入ってきます。このような人達と、定期テストの内容さえままならない私たちが同レベルで勉強はできません。
 授業で分からないだけなら、先生に聞いたり後で調べたりできるのですが、そもそもの知識の土台が無いと、自分で解釈し発表をするときに困ります。古文書を解釈する時に、その歴史単語を知らず、全く違う、合わない解釈をしてしまい、その単語を知らないことを皆に驚かれるという体験が実際にありました。

どんなことに取り組んでいる、あるいは取り組んできたか

①高校在学時
 私は、1年生の時から日本史学専攻を希望していたため、面談の時などを中心に担任の先生に進学のためのアドバイスをいただいていました。その1つが、受験時に活かせるように「専攻に必要な科目は良い成績を取ること」でした。日本史学専攻を志望しているのに日本史の成績が低かったら、大学側は疑問を持ってしまいます。そのため、定期テストや統一テストでは、関係する科目は良い点が取れるように努力しました。
②進学後全員に当てはまること
 私が今までの大学生活で心掛けていたことは、「自分にとって意味があるものを選択すること」です。私は、大学生は自由がきき、且つ多くの時間があると思います。その時間を自分のためにどのように使うか、それが大切です。
自分がやりたいこと、それは学習に関してだけでなく、サークル、アルバイト、趣味に関することなど、そして、それが大きくても小さくても何でもよいのです。小さいものの例を挙げると、私は趣味の、ある目的のために昨年末まで貯金をしていました。その目的のためにアルバイトをして稼がなければならなかったので、サークルの遊びの集まりに参加しませんでした。小さいでしょう? しかしこのような積み重ねが、有意義な時間を構成していくと思っています。
 このように大小関係なく自分にとって有意義な選択を続けていけば、必然と質の高い大学生活が送れると考えます。

卒業後のビジョン、進路について

 卒業後は、進学ではなく、就職を考えています。周りの文学部生には、教職課程を修了して教師を目指す方や、大学の必要授業を受けて司書や学芸員を目指す方が多くいます。これらは大学での学習内容が活かせる職業であると思います。専門性の高さから、就職先が限られると考える方もいらっしゃるかもしれませんが、選択の幅を狭めることなく就活できていますので、その点は心配ないかと思います。

後輩へのメッセージ

 文学部は、専門性の高さからマイナスイメージを持たれがちですが、その分野が好きな人、得意な人にとっては、とても楽しい学習ができる学部だと思います。“これ”を学びたいという熱意があれば充分です。それを裏付けるために、その成績を伸ばして推薦時のアピールになればもっと良いです。
また、大学はどの授業を受けるのか、何のアルバイトをするのかなど、選択が自由にできます。それは高校の時より幅広いものです。だからこそ、無駄な時間が無いように有意義に過ごしてほしいと思います。
そのためには、自分が志望する学部に入り、充実した学習ができることも大切だと思いますので、高校在学中の勉強が鍵になります。明治大学に試験を受けて入ってくる人たちとは圧倒的に勉強量が違います。その人たちと一緒に勉強していると“付属コンプレックス”を感じずにはいられません。このような思いをしてほしくないので、ぜひ頑張って学習してほしいなと思います。
拙い文章ですが、以上の内容が皆さんの進路選択の手助けになれば幸いです。

国際日本部 国際日本学科
高木浩志
2019年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 国際日本学部には多種多様な学生が在籍しており、自由度が高い点に私は驚きました。様々な背景を持つ学生が1つの校舎に集うことで自分との違いを明確に認識できます。例えば、英語が流暢に話せる学生・髪色が派手な学生・アニメ漫画好きな学生・ディスニー好きの学生・海外志向の学生・音楽好きな学生等、自分と異なった「個性」を持った学生と関わる機会が多くあります。彼ら/彼女らとの交流を通じ、多くの刺激を貰うことができます。実際、私も英語が流暢に話せる学生や髪色が派手な学生に影響され、発音方法を真似、髪も金・銀・青・紫色に染めた経験があります。ただ刺激を受けるだけでなく、自分の個性を発信できる点も国際日本学部の大きな特徴です。例えば、私はドラムを通じて個性を発信しています。アイデンティティの1部であるドラムのパッド練習を毎日、中野校舎のロビーやホールで行っています。いつでも、どこでも、どんな時もドラムを練習している私は学生間で「国際日本学部の顔」というレッテルを張られているようです。警備員さんに2度注意され、発信機会が無くなりかけましたが、寛容な事務室職員の方の対応により事務室公認で練習を継続できています。おそらく、高校時代の私であれば警備員さんに注意された時点で練習をやめたと思います。しかし、国際日本学部の一員となり個性あふれる学生に影響されたことで、自分の個性を制限する必要はないということに気づかされました。その結果、私の個性を中野事務室が認めて下さり、練習を継続できています(これ以降、事務室の方と仲良くなりました)。校舎内のドラムのパッド練習は校則スレスレの行動だと思います。しかし、私の行動を制限するのではなく認可してくださるのは、中野校舎が明治大学唯一の分離融合校舎であり、多くの留学生を含め多種多様な学生が在籍しているからではないでしょうか。私の校舎内でのドラム練習という変わった個性発信方法が、他の学生を刺激し個性を発揮するきっかけになってくれると幸いです。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

①大学生活
 私は大学3年次からアイデンティティの1部であるドラムと得意分野である学業の両立に努めることにしました。具体的には、毎日の講義前・月曜日の空きコマ・木曜日の講義後・火/金曜日の昼食時間の1部をドラムに費やし、毎日の帰宅後・月/木/金曜日の登校前を勉学に費やしています。
ドラムに関して、上述したように私は毎日基礎練習と楽曲練習を行うようにしています。基本的に、「基礎練習=学校、楽曲練習=音楽スタジオ」のように練習環境を分けています。私はどんな隙間時間も有効活用したい性分なので、校舎到着後・昼食後・講義内の休憩時間はすぐにロビーや教室で基礎練習をするようにしています。音楽スタジオには上述したように月曜日と木曜日に訪れています。月曜日は2限と5限の間に約4.5時間空きコマがあるので、スタジオNoah中野店・渋谷店・新宿店・池袋店のいずれかの店舗で2時間練習しています。中野店以外の店舗に通う際は、練習終わりに駅の周りを散策したり、楽器屋を訪れたりと街歩きもしています。木曜日は2限のみ校舎で講義を受けるため、その後スタジオNoah中野店で2時間練習しています。体力的に厳しいときもありますが、ドラム練習は自分の成長につながること・後に引けないことなので日々継続して練習しています。
勉学に関して、私は課題として課されたコメントシートやエッセイ等に毎日取り組んでいます。基本的にコメントシート等、字数が1000字以下の課題は課されたその日に完了させています。こうする理由は2つあります。1つ目は私の性格に起因しています。私は勉学に関する課題を後回しにするのが嫌いです。そのため、気をもむことのないようにすぐに小課題は提出するようにしています。2つ目は自分磨きのためです。提出日までの期間を自ら短く設定することで、短時間で論理的かつ内容の濃い文章を仕上げる訓練ができます。これはTOEFL iBTやIELTSといった英語試験を受験する際には必須の力なので日々鍛える必要があると思います。一方、最終課題等、字数が1000~3000字の課題は早めに書き始め期日に余裕をもって提出しています。こうする理由は、自分の納得いく作品を誰よりも早く提出したいからです。私は性格上、他人に遅れをとりたくないので課題内容が発表された時点で論じる内容をある程度定めています。その後は、参考文献・全体の構成・導入・段落ごとの内容・結論の順に完成させます。この骨組みに沿って約1週間(早ければ4日)で1つの最終課題を仕上げます。結果的にこれが私の評価Sをとる方法になりました。
以上のように体力的には限界に近い生活を送っていますが、自分の好きなことに熱中できる環境が整っていることは非常に幸運だと感じています。ちなみに、アルバイトはしていませんが収入(給付型奨学金)はあります。

②学習の面白さ・楽しさ
 大学での勉学の醍醐味といえば、自分の関心を深めたい分野を集中的に学べることだと思います。私は国際社会で活躍するために役立つと感じている事柄を学ぶため、国際日本学部の一員となりました。1~2年次までは様々な分野の講義を履修し、自分の興味にあった講義を探していました。応用言語学・多文化共生論・ツーリズムマネジメント・ダイバーシティと社会・日本社会システム論・EU論・日本のビジネス文化・テクノロジーと日本社会・ホスピタリティマネジメント・コンテンツ産業論・国際マーケティング論・日本人の行動モデル・東南アジア地域研究・世界の中のアフリカ・アジア太平洋政治経済論・国際教育交流論・グローバル化と金融サービス業等がその例です。入学当初は専門分野を決めていなかったので、様々な分野の講義を履修できる制度の整っている国際日本学部は私にとって魅力的でした。そして大学3年になって初めて、英語・EU社会システム・ビジネスを専門に学ぶことを決めました。英語に関しては、必修科目がなくなった3年次も積極的にType1講義を履修することで英語力維持に努めています。EU社会システムに関しては、欧州の制度と日本の制度を比較しつつ、両者の違いや利点欠点を学んでいます。ビジネス文化に関しては、日本企業の特質を欧米と比較しつつ学んでいます。自分の興味と一致し、かつ成長するために知っておくべき事柄が学べるのが大学講義で一番の面白みです。

③勉学の苦労
 私が学業で好成績を修めることに勤しむ理由は自己成長のためです。自分を成長させるには、自分に重荷を貸すことが必要です。例えば、最終課題やテストは他人より多くの労力をかけて自分が納得できる結果が得られるまで取り組む必要があります。この心持で、私は高校2年次に初めてトップに立ちました。一般的には成功体験のようにとらえられるかもしれませんが、決してそうでもありません。学業で好成績を修める=自己成長と定義づけた結果、学業に勤しめる環境に身を置けない時(具体的には、遊びや外出等の影響で勉強時間が1日3時間未満の場合)には非常にストレスを感じるようになりました。きっと、勉強をしなければ自己成長できないと感じているからでしょう。自己成長に貪欲な証拠ですが、大学の仲間との楽しい思い出を作る時間を失いつつあることも事実かもしれません。学業と仲間を天秤にかけたとき、学業のほうが重いのが私の悩みどころです。しかし、この悩みを解消するつもりはありません。なぜなら、自己成長は常に犠牲を伴うからです。また、成長を大きく実感するためには他人以上の努力が必要です。学業に言い換えれば、他人が遊んでいるとき、勉強しているとき、寝ているとき、勉強していなければ大きな成長は見込めず、人の上に立つことはできません。時には息抜きで仲間との時間をとることも必要です。しかし、ずっとそこにとどまってはいけません。自己成長を実現するには現状に満足するのではなく、さらに上を目指し常に努力し続けることが必要です。「できる限り多くの時間を学業に費やし、努力し、学業を通じて成長し続ける」という目標の実現に勤しみ続けるのが私にとっての勉学の苦労です。

どんなことに取り組んでいる、あるいは取り組んできたか

 今までの文章からわかるように、ドラム練習と学業に力を入れてきました。
ドラムに関して、本格的に取り組むようになったのは2022年1月1日からです。当時のバンドメンバーと初めてオリジナル楽曲のレコーディングをした際に音楽関係者からお褒めの言葉をいただいたことがきっかけになりました。レコーディング後に、「大学生とは思えない腕前だ!」と僕の腕を賞賛してくださいました。友人から褒められる機会は何度かありましたが、過去に音楽の道を歩んでいた方から激励されることはなかったので印象に残っています。これ以降、私は自分のドラム技術を向上させるために常に努力しています。最終目標はドラムソロの習得です。この目標達成に向かって日々基礎練習や楽曲練習をしています。スタジオで練習しては自分の技術不足に落胆しています。時には心が折れそうになる時もありますが、ドラムをやめようと思ったことはありません。なぜなら、私には学業で培った自信があるからです。先述したように、私は学業という生徒・学生に対し機会が平等に与えられている(明治大学付属中野八王子高等学校と明治大学における)分野でトップになることができました。日々努力を重ねた結果、入学当初は夢にも思わなかったことを実現させることができました。これが自信となり、今はドラムという全く畑違いの分野でも必ず実力が証明されるときが来ると信じています。この心持が原動力となり、私はどんな困難に直面してもドラムを諦めることなく続けられています。今後も新たな技術の習得や既存技術の底上げを続けていくつもりです。
学業に関して、私は留学資格を取得するために好成績が修められるよう勉強してきました。その結果、第一志望校であるオーストリアのUniversity of Viennaへの協定留学候補生になることができました。留学を志し始めたきっかけは中学3年次、初めての海外(フィンランド)へ旅行に行ったことです。アメリカやイギリスのような有名国ではなく、フィンランドを訪れたのは母の友人(日本人女性)に会うためでした。その友人に関して、私は幼少期に何度か日本で会ったことはありますが、ほとんど覚えていませんでした。現地で実際に本人にお会いし話を伺うにつれて、彼女の生き方にあこがれ、私も『英語を駆使して海外で働きたい』と思うようになりました。その後、私は海外で働くための第一段階として『大学在学中に留学を実現させる』ことを目標に据えました。それと同時に英語力強化が図れる国際日本学部への進学を目指しました。しかし、中学3年次・高校1年次と学業成績が振るわず、留学以前に国際日本学部への進学も危うい状況でした。現状打破が必要だった高校2年次に、突然私の中に怒りと悔しさがわき始めました。その当時、勉学に一番力を入れていた私の成績が部活動に力を入れていた他の生徒より低くかったのです。この状況に非合理性を感じた私は、勉強の量と質を向上させるべく努めました。しかし、得意科目の成績は改善できた一方、苦手科目はなかなか結果が出ませんでした。そこで、私は苦手科目と得意科目の勉強法を比較し、結果を残せない要因を演習量不足と特定しました。苦手科目の復習は毎日行い、テスト対策は4週間前から始めました。その結果、苦手科目を克服し学年1位の成績が修められました。そして、国際日本学部への切符を手にしました。大学1年次の講義開始時には、留学権利を獲得するべく好成績を修める気満々でした。しかし、この際も勉学に関する困難に直面しました。高校時代に実践していた勉強法は大学には通用しませんでした。なぜなら高校と大学で必要な力が異なっていたからです。高校では暗記力が問われる一方、大学では思考力が重要視されています。競争率が高いUniversity of Viennaへの交換留学生になるには高いGPAやTOEFL iBTスコアが必要です。そこで私は自分に最適な勉強方法を考えなおしました。高いGPAを取得するために、文章の書き方を両親やネットから学びました。文章を書く経験を積むことで課題エッセイやレポート作成を得意分野にしました。また、英語力向上のために、単語やTOEFL iBTの模擬問題を日々解き続けました。自学自習だけでなく講義も意欲的に参加しました。英語と日本語開講科目どちらにおいても疑問点や意見がある場合には即座に先生に質問し自分の興味のある分野への理解を深めました。その結果、GPA・TOEFL iBTのスコアが評価され、University of Viennaへの留学切符を手にすることができました。この文章を書いている今(2022/8/24)から3日後にはオーストリアへ旅立ちます。言語も講義難易度も異なるオーストリアで自分がどれだけ成長するかワクワクしています。おそらく数多くの問題に直面し、自分の実力が通用しないときが多いと思います。しかし、訓練を通じれば適応できると確信しています。学業に関する困難はたびたび乗り越え、結果を出してきた自信がありますから。

卒業後のビジョン、進路について

 大学卒業後は企業へ就職するつもりです。その後、3~5年勤務した後はMBAや大学院留学を考えています。ビジネススクールに関しては、デンマーク・アメリカ等、大学院はスイス・フランス・ベルギー・エストニア等を検討する予定です。海外の学校を卒業した後は、欧州あるいは米国の企業で働きたいです。また、それと同時にプロドラマーとしての道も切り開けるように精進するつもりです。プロになった後の最初の目標は、プロセッションドラマーとして経験を積み、その後独立し欧州でバンドを組みたいです。最終目標はDeep Purpleのように世界で活躍できるようなバンドを結成し世界ツアーを行うことです。

後輩へのメッセージ

 私は2つのメッセージを送りたいと思います。先に忠告しておきますが、これはあくまでも私の経験から語れるメッセージです。そのため、万人に当てはまることではありません。鵜吞みにしないようにしましょう! 今から記すメッセージは原材料です。どのような加工品を作るかはあなたたち次第です。
1つ目のメッセージは『自分の性格に合った目標を立てる』。例)負けず嫌いな人の目標=誰にも負けないような点数を取る、面倒見がよい人の目標=ノートを見ずに流れを説明できるまで理解し、他人に教える等。目標を立てる際のポイントは、内的動機に基づく目標を立てることです。自分の感情が掻き立てられるような目標を立てられれば、その目標を達成できる可能性は高くなると思います。私の場合は、負けず嫌いだったので誰にも負けないような成績を修めることが目標でした。
 2つ目のメッセージは『自分の好きに生きる』。自分のかなえたい目標や夢に関しては、周りの目を気にせずに挑戦してみてください。好きこそものの上手なれというように、自分の好きなことを毎日やっていれば、いずれそれが特技になっているはずです。目標や夢は追いかけるものであり、叶えるものです。私の場合は、ドラム練習と学業に励んだ結果、双方ともにある程度のレベルまで上達しました(プロ音楽家・友人・知り合い・両親曰く)。
最後に、一つ助言です。誰かに合わせるのではなく、自信をもって自分の道を進みましょう。自分の人生の主役は誰ですか? きっと自分ですよね。そうである以上、誰かの真似をして生きる必要はないでしょう。誰かの生き方を参考や目標に据えるのは良いと思います。しかし、目標となる人に近づくための努力方法は自分で考えてみてください。自分オリジナルの努力を積み重ね、良い結果を残せれば、自分を認められるようになります。それと同時に自分に自信が付きます。自分を受け入れられた経験のある人の意志は強いです。自分の選択を信頼し、自分の道を堂々と切り開けますから。これができるようになれば、悔いなく生きることができると思います。後悔をしたくなければ、ぜひ己の道を歩んでみてください。

商学部 商学科
丹羽弘人
2019年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 明治大学には、ビジネス系の学部がいくつか設置されていますが、商学部もその1つです。「商」という文字から、商人や商取引を学ぶ学部というイメージを持つかもしれませんが、実際の学びでは、ビジネスを様々な角度から学び、経済、経営、金融など全般的に触れることができます。
 1、2年生の時に、外国語、第二外国語に触れながら、商学のあらゆる分野の基礎を学び、3年生になると7つのコースから「何を学びたいのか」を軸に分野を選択することができます。
この7つのコースには、マーケティング、マネジメント、グローバル・ビジネスなど多彩に設置され、選択した分野について専門的に学ぶことができます。
そのため、1,2年次においてあらゆる分野の基礎を学びながら、「何を学びたいのか」を軸に進路を徐々に明確化することが求められます。勝手なイメージで決めるのではなく、1,2年次に様々な分野の授業を履修し、まずは触れてみることをお勧めします。
 また、4年間外国語を学ぶことができる点も、商学部ならではの特長だと言えます。大学生になると、自ら学ぶ姿勢がなければ、自然と英語から遠ざかってしまいます。英語を学ぶ機会が設けられていることで、英語への意識が低下することなく、ビジネスの現場で通用する英語力を身につけることができます。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

① 学習の面白さや楽しさについて
 上記にも述べましたが、様々な分野に触れることができ、いずれは自分が「何を学びたいのか」が見つけられることで、充実した学習に繋がると思います。
 商学部では、2年次になるとゼミが始まります。ゼミとは、大学生活において充実した時間が送れる最良のコミュニティであり、他学部では3年次から始まりますが、これを1年早く履修できることは大きな魅力になります。そして、商学部のゼミは2つのゼミに所属できるため、「商学専門演習」と「総合学際演習」から専門的な知識と幅広い教養を身につけることができます。
 少人数で学習するため、学生同士が内面で融合し、良好な人間関係の構築に繋がります。ゼミでできた仲間は、大人になっても大切な仲間になります。また、他学年とも交流する機会があるため、進路の相談ができる先輩方や大切な後輩とも触れ合うことができます。
 各ゼミによって学習方法は異なりますが、フィールドワークや輪読、産学連携に挑戦するゼミもあります。どのゼミにも共通して言えることは、学習を通し、自然と仲間との和が構築され、学習目標が達成できたときは大きな達成感を味わうことができるという点です。
②学習において苦労したこと
 苦労したことはゼミへの入室試験です。「総合学際演習」は各ゼミで大きく学習内容が異なるため、自分が興味を持ったゼミに志望しました。「商学専門演習」のゼミは3年次の7つのコースに沿って設けられ、興味のあるコースと各ゼミの違いを明確化することが難しかったです。
 また、ゼミは自身が志望するものに必ずしも入室できるわけではなく、入室試験に合格しなければ、そのゼミへの入室は認められません。試験方法は様々であり、志望理由書をはじめ、面接やエッセイの提出、筆記試験が設けられています。各々自己PRと入室を希望する理由が求められるため、早期の情報収集と自分の武器を見つけることに励む必要があります。高校生活から何事にも一生懸命に取り組むことで、このような場に活かせる武器を身につけられると思います。

どんなことに取り組んでいる、あるいは取り組んできたか

①高校在学時
成績の向上に励んでいました。私は、決して全学部を選択できるほどの高成績ではなかったです。そのため、日々の朝小テスト、授業内小テストの勉強に励み、平常点の満点を目指していました。中間・期末テストも重要ですが、それ以上に平常点は重要なものだと考えていました。確実に取れる点数をしっかり取ることで成績を維持し、商学部に進学することができました。
学業以外の面では、3年間学級委員長と部長を務めていました。これまでに経験していなかったことに積極的に挑戦することを意識していました。この経験は今でも「やって良かった」と言える経験であり、高校生活を振り返る上でいい思い出となりました。
 高校生のときに「これを頑張った!」と言えることができれば、今後の自身の強みになると思います。目の前のことを一生懸命に取り組むことで色々な発見ができると思います。
②大学入学後
 学業に励むことがまずは重要だと思います。それと共に部活動やサークル活動、アルバイトなど、自分自身が注力できるものを見つけることが大切だと思います。学業成績は、卒業にはもちろん、ゼミの入室試験や就職活動においても求められることがあります。学業を疎かにして、自由な挑戦ができる時間を無駄にしてしまうことは勿体ないことだと思います。また、学業だけでなく、学業以外にも一生懸命になれることを見つけることが大学生活において重要だと思います。
 学業、遊ぶこと、部活動やアルバイトなど、どれかだけに注力するのではなく、バランスよく時間を費やし、自分をコントロールすることで充実した生活になると思います。

卒業後のビジョン、進路について

 現在、民間企業への就職に向けて、インターンなどに参加しています。自分がどの業界に興味があるのか、どんな職種に就きたいのか、自己分析をしています。
 正直なところ、自分の強みが認められない点も多々あるため、自信がなくなりそうなときもあります。このようにならないためには、学生時代に「これを頑張った!」と自信をもって言える経験をどれだけ積めるかだと思います。
 私の周りには、公認会計士や税理士を目指す友人もいます。大きな挑戦をしている仲間を見ると、とても刺激を受け、かっこよく見えます。日々の勉強は大変だと話をききますが、友人の表情はとても清々しいものでした。
みなさんも、ぜひ様々なことに挑戦してほしいと思います。

後輩へのメッセージ

 私が在校生のときは「商学部が人気らしい」「商学部は取得単位が多いらしい」など、様々な情報が出回っていました。しかし、そのような信憑性のない情報に流される必要はありません。実際に進学してみなければ、分からないこと、未知なことは沢山あります。自分が「どんな学問に興味があるのか」「何を学びたいのか」を軸に志望学部を決めてほしいと思います。情報を鵜呑みにせず、目の前の課題や小テスト、行事、部活動を一生懸命頑張ってほしいと思います。
 高校生活でしか味わえない楽しさや思い出は、本当に沢山あります。「楽しく!」を大切に、残りの学校生活を送ってください。応援しています。

経営学部 公共経営学科
北島渚
2019年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 経営学部に関して、①多くの方が想像するであろう経営の勉強のみでなく、幅広い分野の授業が用意されている、②ある分野を集中的に学習するゼミナール制度の2点について以下で伝えることができればと思います。
①について
経営学部と聞くと、会社の経営に関する内容を勉強する学部、社長など管理職を目指す人が多くいるといった印象を持つと思います。会社経営や会社の組織に関する授業は他学部に比べて多く設置されていますが、スポーツや身体の仕組みに関する授業、レポートの書き方に関する授業、他国の文化を学ぶ授業なども設置されており、幅広い分野を学習することができます。その他にも、データを分析する際に使う数学の知識やグラフを用いて分析する授業など、理系から文転した方にも有意義に感じてもらえる授業も多いのかなと思います。以上のことから、将来の目標がまだ定まっていない方は、経営学部の授業を通して新たな目標を見つけることも可能ではないかと考えます。
②について
経営学部では多様な分野のゼミナールが設置されています。いわゆる「ゼミ」といったもので、2年〜2年半の間に少人数クラスで特定の分野の研究を行います。経営学部には約50のゼミがあり、経営の手法を中心に研究するゼミから、身体のつくり、他国の文化や社会構造を研究するゼミなど、こちらも幅広いです。私はイギリスの文化を研究するゼミに入り、先生のご指導を頂きながら楽しく研究活動を行っています。個々のゼミ生が研究のテーマを自由に決めることができ、コロナウイルスの影響がなければ、イギリスに現地研修に行くこともできることが魅力ではないかと考えます。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

① 学習の面白さについて
 やはり専門的な知識、より実践的な内容を学ぶことができることに面白さがあるのではないかと考えます。1・2年次は教養科目と呼ばれる、経営や経済を考える際の基礎となる理論の学習が主となりますが、次第に内容が専門的になっていきます。例を挙げると、3年次から履修できるスポーツ・マーケティング論ではスポーツに関連した経営手法や客層のターゲットを定める方法、NPO経営戦略論ではNPO組織における通常の企業とは異なる運営の方式を学ぶことができます。
また、大学では授業内でグループディスカッションを行う時間も多く設けられています。そこでは、自分とは異なる経験や知識を持った他の学生から、異なる視点での意見を得ること、自分では気づくことのできなかった考えを知ることができ、学習の面白さの一つとして挙げられます。
②苦労したことについて
大学の授業以外の時間を上手く使うことに苦労したと2年半を振り返って感じました。大学の授業に関しては、授業形態が対面授業とオンラインでのリアルタイム型、オンデマンド型の3形態が主にあります。オンデマンド型は授業外で視聴する時間を作らなければならず、加えて各授業で小レポートなどの課題も提示されるので、自分でスケジュールをコントロールして取り組む必要がありました。また、その他にもアルバイトのシフト、私が取り組んでいるビーチサッカーのチーム練習に参加する時間などを自分で調整しなければならず、慣れるまで時間が掛かりました。
さらに、授業の期末試験について、内容のみを完璧に覚えたがテストの回答に困る場合があることも苦労した点であると考えます。大学では授業内容に絡めて、自分の意見や考えを論述するテスト形式が多く存在し、内容を理解していること、それに対する自身の考えを持つことが要求されます。そのような試験に向けて、日頃から授業内容を復習する習慣を持つことと様々なトピックに対して自身の考えを持つ練習をすることを高校のうちから心掛けると良いのではと考えます。

どんなことに取り組んでいる、あるいは取り組んできたか

 私はプロサッカーチームの運営に携わることをかねてより目標としてきました。しかし、そのような進路に当てはまる方が多くはないと思いますので、多数の方に当てはまりそうな点と合わせて、以下、お伝えします。
①高校在学時
自身の将来に向けては、スポーツと経営に関するニュースを注視する、多くのサッカーチームの経営方法を自分の目で捉えるために現地に赴くことを主に意識していました。前者において、大学のレポート課題を考える際にも頭の中にある潜在的な材料として活かすことができ、コロナウイルスによるスポーツへの影響を考える上でもとても役立ちました。その点、皆さんが今、興味のある事柄に関するニュースに注目し、ノートなどにまとめておくことをアドバイスします。後者において、「百聞は一見にしかず」という言葉があるように現地に行くことはとても重要であったと振り返って感じます。高校在学時には部活動を行いながらも、約100試合のプロサッカーの試合を現地で観戦し、クラブ経営に関する様々な考えを知ることができました。後に述べる関東ビーチサッカーリーグの運営にも活かすことができています。
全員に向けては、様々な資格にチャレンジすることが良いのかなと思います。経営学部に絞って述べると、高校在学時に簿記検定3級を取得していれば、大学で簿記の発展クラスに入ることができ、そうでなくても「簿記論」という必修の授業をかなり楽に進めることができます。また、多くの資格を持っておくことは大学でのアルバイト探しや就職活動を進める上でも活かすことができ、積極的に取得することをお薦めします。
②進学後全員に当てはまること
全員に当てはまることとして、学業の他に他人とあまり被らない経験をすることをアドバイスします。大学では自身の都合に合わせて時間割を組むことも可能であり、自由に使うことのできる時間をかなり多く作ることができます。その中で様々な経験をすることが大学の本質の一つとも言えるのではないでしょうか。アルバイトや部活動、サークル活動の他にも、ボランティア活動や自身の目標に繋げることができるような活動に取り組むこともでき、それらは必ずどこかで活きると感じています。
実際、私の場合はビーチサッカーの社会人チームに加入し、プレイヤーとして関わる他に、関東リーグの運営やチームの広報活動といった仕事も行っています。これらは他人と被りにくい活動であり、現在の自分の強みにすることができました。このように何か自身の強みを作ることを大学ではお薦めします。
③資格試験を志す方へ向けて
経営学部で取得を目指す資格の一つに公認会計士が挙げられると考えます。経営学部の会計学科には、公認会計士や税理士など「会計のプロ」を目指す学生のために、高度職業会計人養成トラック「CAP(Course of Accounting Profession)」と呼ばれるシステムが設置されており、資格の取得を目指すことができます。
また、中学・高校の社会科目の教育職員免許状を取得することも可能であり、数万円ほどをプラスで払えば、教職課程の授業を受講することができます。私は現在、教職課程を受講しており、一般の学生と比べて4年間で約40の授業をプラスで受ける必要があるなど、大変な部分がありますが、大きなやりがいを感じており、将来教員を目指さない方にもお薦めできると考えています。

卒業後のビジョン、進路について

 私はプロサッカーチームの運営に携わる事を最終的な目標としています。昔から私の好きなチームが優勝する瞬間に自身が関わりたいという考えがあったためです。大学卒業後は直接サッカーチームに就職する選択肢もあるのですが、先日、実際に現場で働いているスタッフの方から「一度、一般企業で社会経験を積んでおいた方が、より自身の力を発揮しやすい」といったアドバイスを受け、現在はスポーツ事業に関連した企業への就職を第一に考えています。
 経営学部のOBOGの方々の就職先を調べてみると、様々な業種の一般企業への就職が多いように思われます。しかし、決まった型は存在せず、自身の目標に向けた取り組みやキャリア設計を行うことができれば、目標の実現に繋げることができると考えます。経営学部には、納得のいくキャリア形成のための「就職・キャリア形成支援」といったサポート形態もあり、有効に使うことができます。

後輩へのメッセージ

 このように経営学部では、会社経営の手法のみならず、幅広い分野の知識を学ぶことができ、大学卒業後の進路選択の幅を広げられると感じています。今回、私が書いた内容は経営学部のほんの一部の側面にしか過ぎませんが、皆さんの学部選択の参考になれば幸いです。
また、大学に入ると、今までの学校生活の形態と大きく変わり、自主的に何かを行う、何かに挑戦することが求められます。私は中学・高校在学時の学年主任の先生が掲げていた “Dynamic Challenge” といった標語のおかげで、大学入学前にも様々な事柄にチャレンジすることができました。振り返ると、高校の時に挑戦した経験が、現在のビーチサッカーに関する活動や課題レポートの題材を決める際に大いに活きていると考えます。大学の付属校に入っているからこそ、優位性を活かして皆さんも多くの経験を高校のうちから積んでいただきたいと思います。皆さんの益々のご活躍をお祈りしております。

政治経済学部 経済学科
小嶋笑依
2019年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

政治経済学部について、学科の選び方について説明しようと思います。1番伝えたいのは、学科選びの重要性です。入学して感じたのは、思っていた以上に自分の学科に関連する授業が中心となってしまうということです。もちろん同じ政治経済学部なので、学科関係なく授業を受けることができますが、必修科目や卒業単位数など現実的なことを考えると、そこまで自由は効かなくなるのかなと思います。入学前に、具体的に各学科のことをイメージして自分に合うか判断することは難しいと思いますが、できる限り学科について知ることが大切だと思います。大学の授業は、高校までとは異なり、1つの分野に絞って学ぶ、研究するというものに近くなります。だからこそ、自分の得意、好きではない分野を学ぶ学科を選んでしまうと大変だと思います。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

[学習の面白さについて]
大学生になると時間割から課題管理まで全て自己責任になります。授業も出席が義務ではなくなり、良い意味でも悪い意味でも自由です。だからこそ、自主性がなければ良い学びも得られないと感じています。また授業を通して今まで自分が関心のなかったことに対して興味を持つことができ、さらにそれらに関する授業を選び受講できます。このように、1つのことをどんどん追求して学びを深めることができる点に面白さを感じています。

どんなことに取り組んでいる、あるいは取り組んできたか

①高校在学時
私はギリギリまで行きたい学部が決まっていませんでしたが、だからこそ自分が進学したい学部が決まった時に困らないように成績の向上に努めていました。大学生になった今、中学、高校時に勉強という1つのことに対してこだわりを持って取り組み、結果を残せたことは大きな自信になっています。
②進学後全員に当てはまること
部活動やサークル活動、アルバイト、学業など何でも良いのでなにか自信を持って頑張ったと言えるものを一つは持っておくといいと思います。大学生はとにかく自由なので、何も行動を起こさなければ、ただ時間が流れていくだけです。しかしその分やりたい事を実現できる期間でもあると思います。大学生時代しかできない経験を積んで自己の強みになるスキルを身につけることをおすすめします。

卒業後のビジョン、進路について

大学卒業後は、就職を考えておりますが現時点で具体的に就きたい職業が決まっていません。政治経済学部に進学しようと思った理由でもありますが、どんな職業にも対応できる学部であると考えています。

後輩へのメッセージ

高校生の時は日々の勉強に追われて、嫌だな、面倒くさいなと感じることが多いと思いますが、ここまで誰かに勉強を迫られることは高校生までです。大学生になったら、今までのように自分を細かいところまで指導し、面倒を見てくれる人はいなくなります。私自身も、高校生の時には早く自由な環境が欲しいと思っていましたが、大学生になった今は高校時代に戻りたいなと思うことが多くあります。自分が今置かれている環境の良さは実感しにくいと思いますが、高校生には高校生の良さ、大学生には大学生の良さがあると強く感じているので、今の時間を大切にしてほしいと思います。そして、大学進学後も貴重な時間を無駄にしないために、小さなことでもいいので何か1つ自分で成し遂げたいことを決めるといいと思います。

法学部 法律学科
天沼翔太
2019年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

はじめに、大学について入学後に感じたことをご説明します。大学生活を約2年半経験し、私が最も強く感じたことは、主体性・積極性の重要性です。中学、高校までは、学校に決められた時間に登校し、クラスごとに決まった授業を受けるというような受け身型の生活をおくっていましたが、大学はそうではありません。時間割は各自で考え、手続きも全て自己責任で進めます。何にも縛られずに自由な選択をすることができるという点ではとても魅力的に思われるかもしれませんが、自分で考え、動くことのできない者は淘汰されてしまいます。進学してからそのギャップに苦しまないためにも、今のうちから自分で考え、様々なことに挑戦する経験を積むことをおすすめします。
次に、法学部について感じたことを2点ご説明します。1つ目は、法曹・公務員を目指すのに適した環境であるという点です。私はこれらの職業を志望していないため、その実情を具体的に述べることはできませんが、これらの職業を志望している友人の話を聞くと、授業についても、その他の制度についても非常に充実しているとのことでした。
2つ目は、法学部における学習は想像以上に将来に役に立つという点です。みなさんの中には、法曹・公務員志望の人以外は、法律を学んでも社会に出てから活かすことのできる機会はないと考えている人がいるかもしれません。しかし、実際のところ法律の学習は様々な面で活かすことができるものです。たとえば、法律の学習を通じ磨かれる論理的思考力は、他の科目の学習はもちろん、アルバイトや日常生活、社会においても求められる非常に重要な能力です。また、法律は社会におけるほぼすべてのものと強く結びついているものであるため、法律の学習をすることで世界の見え方が変わります。わかりやすい例を挙げると、法律の学習をすることで新聞やニュースから得ることのできる情報量が圧倒的に増えました。このように、法律の学習は人生をより豊かにするものであると言っても過言ではないでしょう。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

学習の面白さについて
法学の魅力はやはり論理的思考力です。これらの学習においてはその大枠から細部に至るまで論理性が求められるため、1つ1つピースを埋めていくパズルのような面白さがあります。また、三法の学習においてはニュースで見たり自分が当事者として経験したりするようなケースを想定して法律を検討することが多々あります。はじめは、直感的・主観的な考えと、論理的・客観的な結論のギャップに違和感を覚えるかもしれませんが、学習を進めることで、社会に出てからも活かすことのできる論理的思考力を身に着けることができます。
研究の面白さ
ここでは、3年次からはじまるゼミでの活動についてご説明します。私は、ゼミの魅力は大きく2つあると考えます。1つ目は、ゼミ生、先生と深く関わることができるという点です。これはほぼ全てのゼミに共通する魅力です。ゼミでは少人数でコミュニケーションを楽しみながら学習・研究を進めるため、他の一般的な授業とは違った魅力があります。また、どの先生方も大変興味深い研究をされていたり、学外でご活躍されていたりするため、とても刺激的なお話を聞くことができます。
2つ目は、研究それ自体の面白さです。こちらは、私の所属するゼミ特有の魅力になります。私のゼミでは、「持続可能な企業社会のために」といったテーマで会社法の研究をしています。このテーマはわかりやすく述べると、近年注目されているSDGsと企業、法律の関係を考えるというものです。このような先端的な研究をされている学者の方は日本全国を探しても少ないため、未知の問題に立ち向かうという面白さがあります。また、先輩方のお話を聞くと、この研究は就職活動においてや、社会に出てからも非常に役に立つものであるとのことでした。これはあくまで一例ですが、どのゼミも特有の魅力があるため、自分の価値観にあった興味深い研究をすることができます(法律と全く関係のないものもあります)。
苦労したこと
法律科目は対面での筆記試験で単位認定が行われるため、その対策が大変です。多くの科目には出席点や小テストといった平常点が存在しないため、まさに自ら主体的に授業に参加し、学習することが求められます。また。中学高校の一問一答のような形式の試験とは異なり、大学の筆記試験では論述が求められます。具体的にご説明すると、法律についての理解を深め、答えのない問いに対する自分なりの結論を構築し、論理的に説明することが求められます。
ですが、心配しすぎる必要はありません。授業の中で答案の作り方についての説明がなされたり、学習のサポートをしてくれるような制度が整っていたりするため、これらを活用し、きちんと学習をすれば難しい試験にも立ち向かうことができます。

どんなことに取り組んでいる、あるいは取り組んできたか

高校在学時
私が高校時代に意識していたことの中で、みなさんにも絶対に意識してほしいことが1つあります。それは、高校3年生の2、3学期を活用するということです。言い換えると、付属校の強みを活かすということです。たとえば私は、TOEICの学習やパソコン関連の資格試験、読書に注力しました。付属校の高校3年生は、他の一般的な高校3年生と比べて進路の決定時期が早いといったアドバンテージがあります。このアドバンテージを活かし、様々なことに挑戦してほしいです。本を読んで視野を広げたり、資格の勉強をしたり、自分の将来について考えてみたりするなど、自分のやりたいことで構いません。実際に私の周りを見ても、この時期に様々なことを学び、挑戦していた友人たちは、とても充実した大学生活をおくっています。試験・成績から解放されて遊びたくなる気持ちもとてもよくわかりますが、自分の将来のためにもその時間を有意義に使ってほしいと思います。
進学後
大学進学後は、先に述べた通り様々なことに主体的・積極的に取り組むべきだと考えます。もちろんアルバイトやサークルでも構いません。自分から行動し、挑戦しなければ、大学4年間は何もないままあっという間に終わってしまいます。授業の時間割を自由に決めることができる点や、長期休暇がとても長いという点を活かし、大学生のうちにしかできない経験を積むことも大事だと思います。様々な人と関わり、様々なことに挑戦することで世界が広がり、人生がより豊かなものになるでしょう。私の個人的なおすすめは、接客業のアルバイトです。感謝の重要性を再認識し、人に優しくなることができます。

卒業後のビジョン、進路について

法曹やその他の法律の知識を必要とする専門的な職業は希望しておらず、一般的な就職活動をしようと考えています。
一部の専門的な職業を除き、「○○学部でないと就職できない」というようなものはありません。また、明治大学は就職活動のサポートがとても強いため、しっかりと人生設計をして目標から逆算して努力をすれば、理想に近づくことができると思います。

後輩へのメッセージ

法律の学習を進める上で、堅苦しさを感じることもあるかもしれません。しかし、そこから得られる論理的思考力や法律に関する知識は、必ず社会に出てからも役に立つものです。また、先に述べた通りパズルのような面白さ、数学的な思考に近いものがあるため、理系の方も楽しめる学問であると考えます。
大学生活は、自分で選択し、自分で作り上げるものです。みなさんが自分に合った環境で、様々な刺激的な学びを得ることができるよう願っています。

白梅学園大学 子ども学部 子ども学科
築山 充花
2018年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 2年生からはほとんどの学生が自分の希望資格取得に向けて実習に行きます。夏休みや春休みと実習の日程が重なるため、長期休みを利用して何かしたいと考えている人は1年生のうちにした方が良いと思います。
 実習前の2週間と実習中はアルバイト禁止です。また7月と1月はテストや課題が多いためアルバイトを入れすぎてしまうと大変になります。
 履修に関しては卒業必修の科目に加えて自分の希望資格の必修科目も多いため、必修科目だけで卒業単位に近づきます。
 他の大学に比べ人数も少なくほとんどの人が同じ科目を取るため、学科全員で受ける授業やクラス単位の授業が多いです。そのためクラスの人とは関わる機会も多いです。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

 乳児や幼児、児童に関することだけでなく子どもの周りの大人や環境についても学びます。子どもに関する様々な分野についてしっかりと学ぶことができるため、学びの充実感があります。「子どもの食と栄養」や「子どもの保健」等の講義は、保育の仕事に就かなくても自分が親になった時に役立つ知識も学べるので面白かったです。
 私はピアノを習っていたのでピアノの授業は苦労しませんでしたが、初心者の子は童謡の簡単なものでも弾き語りをしなければならないため苦労していました。大学にピアノを練習できる場所はあるので空きコマを利用して練習すれば大丈夫です。
 私は絵を描くことが苦手なので製作や絵を描く課題は一番苦労しました。
 レポート等の課題にしっかりと取り組み、講義に出席すれば基本的に単位はもらえます。

どんなことに取り組んでいるあるいは取り組んできたか

 私は現在幼稚園教諭の資格取得に向けて勉強しており、卒業後に国家試験で保育士資格を取得しようと考えています。既に幼稚園と保育園へ1回ずつ実習に行き、保育者の考えや動き、子ども達の面白い発想や成長に多くの学びを得ました。
 3年次から始まるゼミでは子どもの権利や子どもに関する法律について考えるゼミに入りました。現在取り組んでいることは、少年法により加害者の名前は非公開であることや、被害者の実名報道の必要性についてです。

卒業後のビジョン、進路について

未定です。

後輩へのメッセージ

 白梅学園大学は落ち着いた雰囲気で学生も先生も優しく穏やかな人が多いです。高校までに習うことはあまり使いませんが、新しいことをいっぱい学べます。保育やソーシャルワーク等、白梅で学べることに興味がある人は資料やオープンキャンパスを参考にして考えてみてください。
 私は高3の夏に指定校推薦で受験することを決めました。早く決めるに越したことはないと思いますが、自分の進路なのでじっくり考えてもいいと思います。頑張ってください。

総合数理学部 現象数理学科
大石 恵也
2018年度卒業生
大学、学部、学科に関して、⼊学後にわかったこと

 高校までと違い、自分の行動を全く制限されない。一見、自由で楽なように感じるが、全ての行動に責任が伴うので、自分自身を律する事が必要になる。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

 オンライン授業がメインになってから、大学生活は実感できていない。ただ、通学の時間が無くなったことで、朝一番の1時限目や終了が19時近くになる5時限目なども、しっかりと集中して受けられるようになった。オンライン授業は基本的に自宅で、一人で受講するので、友達同士での疑問の解決や理解を深めることに苦労した。

どんなことに取り組んでいるあるいは取り組んできたか

 高校時代に学んだ微分、積分の応用や線形代数という空間などを意識した新しい数学の分野はもちろん、実際にパソコン上でプログラムのコードを書いて実行するまでを行うような演習形式の授業にも取り組んだ。一から自分で作ったプログラムが理想どおりに機能した時は大いにやりがいを感じる。

卒業後のビジョン、進路について

 大学院へは進学せず、就職しようと考えている。具体的に職種までは絞れていないが、大学で学んだプログラミングを強みにしたい。

後輩へのメッセージ

 コロナ禍で思うような高校生活が送れずに悔しい思いをしている人が多いと思います。ですが、その気持ちを大学生活にも持ち込んでしまうと、貴重な4年間が台無しです。何か1つだけでいいので目標を立てて下さい。そして毎日、その目標が達成出来たか振り返りながら毎日を過ごして下さい。みなさんの大学生活が実りのあるものになることを祈っています。

農学部 生命科学科
小栁 瑠靖
2018年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 大学は高校と比べて非常に自由な環境でした。明八は特に校則が厳しいので大学に入学したらその環境の変化に驚くと思います。自由な環境というと良いイメージばかり思い浮かべるかもしれませんが、自由ということは自己の責任が大きくなるということでもあります。高校までは校則を守り、宿題やテストを頑張ればそれで良かったかもしれません。しかし、大学では研究室や就職活動など自主性が強く求められる場面が驚くほど増えます。大学に入学したら自分で考えて自分で行動するという経験をたくさん積んでおくと良いと思います。
 生命科学科について、入学前はほとんどの人が生命科学に関する企業に就職するんだろうというイメージがありました。しかし、全く生命科学の分野が含まれない企業に就職している人も少なくありません。そういった点では、思っていたより広い視野で社会に臨めるとわかりました。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

 大学生になって人間関係が一気に広がりました。特にサークル活動でできた友達はキャンパスライフを盛り上げてくれるかけがえのない存在です。
 生命科学科の学生実験では、本格的な実験で基礎的な技術を身につけることができます。実験の行程のひとつひとつに意味があり、その意味を聞いたり調べたりして理解する時がとても楽しいです。
 1年生の時は、期末テストの期間は非常に苦労しました。試験範囲が膨大であるため、こつこつと勉強していても試験前は勉強に多くの時間を割きました。2年生の時はオンライン授業になったので試験がレポートに変わりましたが、レポートの作成もテストと変わらないくらいに苦労しました。

どんなことに取り組んでいるあるいは取り組んできたか

 自分は何かひとつの事に集中して取り組むというよりは、とにかく全体的に授業を真面目に受ける事を心がけました。大学では成績はGPAという数字で表されます。各授業の評価がS.A.B.C.Fでつけられて、Sならば4、Aならば3、Bならば2、Cならば1、Fならば0という数字に置き換えられ、その平均がGPAとして表示されます。生命科学科ではこのGPAが2.5以上有れば大学院に入学試験無しで進学できるそうです。自分は就職するか、大学院に進学するか1年生の時には迷っていた状態だったので進路の幅を広げるためにもしっかりと勉強し、高いGPAをとるという努力をしました。

卒業後のビジョン、進路について

 現時点では就職を考えています。環境問題などに関わる仕事がしたいと前々から考えていました。そういった就職先を探していますが現実はかなり厳しく、視野を広げて様々な分野の企業を調べています。今は食品系や化粧品系の企業にも興味を持ち、就活に励んでいます。

後輩へのメッセージ

 入学前、「大学は人生の夏休み」と先輩たちが言っていました。夏休みと言われるくらいだからかなり楽に過ごせるのだろうと甘い考えをしていました。皆さんは夏休みと言われてどんなことを思い浮かべますか? 海水浴? かき氷? カブトムシ? いいえ、答えは夏休みの宿題です。「大学は人生の夏休み」と言われるのは決して楽だからではなく、夏休みのように課題がたくさんあるからです。もちろん課題を終わらせれば、休日は友達と遊び、夏休みのように楽しく過ごせます。大学は勉強する場所であるということを忘れずにしっかり勉学に励み、楽しいキャンパスライフを過ごしてください。

理工学部 建築学科
木下 晏里沙
2018年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 理工学部では、理工学部全体の全学科の人が合わさった混合クラスと、学科ごとに分けられたクラスの2つが存在するのが特徴です。そのため異なる学科の人とも語学や体育、実験などの授業を通して仲を深めることができます。建築学科の男女比率は理工学部の他の学科に比べて女子が多く、だいたい5:5です。建築学科の授業の中で最もハードな「設計」の授業では、実際に課題に対して自ら建築を考え、毎週段階的な小課題を行いながら、最終的には図面や模型の作成をし、作品として提出します。これはとても時間がかかるので、基本的に土日は机に向かって1日中作業をしていることが多く、締め切り前になると徹夜が当たり前のようになるので、入学前に想像しているよりも忙しく、遊んでいる時間はあまりありません。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

 大学の授業は1コマ90分で、朝は9時から夜は19時までと高校に比べて長く、曜日によって始まる時間や終わる時間が異なるので生活リズムをつかむまでは少し苦労しました。設計の授業では建築学科全体約180人に対して同じ課題が出されますが、建築は正しい答えが1つに決まっているものではないので、まさに十人十色のように180個のそれぞれの答えが作品として現れ、1つとして同じものがないという点が非常に面白いと感じます。その反面、答えがないので迷走することも多く、課題にはとても時間がかかり、頭を悩ませることもよくあります。1.2年次は手書きで図面を書きますが、3年次からはPCでの図面作成や3Dモデリングを行うので作業に慣れるまでが大変でした。高校までで学んだこととは大きく異なるので大変ではありますが、その分やり切った時の達成感を感じることができ、同じ状況下にいる建築学科の仲間から意見をもらうなど、お互いに協力しながら切磋琢磨し合える点が楽しいと感じます。

どんなことに取り組んでいるあるいは取り組んできたか

 外を歩いているときふと周りを見渡すと、いたる所に建物が建っているのがわかると思います。人が人生で約9割もの時間を過ごすといわれている建物を設計するのが建築という分野です。きっとみなさんが思う建築は外から見た外装、あるいは内装のデザインをすることではないでしょうか。しかし建物を成り立たせるためにはそれだけでは足りず、人間が活動を行う場となる建物をいかに安全に、そして快適に過ごせるようにするのかという点も非常に大切になります。
 建築は意匠系・環境系・構造系という3つの分野に大きく分けられます。先ほど述べたデザインは意匠系にあたり、ほかにも様々な建築の事例を通して歴史や都市のつくられ方、建築に定められている法律などを学びました。次に環境系は室内の快適性を保つための空気の流れや音・光の感じ方に応じた空間の工夫の仕方や、より環境にやさしく快適性を維持する方法や設備機器について勉強し、構造系では計算を用いてどのような力がどのくらいかかるのか、また安全性を確保するにはどのくらいの耐荷重が必要かなどを求めます。同じく構造系に分類されるのが材料で、主に木材・鋼・コンクリートそれぞれの特性なども学びます。1.2年次ではこれら3つの分野をまんべんなく勉強し、実際に住宅や幼稚園、オフィスビルや集合住宅の設計課題に取り組みました。

卒業後のビジョン、進路について

 大学卒業後は大学院に進学する予定です。建築の中でも私たちの身の回りに当たり前のように存在している光や音の分野に特に興味をもったので、より専門性の高い知識や技術を身に着けることで、自分の強みにしたいと思っています。また将来は建築を通して人々に喜びや感動を与えることで、生活をより豊かにできる仕事をし、社会に貢献出来たらと考えています。

後輩へのメッセージ

 人生100年時代の現在、人生を24時間に置き換えて考えてみると、今のみなさんの年齢はまだ朝の4時半頃です。まだ起きてない人が多いのではないでしょうか。ということは今日1日をどのようにして過ごすのかを自分でいくらでも変えることができるということです。だから今から、興味のあることやいつかやりたいと思っていたことなどいろんなことに挑戦してみてください。そうすれば将来自分が何をしたいのかが少しずつ見えてくるかもしれません。いつかやろうと思っていても、授業中ボーっとしているといつの間にか時計の針が進んでいるように、時間はどんどんと過ぎていって、意外とその“いつか”は来ないものです。大学の学部学科選びは、この先何十年もの将来に大きく影響する選択になると思うので、たくさん調べてじっくり考えてみる時間をぜひ作ってみてください。

国際日本学部 国際日本学科
田原 朱理
2018年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 大きなギャップはありませんでした。私は英語力をつけたい、フロリダのディズニーワールドへのインターンシップ留学に参加したいという気持ちから国日に入りました。英語のプログラムに関しては、1.2年次に必修の授業がたくさんあるだけでなく、ネイティブの先生が行っている英会話セッションのようなものや、TOEICやTOEFL対策の講義などもあり、とても充実しています。また、国日の学生は意欲が高く行動力もある人が多く、良い刺激を受けて自分も頑張らなければ、と思えますし、高めあえる友人ができるのも良いところだと感じています。
 留学制度については、本当に数多くのプログラムがあり、休学せずに単位を取得しながら留学できるものもあるので、自分に合ったものを必ず見つけられると思います。職員の方も親身に相談に乗ってくれました。ディズニーのインターンシップ留学については、定員割れすることもあると聞いていましたが、私の代は人気で多くの人が募集したため、落ちている人もいました。倍率に関しては年によると思いますが、ぜひ挑戦してほしいです。私は合格することができ楽しみにしていましたが、コロナウイルスの影響で延期している状態です。しばらく厳しいのではないかと言われています。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

 国日の先生は多彩なキャリアを持つ方が多く、先生方自身のお話が面白いのはもちろんですが、外部からゲストスピーカーを呼んでくださることが頻繁にあるため、色々な見解を得ることができます。それだけでなく、生徒同士で議論をする時間がある授業が多いため、様々な考えを知ることができ学びが深まりますし、思考力や自分の考えを相手に伝える力も身に付いたように思います。難しい部分でもあり、やりがいを感じる楽しい部分でもあります。
 苦労したことは、自分の英語力不足です。私は旅行を含め海外経験が全くなく、英語は好きだけど得意というわけではなく、特に話すことは自信がありませんでした。高校1年次から国日に行きたいと思っていたので英語の勉強に力を入れていたものの、やはり大学入学当初は周りの英語力に圧倒され本当に辛く悔しかったです。その悔しさをバネに、英語力を向上させることができる環境を存分に活用し、今も勉強を続けています。

どんなことに取り組んでいるあるいは取り組んできたか

 3年次から始まったゼミ活動では、スウェーデンについて研究するゼミに所属しています。スウェーデンの社会システムを深く学び、日本との比較をすることで、より良い社会には何が必要なのか、どのような制度を日本に持ち込めるのか、といった研究をしています。中でも私は政治教育について興味があります。日本で若者の投票率が低いのはご存知だと思いますが、スウェーデン国内の投票率は80%を越えていて、若者の投票率も高いのです。その理由の一つとして考えられるのが、学校選挙(大人と同様の投票用紙を使い、実際に存在する政党に投票する、実際の投票を練習できるようなものです)という取り組みです。私は高校生までの授業で、政治の制度や形式について学ぶことはあっても、リアルタイムで起きている政治に触れたり意見交換したりすることはほとんどなかったように思います。それが日本の投票率の低さ、政治意識の低さに繋がっていると考え、日本の教育を変えるにはどうすべきかをスウェーデンを参考にしながら考えています。いずれは学校選挙を中学生や高校生に行うことも考えています。もし実現したらぜひ明八生にも参加してほしいです!!

卒業後のビジョン、進路について

 まだ明確なビジョンは決まっていませんが、小学生の頃から漠然と描いていた「日本と世界を繋ぐ仕事をしたい」という夢を叶えたいと考えています。もちろん抽象的な想いであるため、今後どのようなアプローチでこの夢を叶えたいのか、具体的にどういう自分になりたいのか、深く考え見つけることができたらと思っています。ちなみに、この想いは国日に入ってより一層強まりました。

後輩へのメッセージ

 私は高校から明八に行きましたが、大学生になった今でも明八時代の友人とは定期的に会っていて、本当に素敵な仲間ができたと感じています。たまに高校時代に戻りたいなあなんて思ったりもします。毎日早起きして山奥に通うことや、厳しい校則(笑)でも、全部が本当に今しかない青春だと思うので、何もかも全力で取り組んでほしいなと思います。コロナで悔しい思いをすることも多いかもしれませんが、負けずに楽しんでください!!何かあれば遠慮なく頼ってください、相談してくれたら嬉しいです。大学で待っています!

情報コミュニケーション学部 情報コミュニケーション学科
高澤 麿見
2018年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 入学後は「大学では誰も教えてくれない」ということを実感しました。中学高校では、課題の提出の時にはお知らせがあり、出し忘れたら注意され、難しい課題は教えてくれる人がいます。しかし大学には“自分で探さない限り”そのような存在は現れません。出し忘れたら単位を落とす、わからないままにしていたらおいていかれます。でも「知りたい、やりたい」を伝えれば、大学はとことんサポートしてくれます。教授は広く深い知識や考え方をもって助けてくれます。そのような環境で、大学は「すべて自分次第」ということに気が付きました。情コミ学部に関しては、クラスのつながりが薄く、少し寂しいです…。ですが私が想像していた「情コミの自由」よりももっと多様な「自由」があることを知りました。情コミの学生、教授には自分の考え方や固定観念に縛られない自由さがあると感じます。考えること、良いと思うこと、好きなこと嫌いなこと、できることできないことは皆違うということを気づかせてくれました。自分にはないものをたくさん得ることができます。その自由さは情コミ学生になってわかりました。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

 必修科目がほとんどなく、時間割やカリキュラム、コースを自分で作るのが情報コミュニケーション学部です。この学部が自由と思われる理由だと思います。情コミでは3年生に上がるときに0から自分で自分のカリキュラムを作成し、それに基づいて自身の研究の方向性をまとめたものを大学に提出しなくてはなりません。その時は自由さがゆえに研究分野を絞り込んだり自分の将来について考えたりするのにたくさん迷い、とても苦労しました。ですが、ここで研究の大変さと楽しさは背中合わせであることを伝えたいです。初めは興味のある授業を適当にとっていました。楽しいけれど適当にとったから、分野はばらばらで収拾がつかなくなって、自分は何がしたいのかわからなくなりました。でも迷っているうちに自分がワクワクすることに共通点が見えてきて、てんでばらばらだったはずの授業がつながる瞬間がありました。その時に「学ぶって楽しい、もっと知りたい」と思うことができました。幅広く自由に学べる情コミだからこそ感じることのできる楽しさだと思います。

どんなことに取り組んでいるあるいは取り組んできたか

 入学当初「大学生は自由だ!」と思っていたので、やりたいことは全部やろうと思い、現在は高校の頃から興味があった教職課程を履修し、学部設置の英語強化プログラム“SPICE”に参加し、サークルは明治大学の団体と他大学の団体に所属しています。また、サークル費や友人との交際のため、飲食店でアルバイトもしています。教職課程に関しては他の学生より履修科目が多く、それに伴い課題も多く大変ですが、学部の授業と通ずる点があったり、他学部の学生と交流が生まれたり、とてもやりがいがあり面白いです。SPICEは20人の少人数クラスです。100分間英語のみで講義・ディスカッションを行い、毎週課題がでるため、授業も課題も正直少し大変です。が、クラスでの活動がほとんどない中で唯一4年間固定のクラスで仲が良く、英語の学習はもちろん、他の授業の情報交換や学外での交流も多く、私の大学生活には欠かせない存在です。サークルに関して今は活動制限によりほとんど活動できていませんが、練習はもちろん、季節ごとのイベントなどもあり、学年の垣根を超えた交流がとても楽しいです。私はインカレサークル(複数大学の学生から構成されるサークル)に所属しており、いろいろな大学と交流できて、サークルのこと以外に授業や就活の事など、様々な角度からの意見を知ることができるのも、魅力の一つだと感じています。

卒業後のビジョン、進路について

 小さい頃から漠然と外国語を使って働きたいと思っていました。大学に入ってからもその気持ちは変わらず、また、海外の文化に興味があるため海外で生活したいという大きな夢があります。現実的には所属しているゼミの“第二言語習得の心理学”の研究への興味と、何かを企画して人を楽しまることが好きなことから、その二つを生かせる何かを探しています。学校の先生も視野に入れています。

後輩へのメッセージ

 高校生の私は「大学生って自由でいいな」と思っていました。大学生になった今、実際に自分のやりたいことはだいたい何でもできて、毎日が充実してとても楽しいです。一方で、自由さのあまり、ふと自分のやっていることが間違っていないか、自信がなくなり迷うことがあります。そんなときはメリットが多い選択肢を取り入れるようにしています。これは高3の時に明八のある先生に教えてもらったことです(笑)。何か迷っているときは、どうしても心配なことや不安なことに目が向きがちですが、不安なことって考えれば考えるほど浮かんできませんか? もちろん不安なことをしっかり認識することも大切ですが、少しでも楽しい事やワクワクすることが多いことを選んだほうがきっと自分にとっていい選択ができるのではないでしょうか。高3でその考えを教わり、当時理系クラスだった私は文転することに迷いを感じていましたが、情コミを選んで、いま「良かった!」と思っています。それと、「間違えた…」と思って元に戻ってやり直すことはできませんが、そこから変えることはできます。これから何かを選ばなきゃいけない場面が沢山あると思います。簡単なことではありませんが、深刻になりすぎずにゆっくり自分と向き合ってみてください(それができれば苦労してない、というツッコミはなしでお願いします)。考えて迷った分だけ、将来の引き出しや選択肢が増えていくと思います。ぜひ、迷うことや間違えることを恐れずに、皆さんの“今”を精一杯楽しんでほしいです。元明八生、現大学生の私からは以上です。何かと制限の多いご時世ですが、皆さんの高校生活が実り多く充実したものになりますよう、一卒業生として応援しています!

経営学部 経営学科
鈴木 憲伸
2018年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 「経営学」と聞くとなんだか難しいような印象を持ってしまいますよね。私もはじめは経営学がどのような学問かもわからず不安を感じていました。しかし、一口に経営学といってもその幅はとても広く、皆さんが聞いたことのないような面白い分野がたくさんあります。ここにはとても書ききれないので、是非、大学のホームページで経営学部シラバス(講義概要)を調べてみてください。また、経営学部の授業は、座学だけでなくフィールドワークも多く設けられています。見慣れない授業を選択するには多少の勇気が必要になるとは思いますが、興味があるのであれば挑戦してみるのもいいでしょう。そこには思いもよらない出会いや発見が待っているはずです。
 経営学部では2年次から経営学科、会計学科、公共経営学科の3学科のいずれかに所属し、専門領域に打ち込むことができます。しかし、自分の希望する学科を選択するためには、成績が大きく関係します。1年次には大学生になったからといって気を抜きすぎないよう注意しましょう。さらに、2年次後期及び3年次からは、ゼミナールに所属することができます。大学生活の後半はゼミナールのメンバーと時間を共にすることがとても多いので、前向きに活動に取り組めるようゼミナールの下調べに早期から取り組むことをお勧めします。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

 大学生活の醍醐味は「やりたいことに全力で打ち込める」ことではないでしょうか。その内容は、学問をはじめとして部活動やサークル、アルバイト、趣味など様々です。そして、それらの経験を通して一生涯の友人をつくることができるかもしれません。私は体育会競走部(陸上競技)に所属していますが、そこで築いた人脈は大学生活の様々な場面で私の助けになっています。皆さんは大学に入学した時点で明八からの友人が数多くいるでしょうが、日本全国だけでなく海外からも人が集まる明治大学だからこそ、様々な人と関わる機会を逃さないようにしましょう。
 大学では授業の選択からプライベートまでが高校生活と比べて自由になりますが、それらを充実させるためには自己管理が求められます。あれもこれもと手を伸ばすことはできますが、優先順位を考えて行動することをお勧めします。

どんなことに取り組んでいるあるいは取り組んできたか

 私は大学で体育会競走部に所属しています。体育会の活動はとても忙しく大変ではありますが、それ以上にやりがいがあります。日本全国から部員が集まる部活動では日々刺激を受けながら自身の確かな成長を実感しています。
 私の所属するゼミナールは「グローバル化の中の元気な地域・地域中核企業」を研究対象としています。本来であれば日本各地の企業を実際に訪問するのですが、コロナ禍ではそれが叶わず、今までゼミナールの先輩方がお世話になった企業の方々にオンラインでヒアリングを行っています。また、ゼミナールのメンバーと日々話し合いを重ねながら、他大学との討論大会や学部内のゼミナール対抗プレゼンテーション大会に向けての作業に取り組んでいます。

卒業後のビジョン、進路について

 卒業後は就職を考えています。現在はインターンシップやOB・OG訪問を通して、仕事に対する理解を深め、自身の将来について考えています。

後輩へのメッセージ

 皆さんには、納得して進路を選択してほしいと思います。内部進学する方は、希望する学部に入るためにしっかりと成績を取る必要があります。テストだけでなく平常点の積み重ねも非常に大切なので、今からでも頑張ってください。そして後悔のないように、学部の選択について自分でよく考えてください。もし悩みがあるのであれば、友達や先輩、そして先生方に積極的に相談してみましょう。
 明八での生活は長いようであっという間に過ぎ去ってしまいます。それは大学でもきっと同じことでしょう。貴重な学生時代を大切に過ごしてください。そして、今を全力で駆け抜けてください。皆さんを応援しています。

文学部 心理社会学科
田中 紫月
2018年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 文学部に関して分かったことは、基本的には専攻にとらわれず文学部の受けたい授業を受けることができるということです。例えば、私は哲学専攻ですが、臨床心理学専攻の必修科目を履修することもできますし、文芸メディア専攻の人が多く受ける授業を履修することもできます。数多くの専攻に分かれている文学部だからこそ、色々な分野の授業を履修しやすいという点は良い点であると思います。
続いて心理社会学科に関して言えば、1年生、2年生の時は、同じ学科の人と関わりを持つことが多かったです。例えば、必修(必ず単位を取得しなければならない科目)の語学の授業は心理社会学科という括りでクラスが編成されました。また、「心理社会研究入門」という授業は、心理社会学科の選択必修科目となっているため、多くの人が受講をします。
最後に哲学専攻に関して言えば、友達がつくりやすいことが長所として挙げられると思います。哲学専攻は学年にもよりますが、3年生は約50名所属しています。専攻内の多くの仲間と同じ授業を取ることが多いため、友人関係が築きやすいです。それだけではなく、2021年度でようやく4学年が揃ったこと(2018年設立のため)、専攻有志の哲学対話の団体が存在することで、学年を超えた交流も可能です。哲学専攻の先生方も学生想いで真摯に向き合ってくださるため、学びやすい環境が整っていると思います。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

 大学生活ということに関しては、自分と生まれも考え方も違う人たちが集まるということがとても面白いと思います。部活やサークル活動に励む人もいれば、アルバイトに励む人もいますし、実家から通う人もいれば一人暮らしをしている人もいるという今の生活環境の違いもあります。また、センター試験を受けて合格した人やスポーツ入試で入学して来た人、確固たる動機で入って来た人や興味の赴くままで入学を決めた人などの今までの経緯の違いもあります。そして趣味や興味の違いもあるため、本格的にバンド活動をしている人もいました。そのような人たちと話すことで、知らないものを新しく知ることや人の多様性を学ぶきっかけになると思います。
 哲学専攻の学習や研究の面白さは、同じ哲学書の文章を読んだとしても、様々に解釈可能であるという点です。高校では、説明文や小説などを国語の時間で読み問題に答えるということをしているかと思いますが、大学は、そうではありません。自分で問いを立ててレポートを書きますし、授業で読み進めた同じ箇所を論じたとしても、自分とは違う新たな視点が他の人から提示されることが多々あります。なぜそう考えたのか、本当にそうであるのか、そのようなことを議論するのもまた、難しさとともに楽しいところです。哲学書を読む授業も哲学対話の授業も、仲間と共に学んでいくことができるのが、大学ならではの良さだと思います。
 ただ思い返してみれば、初めは戸惑うことも多かったように思います。それは、哲学に関しての知識が乏しかったからです。周りには「高校の倫理の授業が楽しかった」という理由で入学した子や、「この哲学者に興味があるのだ」と言える子が結構いました。授業を受ける中で特段困るということはありませんでしたが、少しは知識を持って入学しておけば良かったと思うことはあります。それが卒業論文を書く時のヒントにもなると思うので、何に興味があって哲学専攻を選んだのかという理由は大切かもしれません。

どんなことに取り組んでいるあるいは取り組んできたか

 大学にまつわることで言えば、私は教職課程を大学1年生から履修しています。教職課程は何年生からでも履修することができると思いますが、経験上、時間割の関係から考えて1年生から履修した方が良いように感じます。
 文学部で取れる教員免許の種類は、学科や専攻によって異なります。心理社会学科では、中学の社会科と高校の公民の教員免許が取得可能です。どちらかを取得することも両方取得することも可能です。これは、ホームページなどを見て進路を志望する前に確認しておいた方が良いと思います。
 哲学専攻に限った話としては、教職課程の単位を取りやすいと思います。それは、哲学専攻の必修科目が教育課程に関連する単位に加算できるからです。また、教育課程に必要な文学部の科目は履修すると卒業要件の単位にもなるため、恵まれているように思います。教職課程で取らないといけない単位数は多いので容易であるとは言えませんが、他の学部よりは取りやすい環境が整っていると考えられます。
 ちなみに教職課程の授業に関連していうと、メディアにもよく出演していらっしゃる斎藤孝先生は明治大学の先生であるため、授業を受講することができます。

卒業後のビジョン、進路について

 教員になることが幼い時からの夢であったため、教職に就こうと考えています。そのまま中学、高校の教員になることを目指すかもしれませんし、明治大学では取得できない小学校教諭の免許を取ろうと動く選択肢も捨ててはいません。

後輩へのメッセージ

 まずは、ここまで長々とした文章を読んでくださってありがとうございました。卒業して数年が経った今でも、明八にいる時に味わったクラスの団結力や部活での達成感は、忘れることができないほど特別なものです。どれだけ仲の良かった友達でも、専攻、学科、学部が違うだけで会えなくなります。友達だけではなく、先輩や後輩、先生方と過ごしていた毎日が嘘のようです。
 大学生は基本的に1人ひとりの時間割や生活環境が違うため、同じ制服を着て過ごした日々とは大きく異なります。大学生になったらできることも多くありますが、できなくなることも多くあります。今、楽しいと思うことを、ぜひ大切にして欲しいです。
 素敵な大学生活を送るためにも、ご自身が学びたいと思える進路を選択することをおすすめしたいと思います。

政治経済学部 政治学科
島村 遼太
2018年度卒業生
大学・学部・学科に関して入学してわかったこと

 一般入試で入学してきた人たちの頭が良いということです。特に語学で差が開きます。単位をとることに苦労はしないですが、もう少し英語の勉強をしておけばよかったと思っています。
 大学の設備は整っています。キャンパス全体で使えるWi-Fiや授業の資料をいくらでも印刷できることに驚きました。また、授業によってはノートをとらず、映し出されるパワポの写真を撮ってノート代わりにすることを許可する教授もいます。
 コロナによって、大半の授業がオンライン授業となっています。基本的には録画された授業を見て、各自課題に取り組む形式です。このように現在は、大学に通わず半数以上の単位を修得できるようになっています。そのため、コロナ禍における大学での出会いは少ないので、サークルや部活など何かしらのコミュニティに所属した方が良いと思います。

大学生活・学習・研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

 苦労したことはレポート作りです。長い文章を構成することがとにかく大変でした。なおかつ、レポートの議題が難しいため最初の方は長い時間をかけて作っていた記憶があります。
 学習や研究の面白さや楽しさはゼミ(10~20人が集まり特定の専門分野について学ぶ場)で1番感じることができると思います。政治経済学部では3年からゼミが始まります。私が所属するゼミでは、学生が中心となり議題を決めてグループディスカッションをしています。ゼミのみんなの学習意欲は非常に高く、議論のレベルも非常に高いです。その分、ついていくことは難しいですが、毎回のゼミで得られるものも多いです。

どんなことに取り組んでいる、あるいは取り組んできたか

 私は体育会硬式野球部に所属し、リーグ戦優勝を目指し日々練習しています。また学生団体に所属し、他大学の学生たちと、国際関係論について25000字の共同論文を作成しました。その論文は国立国会図書館に掲載されています。ゼミは国際関係史についてです。教職課程も取っているので来年あたり教育実習生として明八にお伺いするかもしれません。

卒業後のビジョン・進路について

 特にやりたいことが決まっているわけではないですが、私は何かを企画して楽しませることが好きなので、そのような企業に就職出来たらなと考えています。

後輩へのメッセージ

 よく大学4年間は人生の夏休みと言われますが、まさにその通りだと思います。夏休みのようにある莫大な自分の時間をどのように活用するべきかを入学前に考えることをお勧めします。大学では何かを強いられることは基本的にないので、毎日遊び、適当に授業を受け、楽をすることも可能です。一方で、何かを主体的に取り組み、チャレンジすることも可能です。いろんな選択肢がありますが、私は大学生活で法に触れなければ何をしても良いと考えています。これらを踏まえ、入学する前に4年間をどのように活用するかを熟考し、有意義な大学生活を送れるようにしてください。また、部活や勉強で多忙だと思いますが、あっという間に過ぎ去ってしまう高校生活の1日1日を大切にして楽しんでください。皆さんのことを応援しています。拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

法学部 法律学科
河野 力也
2018年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 法学部について、①専ら法律のみを学習する学部ではないこと、②法律を学習したいと積極的に考えている生徒のほか、理系科目が得意な文系の生徒や、文転を検討している生徒にもおすすめできる学部であること、の2点についてご説明したいと思います。

①について
 法学部では、確かに様々な法律について学習します。他方で、法律以外の学問についても基礎知識を一般教養として学習できる機会が設けられており、幅広い素養を身につけることのできる環境も整えられています。
 卒業要件として法律以外の授業を一定数選んで履修する必要があり、規定の科目数を履修した後でも自由選択科目としてさらに履修することも可能です。具体例として、私は経済学や心理学等を履修していました。

②について
 法学部は文系学部の最たる例との印象がありますが、法律学は論理的思考能力が大変求められる学問です。原則として個別の事例ごとに単発で問題検討するのではなく、一度物事を抽象論に置き換えてから演繹的に検討するためです。そのため、数学をはじめとした論理的思考が必要な科目が得意な生徒は、比較的抵抗なく学習を進められるのではないかと考えます。
 もっとも、法律は文明社会における問題解決の手段ですので、一部結論ありきの少々無理のある理由付けがなされているものもあります。寸分違わぬ整合性を追い求めたい方はむず痒い思いをするかもしれません。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

①学習の面白さについて
 学部レベルでは研究とまではいかず、基本的な法知識についてのインプットがメインです。フィールドワーク等はほぼなく、座学に終始するため人によっては退屈に感じるかもしれません。
 身近な事件などに法律を当てはめて考えることができるようになることに法律を学ぶ意義・面白さがあると考えます。法学部での学習を通じて身につく、感情に基づく主観的評価ではなく、物事を中立にとらえた客観的評価ができるようになる能力(みなさんがパンフレットの記載を目にして志望理由書にきっと書くであろう所謂リーガルマインド)は、実社会においても有用であると実感しています。

②苦労したことについて
 法学部は期末評価について対面の筆記試験を原則としており、その対策が大変でした。それも、平常点は基本的に存在しないため、テストの得点がそのまま成績に直結します。
 高校では当たり前の期末筆記試験ですが、大学では学習する内容が高度なので対策のための時間を多分に要します。また、授業では基本的に理論や判例を学習しますが、試験においては主に具体的な事例における法適用の是非の検討をするため、その乖離に適応する必要があります。
 とは言っても、大学にはそこそこの成績をとって卒業さえ出来れば良いと考えて適当に対策してそこそこの成績も取れない学生がたくさんいるため、復習をしっかりしてある程度きちんと対策すれば相対的に上位に位置することができるので、そこまで気にする必要はありません。
 現に私は成績優秀者として奨学金をいただきました。

どんなことに取り組んでいるあるいは取り組んできたか

 後述するように私は司法試験合格を目標としており多くの生徒にとってサンプルとして適切ではないかもしれないので、多くの生徒に当てはまりそうな点に絞ってお伝えします。

①高校在学時
 大学進学前から法律を学んでおくことで進学後も抵抗なく学習を進められるのではないかと考え、法学検定(ベーシック)を受験しました。受験日は1月にあるので高校の試験が一通り終わった後の自宅待機期間に対策すれば十分間に合いますし、初学者向けの勉強としては最適だと思います。何より、(私が在校生だった時は)片桐誠賞の対象でした。受験の機会こそ1年に1回ですが、TOEICで高得点を取ったり英検を取得したりするより難易度は低いと思います。余裕のある生徒は是非チャレンジしてみてください。

②進学後全員に当てはまること
 全員に当てはまることとして、部活動またはサークル活動もしくはアルバイトなど何でも良いので、なにか学業の他に注力したものを一つは持っておくといいと思います。大学では直前に試験対策をしてひとまず単位を取得さえすればいいと考えていると、一瞬で貴重な4年間が消し飛んでしまうので、大学生時代しかできない経験を積んで自己の強みになるスキルを身につけることをおすすめします。個人的にオススメのアルバイトは、接客業と講師業です。人に優しくなれます。

③資格試験を志す生徒へ向けて
 明治大学には国家試験指導センターという、司法試験、公務員試験、公認会計士試験などに合格することをサポートしてくれる機関があります。私はそこの法制研究所に在籍して勉強を進めています。学外の予備校と比べてかなり低廉な価格で各種講座を受講できるので、経済的理由で上記試験を諦めざるを得ないような状況に置かれている生徒は一度検討してみてください。もっとも、今は学外の予備校でも低価格なものが充実してきているので、卒業生等に相談して情報を集めた方が選択の幅が広がると思います。

卒業後のビジョン、進路について

 大学卒業後は法科大学院に進学し、司法試験受験を予定しています。
 司法試験や司法書士など法律を扱う資格職を希望する人は少数で、一般就職が圧倒的に多いと思います。ただ、公務員志望者は他の学部に比べて多い気がします。
 一般就職をしたOBOGの方々の就職先は様々で、不動産系、金融系等々多岐にわたって活躍されているようです。明治大学は就職にとても強いので、しっかりと人生設計をすれば理想に近づけるのではないでしょうか。

後輩へのメッセージ

 私が在校生の時は、「法学部は文系で最も辛い学部だ」などという評判を時折耳にしていました。今もそう言われているかはわかりませんが、進学した者としては全くそのようには思いません。パズルのような思考を求められるので、ハマる方にはとことんハマる学部だと思います。
 大学進学後は主体的な選択をすることが多くの場面で求められ、その点で大学生活は“自由”であると感じます。あらゆる事柄について自己の判断で決定できるこの環境は大変心地良いです。
 もちろん、学部の違いによって合う合わないがあるので、以上の記述が皆さんの大切な4年間を左右する進路選択の一助になればと思います。

総合数理学部 ネットワークデザイン学科
飯渕 敦宣
2017年度卒業生
大学・学部・学科に関して、入学後にわかったこと

微積分は大学に入ってもずっと使うので復習しておくべき。
ネットワークデザイン学科は第2外国語の授業がない。
違う学科の人とも時々授業で一緒になるので友達がたくさん出来ると思う。

大学生活・学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

自由な時間がたくさんあるので何でも出来る。
理系の学科はみんなの前で研究の発表をする時間がある。

どんなことに取り組んでいる、或いは取り組んできたか

C言語、Processing、Pythonなどのプログラミング言語を勉強していました。

卒業後のビジョン、進路について

ゲーム会社かIT企業に入りたいと思っています。

後輩へのメッセージ

大学は本当に楽しい所です。何でも出来ます。
そのために今勉強頑張ってください。

総合数理学部 先端メディアサイエンス学科
宮﨑 由花
2017年度卒業生
大学・学部・学科に関して、入学後にわかったこと

大学…大学というくくりではあまり見たことがなく、入ってからわかったことは特にはありません。
学部…英語の授業が2年生まで学科ごとではなく学部全体でクラスが分かれていました。組分けは主にTOEICの点数に準じます。
学科…自習を重要視しているため他より授業は少ないです。その代わり課題が多くなっています。

大学生活・学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

授業はプログラミングが多く大変苦労しましたが、一年生の時に言われたことをこつこつ行えばそこまで苦労しないと思います。私は友人と助け合いながら行い、なんとか凌ぐことができました。また私の学科は発想力、プレゼンテーション能力を問われることが多く、最初は緊張しましたが、段々と慣れることができました。色々言いましたが、先生方が面白い方が多く、授業中もTwitterで実況するなど講義感がない授業もあり、とても楽しいです。他大学や企業の方がお話しに来るのも先端メディアサイエンス学科の魅力だと思います。

どんなことに取り組んでいる、或いは取り組んできたか

前にも記載した通り、主にプログラミング、デザインの発想、そしてそれらのものを発表するということをしてきました。プログラミングはHot Soup Processor(ゲーム系)、Processing(数式、映像、ゲームなど)、Java Script(ウェブ系)を授業では取り組みました。個人での発表もあるのですが、発案、作成、発表するものもありました。他にも基礎知識として選択科目についてですが、理科、社会も一部触れました。また数学はとにかくやらされました。今行っている研究は人物を背景から抽出し、どのような背景をあてるか、それを舞台芸術に生かすというものです。現段階では、人物の抽出をいかに正確にするか、Pythonというプログラミング言語を使い製作しているところです。

卒業後のビジョン、進路について

ビジョンははっきりしておらず、今のところ就職を考えています。大手通信会社、舞台の裏方、メディア系の技術職など主にシステムエンジニアの仕事を中心に探しているところです。できたら今の学科で学んできたことを活かせる職に就きたいと思っています。

後輩へのメッセージ

こんにちは。明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科の宮﨑です。
この学科は課題が多いため自由とは言えませんが、とにかく生徒を尊重してくれます。自分の好きなようにアイデアを出せ、皆に発信できるという点でとても楽しい学科です。自分のアイ
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デア、作品を色々な方に見てもらいたい、自分で新しい物を作りたいという方には最適な空間だと思います。一方でとりあえず明治大学に行きたいという生半可な気持ちで入ってはいけない学科だと思います。前述の通り、とにかく課題が多く、好きでなければ続けられないと思います。なので本当に興味のある方、アバウトでもこういうことがしたいという気持ちのある方はぜひ来てください!
あと、今のうちにするべきことは「微積」「英語(TOEICも含め)」です。私は一年生の微積でとにかく苦労したので、何度も問題を解き直し、理解を深めて下さい。また英語ではそこまで重要視されていないのですが、TOEICでクラスが分かれ、上位のクラスでは授業の内容が違うため、ぜひしっかり取り組んで下さい。プログラミングは今はできなくても、授業で少しずつ教えてくれるので特には必要ありません。やる分には良いとは思いますので、前述のことをしっかり出来た方のみ、やっても良いかもしれません。また、大学に入ったらTwitterなどで授業用を作るとより楽しいかと思います。では、勉強大変かと思いますが、頑張ってください!!

国際日本学部 国際日本学科
山口 倖輝
2017年度卒業生
大学・学部・学科に関して、入学後にわかったこと

基本的には入学前のイメージと変わりませんでした。中野キャンパスでは、いわゆる大学生のサークルといったわいわいとした感じはせず、落ち着いた学生が多いです。一年生の頃から、留学やバックパッカー、世界中を旅する人など、自分のやりたいことに取り組んでいる人が多く、意識が自然と高くなります。皆、中学や高校で挑戦できなかったことをしています。
留学に関してですが、TOEFLの基準点に到達し、面接で合格した人のみが行けます。しかし、国際日本学部は想像以上に留学プログラムや助成金制度がしっかりしています。授業や課題などの当たり前のことをきちんと行えば、半年や一年間の長期留学には希望すれば必ず行けます。
有名なのはフロリダディズニーへのインターンシップだと思いますが、去年は枠が余っていたので、行きたいと思っている人はほぼ受かりました。面接で落とされる可能性は低いです。一年生の夏から積極的にTOEFLを受ければ、必ず目標点数には届き、希望のプログラムを利用出来ます。

大学生活・学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

大学生は本当に色々な人と繋がりが持てます。教授が講義に呼ぶゲストなど、日本のトップで活躍されている方の話を聞くことができますし、そこから興味や関心が広がります。しかし、自分が興味のないことを学んでいると感じると大学生は学ぶことを辞めてしまいます。自由であるからこそ、主体的に学ぶのはとても楽しいですが、そういった意味でも、学部選びはとても重要であると感じました。国際日本学部では、異文化理解や日本の文化を世界に広める為の授業が多いです。私は本当に自分の学びたいこととマッチした授業を取っています。
私は今年の1月までアメリカに長期留学をしていましたが、またひとつコミュニティーが増え、世界が広がりました。大学生活は自分がやりたいと思ったことが叶えられます。正解はないので、自分のやりたいことを一生懸命やっている人は楽しそうだと感じますし、充実した大学生を送っています。

どんなことに取り組んでいる、或いは取り組んできたか

3年生からのゼミではアフリカ研究会に所属しています。「ここでは食と旅で世界を知る」をテーマに様々な地域に足を運びます。私自身、コロナ収束後にはアフリカに行く予定です。
語学力に関してですが、留学に行った人でなくても、私の周りには基本的に英語を話せる人が多いです。今でもスカイプを使って留学先の友達とよく話しています。最近は、TOEICで満点を取りたく勉強しています。日本における語学力を表すものは数字になってくるので、今後の自分自身の為や就職活動を考え、力を入れています。

卒業後のビジョン、進路について

詳しくは決まっていませんが、大学院に進むのではなく、企業に就職する予定です。大手の企業の一人になるのではなく、自分自身に価値がある人間になりたいと思っています。また、英語力やコミュニケーション能力を活かせる仕事に就きたいと考えています。

後輩へのメッセージ

私は中学から明八で過ごしてきました。6年間、明八で良かったと心から思っています。今は厳しく思える校則は、大学では、良くも悪くも、なくなります。自由であるということは、誰かに何かを言われることがないと言うことです。自分自身で最高の大学生活を創って下さい。また、明治大学には明八の先輩が沢山います。遠慮なくいつでも頼ってください。皆さんが希望の進路を見つけられるよう、応援しています。

情報コミュニケーション学部 情報コミュニケーション学科
安部 美歩
2017年度卒業生
大学・学部・学科に関して、入学後にわかったこと

情コミの必修科目は、1年時は「情報コミュニケーション学入門」が1コマ(2単位)、第二外国語が2コマ(2単位)、英語が2コマ(2単位)が春学期、秋学期共に課されます。これは他のどの学部と比べても圧倒的に少ないです。2年時の必修科目は通常、英語が2コマ(2単位)必要であるが、1年時に英語の授業を必修にプラスして履修することで、2年時の必修の英語は履修しなくても良くなります。必修は先生や時間割が勝手に割り振られるため、自分の履修したい授業と必修の時間割が被り、諦めざるを得ないことがあるので、1年生のうちに追加で英語の単位を取っておくと、より計画的に大学生活を送れると思います。英語の授業は、TOEICのリスニングとリーディングのそれぞれの成績から上級・中級・初級と分けられています。私はリスニングが上級、リーディングが中級クラスでしたが、上級は授業中英語しか話さない外国人の先生が担当で、中級は日本人の先生が教科書に則って授業を行うものでした。このようにそれぞれのレベルに合わせて先生や授業形態がガラリと変わるため、主体的に楽しく学べると思います。
また、大学のクラスは第二外国語別で振り分けられています。情コミは必修がほとんどないため、クラス単位で行動することはほとんどないです。3年生になった今でさえ、同じクラスで顔も名前も分からない人が20人くらいはいるというのが現状です。
情コミの特徴として必修科目が少なく自由に時間割が組めるため留年の心配は少ないが、単位を落としてしまうことは普通にあるので、「テスト前に全く勉強しなくて良い」とか「単位が降って来る」ということはないです。また、大学での成績であるGPAは3年時のゼミ試験や奨学金の申請などでチェックされることがあるため、高校生の時と同じように良い成績を取るように努力する精神を持ち続けることが大切です。情コミは他の学部と違い「○○を勉強しています!」と言うことが難しい学部のため、自分が大学で何を学んでいるかというベースを3,4年次のゼミ活動に置くことが多いので、3年次のゼミの入室試験がとても重要です。ゼミも本当に一つの学部か疑ってしまうくらい研究内容が多岐にわたっているため、きっと自分に合った研究テーマのゼミが見つかると思います。

大学生活・学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

大学生活の楽しさは様々な背景を持つ人たちに出会えたことです。出身、年齢はもちろん、留学生など、いろいろな経験をしてきた人、している人と簡単に出会えるので自分の考えが広がりました。
情コミでは幅広く学んで多角的な視点を持つことが大事なため、いろいろなことが学べてとても楽しいです。情コミ以外の学部に自分がいることは考えられないくらいです。苦労したことは、1年生の時は自分のパソコンを持っていなかったので、大学のパソコンでレポートを書いていたことです。大学は今はオンライン授業が主なのでパソコンは持っていて損はないと思います。また、現在はゼミの学習が楽しいです。コロナウイルスの影響で、する予定だったフィールドワークや合宿などはできていない状況ですが、最後の学生生活の締めくくりとして、何を学びたいかをよく考えて入ったゼミなので、オンラインでも楽しく学んでいます。

どんなことに取り組んでいる、或いは取り組んできたか

大学は人生最後の学生生活なので何もやらないのはもったいないと思い、入学当初は3つほどサークルに入りました。その中でも楽しくて、やりがいがあって、学生とも大人ともたくさんの人と協力できる明大祭実行委員会を選び活動してきました。毎年約5万人の人が訪れる大学の学園祭を運営するという活動は、想像以上に大変で毎日のように大学に残っていましたが、そのおかげで自分の人生で一番熱中して頑張った活動になりました。
ゼミでは多文化共生について学習しています。今年はコロナウイルスの影響で本来予定していた活動はできなくなってしまいましたが、国際日本学部のゼミや商学部のゼミと合同で、やさしい日本語を用いたイベントを運営するための活動を行っています。

卒業後のビジョン、進路について

まだ明確には決まっていないが、大学生活を通して、協力して何かを創りあげることや、誰かのサポートをすることが好きだということが分かったので、そのような職業に就けたらいいなと思っています。ゼミで学んでいる多文化共生という視点がいつか役に立てばとてもうれしく思います。

後輩へのメッセージ

大学は良くも悪くも環境が大きく変わるので、一歩を踏み出せるチャンスだと思います。留学でもアルバイトでも勉強でもサークルでも趣味でも、人生の中で比較的自由に時間が取れる大学生活のうちに熱中できることが一つでも見つかれば、充実した大学生活を送れると思います。特に情コミは、本当にいろいろなことが学べるので、自分次第でどんなことでも吸収することができるとても良い学びの場だと思います。私は高校生の時に取得した資格が今になって役に立つこともあったので、今からたくさんのことに興味を持っておくと学部選択やその先の進路にも役立つと思います。頑張ってください。

情報コミュニケーション学部 情報コミュニケーション学科
澤田 寧音
2017年度卒業生
大学・学部・学科に関して、入学後にわかったこと

情コミはクラス単位の授業がほとんどありません。週2回の第二外国語の授業が同じ人との関わりが最も多くなります。他の学部に比べてクラスのコミュニケーションは少なく感じますが、その分多くの人と関わることができます。
唯一の必修科目とされている「情報コミュニケーション学入門」は、各回異なる先生が専門分野の講義をしてくださいます。3年生から始まるゼミ選びの参考にもなるので、ゼミを意識して授業を受けると良いと思います。

大学生活・学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

時間割の関係で何となく履修したものの中にも新たな発見があったり、面白さを感じたりする授業が多くありました。幅広い分野のカリキュラムがある情コミだからこそ出会うことができたと思います。
私はレポートを書くことが苦手だったのでとても苦労しました。今でも得意とは言えませんが、先生方に相談をすると親身になってアドバイスをしてくださいます。分からないことや難しいことは積極的に質問することをお勧めします。

どんなことに取り組んでいる、或いは取り組んできたか

体同連バスケットボール部とオールラウンドサークルに所属しています。大学生活は勉強だけではないと思うので友人と過ごす時間も大切にしています。
私は元々ジェンダーに興味がありましたが授業の中で同性婚について学び、家族とは何なのかをより深く学ぼうと考え、3年次からのゼミでは家族法学のゼミに入りました。

卒業後のビジョン、進路について

まだはっきりとしたビジョンはありませんが、企業に就職するつもりでいます。自分がどんな人生を生きていきたいか、しっかりと向き合って考えていきたいです。

後輩へのメッセージ

大学では時間を大切にしてほしいです。今までよりも自由な時間が増え、自分次第でどんなことにでも使えます。少しでもやってみたいと思ったことにはどんどんチャレンジしてください。どんな経験も無駄にはなりません。皆さんの大学生活が充実したものになることを祈っています。

経営学部 経営学科
吉田 夏音
2017年度卒業生
大学・学部・学科に関して、入学後にわかったこと

経営学部はレポートの量が他学部よりも多いと聞いていました。その通りで、課題がたくさん溜まると追い込まれてしまうこともありますが、レポートを多くこなしていくことで、文章の書き方や文献の調べ方などを学ぶことができます。
また学科は2年次から分かれます。1年次の成績によって決まるので、希望の学科に入るためには1年生のうちから真面目に授業に取り組んでおくことが大切です。

大学生活・学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

高校までとは違い、大学では与えられたことだけでなく、他学部の授業など自分の興味のあることを自主的に学べる点が魅力的であり、好きなことに時間を使えるというのは大学生の特権だと感じています。
また、クラスやサークルを通して様々な友達と出会うことができます。地方から上京してくる子や留学生もいるので、様々な考えを持つたくさんの友達と関わることが、すごく刺激になります。

どんなことに取り組んでいる、或いは取り組んできたか

大学では心理学を専門とするゼミに所属しています。心理学とマーケティングの関係について学びたいという思いから経営学部を志望したので、やりたかったことを実現できています。今学期は企業の方とのプロジェクトを通して、企業のサイトをより良くするためのアイデアや新型コロナウイルスによって生まれた課題について考えました。
またアルバイトは、球場でビールの売り子をしています。一見華やかな仕事だと思われがちですが、実際はなかなか売り上げが伸びず厳しい世界です。その中でも、どのようにアプローチをしたらお客さんがビールを買いたくなるかなどを考え、自分なりに工夫して販売することが成績の向上に繋がるので、すごくやりがいがあります。

卒業後のビジョン、進路について

現段階では志望する業界は絞れていませんが、様々なことに積極的に挑戦し自分の視野を広げていきたいと考えています。

後輩へのメッセージ

明八は勉強も校則も厳しいと感じている生徒もいると思います。私も当時、髪型やスカート丈などについて厳しすぎるのではないかと思っていました。しかし今となっては先生方の教えのありがたみ、コツコツ努力することの大切さを改めて感じています。高校で得たものは必ず将来に繋がるものだと思うので、今を大切に、充実した明八ライフを送ってください! 応援しています。

経営学部 経営学科
伊東 千鶴
2017年度卒業生
大学・学部・学科に関して、入学後にわかったこと

レポートが多いと言われる経営学部。確かに他学部と比較しても少ないとは思いません。しかし、レポートは大学生になってから誰もが1から書き始めることだから受験してきた子や付属生で差がでる心配もなく、また、経営学部では「レポート・論文作成法」という授業があり、1年生から受けることができるので、書き方をきちんと学ぶことができます。レポート提出がある授業では多くの場合平常点として加点されるので、テストができなかったとしてもレポートを提出することでカバーできることもあります。
経営学部は2年生から3つの学科に分かれることも特徴の1つです。大学1年の1年間で今後自分の勉強したいことが見つかって行きたい学科を決められる人もいますが、ほとんどの人がギリギリまで学科選びに悩みます。そのため、大学は学科選択のためにガイダンスを設けてくれ、授業は自分の学科以外のものを受けて単位をとることができるので、深く考えすぎなくていいと思います。ですが、注意しておいてもらいたいことは、学科選択では成績(GPA)が重要となってくるため、1年次の成績はしっかりとっておくべきです。それぞれの学科は定員人数が決まっているため、希望者が多い学科は成績がいい人から希望の学科に行けます。自分の希望の学科にいくためにも、より良い成績をとっておくと安心です。

大学生活・学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

大学の面白さは自由なところにあると思います。中高は各クラスに担任の先生がいてHR等で連絡事項を伝えてもらえ、先生が一人一人をしっかり面倒みてくれますが、大学は全部自分から動かないと情報も得ることができないし、何も始まりません。しかし逆に言えば、自分から行動することは、たくさんの経験を積むチャンスになります。例えば、留学やボランティアをしたり、資格の勉強だったり、アルバイトや部活・サークルに力を入れたりする等、人それぞれですが、大学に入ると時間はいくらでもあるため、たくさんの経験をすることができ楽しいです。
私が大学に入って苦労したことは、必修の単位を落とさないようにすることです。経営学部は1,2年に必修の授業があり、落としてしまうと次の年も同じ授業をとらなければいけません。下手したら卒業までに単位を取得できていなければ、卒業することができません。そうならないように、テスト期間は必修科目をメインに勉強しました。

どんなことに取り組んでいる、或いは取り組んできたか

私は大学で女子ソフトボール部に入部しました。大学に入ってからソフトボールを初心者から始めましたが、今は主将を務めています。チームの同期や後輩には経験者の子もいるため技術力はかないませんが、中高と明八バスケ部で学んだ「声だし」は誰にも負けないと自信を持ち、チームをまとめています。大学生活は部活中心で回っているといえるほど、私は部活動に力を入れています。また、部活動や勉強と両立しながらアルバイトもしています。1つのアルバイトにこだわらず、多種多様なアルバイトをすることで様々な経験ができています。
学習面で言いますと、経営学部には講義のような授業のほかに実際に現場に行き、調査する「フィールドスタディー」や企業の方のお話を聞いて、グループで課題に向き合う「フューチャースキル講座」といった特別な授業があります。これらの授業は希望制ですが、いい経験になると思い私は受講しました。実際貴重な経験ができ、参加してよかったと思っています。

卒業後のビジョン、進路について

今の段階では、卒業後の進路は特にこれがやりたいといったものは決まっていません。何か1つの業種や企業に絞るのではなく、幅広く見ていき、自分に合った職業が見つかるようにこれから調べていくつもりです。

後輩へのメッセージ

大学に入ったら自分の熱中することや目標を見つけることをお勧めします。部活・サークル、アルバイト、資格取得などほんとなんでもいいです。大学は自由で、時間もあるので楽しいですが、それだけではたくさんの経験ができる大学4年間がもったいないです。熱中することや目標があることで、自分の成長にもなり、それが就活の時には自分の武器や強みとしてアピールすることもできます。だから是非大学に入ったら熱中することや目標を探して、見つけてほしいと思います。
そして今の学生生活を思う存分楽しんで下さい! 同学年の友達やクラスの仲間、先生方と何かを一緒にやったりできる、距離が近い関係は高校までです。友達や先生方とたくさんしゃべって、一緒に勉強して思い出を作り、今しかできない学生生活を楽しんで下さい。
皆さんが希望の進路に進むことを願っています。

農学部 生命科学科
菅 咲紀子
2017年度卒業生
大学・学部・学科に関して、入学後にわかったこと

農学部生命科学科は数学に触れる機会が少なく、必修の授業に数学は一つもないことを入学してから知った。新型コロナの影響でオンライン授業になってからは課題が多いが、それまでは課題はそんなになかった。そのため、放課後の時間は課題に追われることはそんなになかったが、高校の時より授業内容が難しいので復習が大変だった。先生に質問すると自分が理解できるまで説明してくれるので、考えてもわからないことがあったときは、先生に質問すべきだとわかった。

大学生活・学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

大学の授業内容は高校で学んだことの復習も少しあるが、専門的なことが多く、理解するのが大変である。実験の授業が1年、2年生の時は週400分設けられていて、使ったことない器具を使うことができ、座学で学んだことを実際自分で手を動かしながら学ぶことができて楽しい。研究室ではわからないことも多いが、先生や先輩に質問して実験を進めていくのは楽しいし、実験を行い、自分が思う理想の結果になったときは特にうれしい。英語の論文を読むのは大変で、理解できないことも多いが、研究室内でゼミがあり、そこで自分が読んだ論文を紹介し、みんなで質問しあうことで理解が深まっていくのは楽しい。大学で学ぶ事は大変なことが多いが、理解した時の達成感や知識量が増えていくのが楽しい。

どんなことに取り組んでいる、或いは取り組んできたか

1年、2年生の時は週3∼4日バイトしていた。大学の授業は、平日は毎日あり、土日はバイトし、平日の放課後は、バイト以外の日は、友達と遊んだり、サークルに参加したり、図書館で勉強したり、友達と食堂館で勉強したりした。3年生になってからは、授業は週3日になり、週2日でバイトしている。コロナの影響でサークル活動もないし授業はオンラインだが、研究室には週2,3日行き、週2日オンラインでゼミを行っている。1年、2年生の時より3年生のほうが授業数は少ないが、研究室に入ったので、バイトする時間や、遊ぶ時間は減った。

卒業後のビジョン、進路について

大学院には進学する予定はなく、現在、興味のある企業を探している。

後輩へのメッセージ

大学に入ると自由な時間が増えるが、その時間をどう使うかで人生が変わってくると思う。高校の時より色々なことに挑戦できるし、多種多様な人と出会う。色々な人に出会うと何をすればいいのか迷うことがあるが、私はまずは大学でしっかり勉強をすることが大事だと思う。勉強をしていると将来使わなそうな無駄なことばっかりだなと思うことがあるが、私は理解するまでの過程も大事だと思っていて、どれだけ勉強したかは評価されることはなくても将来大変なことがあったときに過去にもあれだけ大変なことをやってきたんだから今だってできる、と思う時が来ると思って勉強している。大学生はもう子供じゃないので自分の行動は自分で責任を取らなければならない。自由な時間が増えた分、よく考えて行動することが大切だと思う。

理工学部 応用化学科
林 鈴音
2017年度卒業生
大学・学部・学科に関して、入学後にわかったこと

私は食品関係に興味があり応用化学科に入学しましたが、実験などはほとんどやったことがなく、化学に関する知識も特別秀でているというわけではなかったので心配な面もありました。しかし、1年生の時には化学分野の授業では基礎を固める授業が多く、高校で習ったことが理解できていればついていくことのできる授業でした。実験に関しても、1年生に基礎化学実験があり、実験の基礎を学ぶので全く心配はいらないと思います。また、化学分野以外にも、物理、数学、英語などの分野は必修なので、高校の勉強は基礎的な知識として重要だと思います。
また、私の印象として理工学部は女子がとても少ないのではないかと思っていたのですが、応用化学科は女子が比較的多いと思います。ですが、実験を通して男女問わず仲良くなれますし、第二外国語や体育のクラスは学科を超えてクラスが編成されるので、色々な人と仲良くなれます。

大学生活・学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

高校では決められたことに取り組む、ということが多かったと思いますが、大学では自分で選択して行動する、ということが多くなったと感じています。1,2年生は必修の授業が多いですが、3年生ではとっている授業も人それぞれで、自分の興味のある分野を選択することになります。自分が学びたい学問を集中的に学べる、ということは大学ならではの面白さだと思います。
自分で決める、ということは確かに楽しいことだとは思いますが、それは能動的に動かなければならない、ということにつながると思います。大学では課題の提出を催促してくれる先生もいませんし、テスト勉強をしなさい、という先生もほとんどいません。自分でやるべきことを見つけて行動するということが高校との違いであり、そこに慣れるのに苦労しました。

どんなことに取り組んでいる、或いは取り組んできたか

学業の面ではその日の授業をその日に復習、毎日コツコツと勉強するという当たり前のことを取り組んでいます。レポートなどの課題は出されたその日に手を付ける、などということは心掛けるようにしています。
また、学業を優先しつつサークル活動、アルバイトなど新しいことを始めました。また、TOEIC の勉強にも力を入れて取り組みました。大学では、高校以上に自分で時間を作ることができるようになるので、勉強だけでなく新しいことを始める良い機会だと思います。

卒業後のビジョン、進路について

卒業後は就職を考えています。業界、企業については検討中ですが、理系として身に付けた知識を生かすことのできるような職に就きたいと思っています。これから企業説明会やインターンシップを通して視野を広げていきたいと考えています。

後輩へのメッセージ

高校生活はあっという間だと思いますが、大学生活もあっという間です。あの時こうしておけばよかった、と後悔しないためにも自分が今すべきことを考え、今できることは今始めるといいと思います。悩み事があったら信頼できる先輩や先生、友達に相談して後悔しないような選択をしてください。そして今しかない高校生活を存分に楽しむことが大事だと思います! 皆さんがそれぞれ選択した道で活躍されることを願っています

文学部 史学地理学科 日本史学専攻
青木 優
2017年度卒業生
大学・学部・学科に関して、入学後にわかったこと

・一般受験出身で大学入学がゴールになってしまい、大学の講義において意欲的ではない人が多く見受けられます。付属高出身者が一般受験出身者に学力で劣ってしまうのは毎年の事で仕方ないと思いますが、明八での学習の中で、自分が大学でどのような事を研究したいか、学んでみたいかを探求して自分の核として持っておくと、大学での授業がとても充実しますし、一般受験組より良い成績を取ることが容易にできます。
・大学生活で一番の心配事である単位についてですが、文学部は比較的に取りやすいと思います。なので、単位取得を目的にするのではなく、その授業を通して何を学ぶことができるかを意識して講義を受けると成長に繋がると思います。

大学生活・学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

・日本史専攻ですが、世界史やアジア史、考古学など様々な専攻の授業を受けることができ、発表やグループディスカッションなどを通して、他人の意見や考えを知ることができ、自分の意見と擦り合わしていくことはとても新鮮でしたし、大学ならではだと思います。
・いくら自分の好きなことを学べる専攻であるとはいえ、多少は自分の苦手で興味のない授業も、卒業条件などの都合で履修することになります。その時は授業についていくのに必死で、テストやレポートも自分の思うようにいかなくてとても苦労しました。

どんなことに取り組んでいる、或いは取り組んできたか

・文学部は1年生からゼミナール授業があるので、自分がどの時代のどの事柄について研究したいかを明確にできるように、1年生の内からゼミのメンバーに相談し、教授にも積極的に質問することを意識して取り組んでいました。その結果、現時点で卒業論文の概要をある程度決定できているので、今は学会の論文を多く読んで比較し、自分の研究に活かせるように取り組んでいます。

卒業後のビジョン、進路について

・塾講師のアルバイトを3年間続けていることもあり、現時点では教育業界への就職を考えています。今後の業界研究などで変わる可能性もありますが、「人と一緒に目標達成に向けて行動していく」という軸はぶらさないで就職活動をしていきたいと思います。

後輩へのメッセージ

・僕が後輩の皆さんに一番伝えたいことは、「大学に行って何をしたいか」を明確にするという事です。大学の教授は、高校と違い、やる気のない学生を救済することなど滅多にありません。その結果、高い学費を払って無駄な4年間を過ごすことになります。ですので、現時点での高校の成績がずば抜けて良くなくても、何か自分の中で「この単元をもっと勉強してみたい」という強い気持ちがあれば、大学生活は素晴らしいものになると思います。コロナ禍で勉強や部活動など、大変なことも多いと思いますが、残り少ない明八ライフを精一杯謳歌してください。最後まで読んで頂きありがとうございました。

政治経済学部 経済学科
吉岡 真子
2017年度卒業生
大学・学部・学科に関して、入学後にわかったこと

ほかの学部ではクラスの授業がないところもあるが、政治経済学部では、基本的に、語学はクラス単位で行い、必修科目もクラスの人と同じなので交友関係が広がる。また、クラスによっては留学生もいるので、言語の違う人と友達になる機会があり、日常の中で外国語を使う場面もあった。教養演習という少人数で行うゼミの簡易版のような授業があり、他の授業と比べてディスカッションやプレゼンテーションなど、アウトプットする機会の多い授業があった。先生によって内容が全く異なり、中には抽選で決まる授業もある。
3年から始まるゼミ活動では、まずゼミの入室試験の前にゼミの授業風景を見ることのできる期間がある。その期間に先生やゼミ生に話を聞いておいたほうがよい場合がほとんどなので、入りたいゼミは早めにいくつかに絞っておくと良いと思った。

大学生活・学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

高校までとは異なり、授業で取り扱う本を指定されてもレポートなどではその本に加えて参考にする材料を自らインターネット上から探さなければならない場合が多かったため、最初は慣れないことばかりで大変だった。特に計算の応用問題が多いミクロ・マクロでは、授業を聞いて指定された本を読んでもわからないことがしばしばあり、テストでも式の根本を理解していないと解くことが難しい問題が多く出るので、理解するのに苦労した。クラスの人と被る必修の授業が多いので、わからない点などは一緒に勉強することも多かった。
一番苦労したのはゼミの入室試験で、ある程度学生がエントリーするゼミに偏りがあるため、本当にやりたいと思う内容のゼミに入るためには強い意志とそれをアピールする必要がありとても苦労した。3年から始まるゼミナール活動では、アウトプットやコミュニケーションする機会が他の授業よりも多くなり、学びたい内容に沿ってどのような活動にするかを決めることが出来る学生主体の場であるため、とても楽しく研究をすることが出来た。
学びたい授業を自分で選ぶことが出来る部分が学習面では大学生の一番の楽しい部分だと感じる。私は体育会に所属しているが、自分の生活スタイルに合わせて授業を選択できるうえに、学びたい授業や挑戦してみたい分野の知識もつけることが出来る点が面白いと思う。

どんなことに取り組んでいる、或いは取り組んできたか

1・2年では、経済の仕組みを知る一環としての計算技能を養うマクロ経済学・ミクロ経済学、経済の変化を学ぶ経済史など、経済においての基礎的な内容について学んだ。
3年でのゼミナールにおいては、私は食料経済学について学んでいる。地方の企業を介さない経済の自給自足を行うための仕組み作りについて食という面からのアプローチ方法を学ぶ。そして実際にその地域にフィールドワークに行き、地域の方々と一緒にディスカッションを行い新しい案を出してそれを実践するということに取り組んでいる。食物倫理についての本を要約して、世界で起こっている問題(女性問題・貧困など)が食とどのような関係性を持っているのか、また食の本来の在り方はどのようなものであるべきかを自分自身で疑問を立てて、それについての解決法を考えるなどの取り組みも行った。

卒業後のビジョン、進路について

卒業後は、食品に関わる仕事に就きたいと思っている。ゼミナール活動で学んでいる「自給自足可能な経済」を食の面から支えたり、地方での特産品を全国に広めることが出来たりする仕組みに関する知識を生かして、食を通してより多くの人が幸せにできる仕事に就きたい。

後輩へのメッセージ

大学は勉強する環境も仕組みもすべてが新しいことばかりですが、いつでも好きなことに挑戦できる場だと思います。高校で挑戦できなかったことや学べなかったことは、大学では自分の選択次第でいくらでも知識を広げることのできる環境がそろっています。その中でも政治経済学部は様々な検定を無料で受けることが出来る点や留学制度が充実している部分がいいところだと思いました。
何をやりたいかまだ決まっていなくて学部選びに苦労している方もいると思いますが、経済を中心に、学びたいことはなんでも学ぶことが出来るので、少しでも経済に興味のある人や何かに挑戦したい人は、政治経済学部経済学科がおすすめです! 試験もあり大変だと思いますが、頑張ってください!

政治経済学部 政治学科
野口 栞
2017年度卒業生
大学・学部・学科に関して、入学後にわかったこと

明治大学は施設が充実していると感じました。一番驚いたのはボルダリングの壁です。政治経済学部の1年次の運動の授業はランダムで選ばれるので、私はボルダリングができませんでしたが…。政治経済学部は明治大学の他の学部の授業も取ることができます。そのうえ政治経済学部は他の学部より講義の種類に偏りがないと感じました。なので自分の学びたいことを自分のやりたいように学ぶことができます。
定期試験では高校時代にはあまりなかった、論述試験で評価されるものもあります。わかりやすい文章を書くため、授業中に先生のおっしゃったことをメモする作業が高校よりもより一層大事になると思います。

大学生活・学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

明治大学には全国各地、また外国からも人が集まることや、サークル、クラス、ゼミ…と様々な団体に属することが多くなるので、友達の幅が広がります。そして様々な考えの人に出会うので、それが大学生活の充実に繋がっていると感じます。
その分自ら進んで行動する力が必要で、中高明八で6年間よく知った仲間と過ごしていた私は新しい環境に飛び込むことに苦労しました。受験して入学した方々はパワフルですから…(とはいえ明八生も相当パワフル)。

どんなことに取り組んでいる、或いは取り組んできたか

1・2年生の時には、授業の傍ら自らの所属するテニスサークルにも力を入れ、GPA(大学の成績)をあげることと試合出場の両立に取り組みました。
3年生になった現在は「地方活性化」について学ぶゼミに入り、「特定の地域に何度も足を運び、現地の声から課題を見つけ、解決案を提案すること」に取り組んでいます。

卒業後のビジョン、進路について

就職を考えています。ちょうど最近就職活動を始め、今後の進路に関して自問自答する毎日です。
希望としては、人のためになり、安心感を与え、一歩前に進むときに背中を押すことができるような仕事に就きたいと思っています。

後輩へのメッセージ

大学は面白いです。自分のやりたいことができ、新しい友達もたくさんできます。ですがその分、自分で自分をコントロールすることが大事になるとも思います。これは高校より自由度の高い大学生活の中ではなかなか難しいことだなあと実感しています。オンオフの切り替えを大切に、高校生活を過ごしておくといいかもしれません。
それと高校時代の仲のいい友達は卒業して3年経っても、やっぱり仲がいいです。大学生だからといって、自分の身の丈より背伸びする時もあるかもしれません。ですがそんな時、明八時代の仲間から受ける安心感は、大学生活の大きな支えになると思います。素敵な友達と残りの高校生活を存分に楽しんで下さい。

商学部
中野 和樹
2017年度卒業生
大学・学部・学科に関して、入学後にわかったこと

☆明治大学に関して…
・想像以上に様々な人との出会い・交流がある(少人数授業、クラス、ゼミ、サークルなど)。
・学習環境について。図書館やPC教室などの施設が整っていることはもちろんのこと、
学生専用Wi-Fiや、無料印刷システム(上限あり)も用意されている。
・学習環境だけでなく食堂や多目的ラウンジなど学生達が交流できるスペースも整っている。
・簿記や外国語など各種検定の受験料に対して、一部もしくは全額の補助金が出る。
☆学部・学科に関して…
・クラス(第二外国語選択によって組み分けされる)のみでの授業が多くあるため、特にクラスの人たちと仲良くなれる。
・歴史や科学、古典など、中学・高校時代に勉強した分野での単位所得が必要。
・1,2年時は、経営や経済のビジネス系の授業だけでなく、総合的な分野(歴史や科学など)の授業も受ける。今まで以上に幅広く勉強する分、大変。
・他学部よりゼミの募集が早い分、何を研究したいのかを早めに捉える必要がある。
(1年時の10月頃から開始)

大学生活・学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

学習・研究…
正直、難しい内容・課題が多いなど大変が授業はあるため、苦労しました。分からない時は、教授や友達に聞くなどして学習に取り組みました。その時は辛いと思いますが、今になるとそれらを含めて楽しいなと感じています。
大学生活…
とにかく楽しいです。私は、高校時代の友達だけでなく、サークルやアルバイトなど大学時代に出会った人達と、旅行や食事など様々な事をして楽しんでいます。昼休憩などの空いた時間があると、ラウンジに集まって友達と話しているため、キャンパス内はほとんど誰かと一緒に過ごしています(笑)。
基本的な事かもしれませんが、メリハリを大事にしています。そのため、学習面では真剣に取り組み、生活面では様々な人との交流を思い切り楽しんでいます。

どんなことに取り組んでいる、或いは取り組んできたか

会計のゼミに所属し、企業分析や簿記検定1級の取得に取り組んでいます。

卒業後のビジョン、進路について

今のところ、まだ詳しく決まっていません。ただ軸として、『相手に寄り添い、直接「○○」を提供し、思い出を共創したい』と考えています。
「〇〇」に入る言葉は、モノなのか、行動なのか、まだ分かりませんが、今後も様々なことを経験し、自分の進路を探します。

後輩へのメッセージ

皆さん、こんにちは。明治大学商学部3年の中野和樹です。
私は、「明八で学んだことは一生もの」だと思っています。大学の友達に高校時代の話(校則が緩かった、朝小テストがなかったなど)を聞くと、明八は厳しいなと感じる部分はあります(笑)。しかし、明八での6年間を通して学んだことが多くありました。これらの経験は、大学生活・学習の中で良いヒントとなり、現在考えている進路の軸のきっかけともなっています。
皆さんも授業だけでなく行事や部活動、先生方や友達との何気ない会話から何かを学んでいると思います。学んで得たことはいつか皆さんの将来に活かす時が来ると思います。その為に大切な思い出の一つとして忘れないことが大事だと思います。また、これからも様々な事を経験して多くの事を学んでほしいと思います。
コロナウイルスの影響で様々な面に支障が出ていると思いますが、友達や先生方との1日1日を大切にし、明八ライフ楽しんでください。そして勉強頑張ってください。応援しています!

法学部
都澤 和音
2017年度卒業生
大学・学部・学科に関して、入学後にわかったこと

大学に入学して実感したことは、意外と少人数の授業が多いことです。大教室の講義もあるのですが、やはり10〜15人ほどの人数で話し合う授業が多く、自分の意見が求められることがほとんどです。先生と一対一で話すこともあります。

大学生活・学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

法律は用語が難しく、法律の内容を理解するのが一番大変です。そして、理解できたとしても、法律の問題を論ずる上で自分の意見をなるべく多くの人に理解してもらえるように日本語の使い方や話の順序を考えるのは難しく、今でも先生から法律面と文章面でダメ出しされます。
一番楽しいと思ったことは、人との交流関係が広がったことです。バイトや授業、ゼミを通じて同じ大学の人だけではなく、他大学の人たちや弁護士、裁判官や元検察官の方にも知り合うことができました。そういった人たちと知り合って、様々なお話を聞けるのは大学生の醍醐味だと思います。

どんなことに取り組んでいる、或いは取り組んできたか

去年は憲法の法律討論会に参加しました。法律討論会とは、他大学の先生が出した法律の問題について立論・発表をして、他大学の学生と議論をするものです。授業と並立させながら同級生と立論内容を練るのはとても大変でしたが、自分で考えるだけでなく、他人の意見にも触れることができるいい機会になりました。
今年からは、民事訴訟法のゼミに参加しています。このゼミでは民事訴訟法の内容はもちろんのこと、法律の知識を使って模擬的な和解交渉や契約交渉も行っています。交渉は人とのコミュニケーションが重要で、なかなか上手くいくものではありませんが、先生や先輩の指導を受けながら交渉術の勉強をしています。

卒業後のビジョン、進路について

法科大学院に進学して司法試験の合格を目指しています。

後輩へのメッセージ

法学部には法曹、公務員、企業への就職など様々な進路を目指している人がいるので、将来の目標が広がるところが魅力だと思います。進路が決まっていても、決まっていなくても、先輩や同級生が情報や助言をくれたり、相談にのってくれたりします。
大学では高校よりもできることの幅がぐっと広がります。大変なことも多いですが、その分やりがいを感じます。ぜひ、目標に向かって頑張ってください。

農学部 生命科学科
吉田 楓菜
2016年度卒業生
大学、学部、学科に関して入学後にわかったこと

 大学は自由に授業が選べると思っていましたが生命科学科は低学年のうちはあまり選択の余地はなく、授業数も多いです。しかし、生命科学科は必修が語学のみである為他学科と比べその点は楽かもしれません。
 授業内容は動物、植物、微生物など多岐に渡ります。低学年のうちは幅広く学び、高学年になるにつれその中から自分の興味のある分野に絞って勉強することになります。農学部は3年生から研究室に配属され、より専門性の高い勉強をします。
 1、2年では学生実験をほとんどの生徒が履修します。5、6人の班で行うので実験するうちに自然と仲良くなれます。
 生命科学科では農場実習はほとんどありません(夏休み中に4日間だけ)。その為、実際に現場で栽培や収穫を行いたい方にとっては物足りないかもしれません(個人的には虫が苦手なので救われました)。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ

 高校までとは違い、大学は自由で広い世界になります。出身地や年齢の違う人、留学生など今まで関わることのなかった人とも交流でき、サークルの合宿やイベントなど楽しいことが沢山あります。理系はどの学科でも授業は多い傾向にあり、その合間にレポートや課題、バイトをこなさなければならない為忙しいですが充実しています。実験は上手く結果が出ないこともありますが皆で協力しながら問題に取り組むのは面白いです。ただ、レポートは前もってやっておかないと大変なことになります。実験中にTAさんから聞いたことをメモしておくなど、工夫していました。

どんなことに取り組んでいる或いは取り組んで来たか

 大学生になると授業をサボる人も中にはいますが、欠席回数が多いと期末試験の受験資格がなくなり、単位を落とす場合もあるのでとにかく出席しました。
 サークル活動にも力を入れています。幸い同期、先輩、後輩に恵まれ楽しく活動出来ていて、サークルのおかげで生活にメリハリがついています。レポートがサークルの忙しい時期と被って大変だった時もありますが、両立したいという思いがあったので乗り越えられました。今は幹部として運営の難しさや先輩方の苦労を実感しつつも、ここでの経験が少しでも将来活きるように頑張っています。

卒業後のビジョン、進路について

 農学部は内部の院に進む場合、ある程度の成績をとっていれば院試は免除され面接だけで進学でき、全体の半分程度が院に進学しています。生命科学科の就職先は幅広いですが、食品メーカーや製薬会社、化粧品会社などが比較的多いです。個人的には大学で学んだことを直接活かせるような仕事に就きたいと考えていますが、今はあまり仕事を絞らずに幅広く様々な業種を見ていこうと考えています。

後輩へのメッセージ

 内部進学を考えている方はとにかく学校の成績を少しでも上げて、自分の希望の学部、学科に行けるように頑張って下さい。テストだけでなく提出物や平常点も大切な要素なので普段からしっかり取り組んで下さい。自分の得意不得意に関係なく全教科頑張らなければならないところが内部進学の辛いところではあると思いますが(私は体育の成績の為に高3の夏にテニスの練習をしていました笑)、勉強も行事も楽しみつつ悔いの残らない高校生活を過ごして下さい。高校も楽しいですが、大学はもっと楽しいです。皆さんが希望の進学先に進めるように卒業生として応援しています。

農学部 農学科
松田 大哉
2016年度卒業生
大学、学部、学科に関して入学後にわかったこと

 農学部は食糧生産を基本としていて、その中でも農学科は作物の栽培方法や、天敵を用いた害虫の除去など、実地で使われる技術を学ぶことができます。しかし、家が農家と言う人は少なく、ただ農学などに興味があると言う人が多い気がします。農学科の良い点は、植物、動物、環境の3つの大きな柱を自ら選択し、幅広い内容を学ぶことができる点です。また、農学科は農学部の他の学科よりも必修科目が少ないため、自分のより学びたい授業を多く受けることができる点も魅力です。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ

 大学での面白さは最低限必修科目を取る必要がありますが、高校のように興味のない科目を取る必要がなく、自分が学びたい、興味のある授業を受けることができる点だと思います。また、研究においてはまだ誰も知らないことを調べていくため、ワクワクすることが多いです。しかし、そのために必要な知識をつけるために論文を読む必要があるのですが、ほとんどの論文は英語のため、英語力の必要性を痛感しています。

どんなことに取り組んでいる或いは取り組んで来たか

 私は、体同連陸上部に所属しており、週に3日間練習しています。また、アルバイトとして塾の講師をしています。それらの活動と、農学科の勉強、そして教員免許取得を両立することに取り組んできました。
また、私は土地資源学研究室という研究室に3年生から所属しています。そして、今後の研究目標として、水田から放出される温室効果ガスであるメタンの量を減らすことで、地球温暖化を緩和させる研究をしたいと考えております。

卒業後のビジョン、進路について

 私は教員を目指しております。農学科は、他の学科に比べると必修科目と教職の授業の両立が比較的簡単であると感じています。農学科では中学理科、高校理科・農業の一種免許状が取得可能であり、私はそれらを取得して、東京都の公立中学の理科教諭を目指しています。

後輩へのメッセージ

 私は英語が特に苦手であり、TOEIC400点も高3時に越えることができました。しかし、大学に入学し、英語が母国語でない留学生が英語を話すことを聞いていると、ある程度の会話は最低最小限のコミュニケーションのスキルであると感じました。したがって、高校のうちに、積極的に英語のニュースや、ラジオに触れて、英語力を養ってほしいと思います。

理工学部 応用化学科
田中 菜々子
2016年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 入学前にパンフレット等で「フラスコからコンピュータまで扱える科学者・研究者・技術者の育成」を合言葉にしていることを知っていたが、実際にカリキュラムを体験して、合言葉通りだと感じた。たとえば「応用化学実験」では化学実験の技術を身につけ、「化学情報実験」ではコンピュータのシュミュレーション方法等を学習した。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

 有機化学。無機化学、物理化学など様々な角度から実験結果を考察することで別々に学んできた化学がつながっているところに気づけると面白い。ただそのように考察するために多くの文献を準備したり、レポートにまとめたりするのにはかなりの時間がかかり、毎週レポートを提出するのは大変です。

どんなことに取り組んでいる或いは取り組んできたか

 有機化学。無機化学、物理化学、化学工学、分析化学を学習し、さらに実験やコンピュータでのシュミュレーションに取り組んでいます。また、教職課程を履修しており教育に関する科目を受けたり、介護等体験に行ったりしています。

卒業後のビジョン、進路について

 大学院への進学、教員、企業への就職 で考え中。

後輩へのメッセージ

 応用化学では化学を広範囲に学ぶことができ、実験のための環境が整っているので、高校まで習ってきた化学についてより深く学びたい人にはピッタリです。しかし、2年生から本格的に実験が始まり、毎週実験レポートに追われます。応用化学科はその点で最も忙しい学科の一つと言われているので、何となく入学する人にとっては辛いと思います。テストは特別に難しくはないので授業をしっかり受けていれば何単位も落とすということはないと思います。今、週3でサークルに参加しており、バイトやサークルと両立することはできます。1年生はまだ忙しくないですが、課題を計画的に進める習慣を身につけることと、研究室を選ぶための成績を稼いでおくことをお勧めします。頑張ってください。

理工学部 機械情報工学科
谷山 晴紀
2016年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 部活やサークルなど様々な団体があり、活動頻度や内容が多岐に渡っています。その団体の中に自分とは違う学部・学科の人がいて様々な分野について知ることができたり、同じ学科の先輩からアドバイスを受けたりすることができました。また、この学科では自動車関連の研究が多いが、他にもロボットや医療系・光学系の機器など幅広く取り扱っています。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

 当初は、高校で習わなかった新しい分野を多く学ぶので慣れるのに苦労しました。しかし、2年生や3年生になって専門的分野を学ぶ際に必ず必要になるのである程度理解しておくと良いです。一方で、部活やサークルに入っていると新しい趣味を見つけられたり、交友関係の輪が広がったりと楽しむことができます。

どんなことに取り組んでいる或いは取り組んできたか

 3年生になると、各研究室で実験をすることになります。そこでは、その研究室で行っている研究の簡単なものをやらせてもらえるので自分のやりたい分野がどこと合っているのか試行錯誤できます。また、塾講師のアルバイトをやっており、常勤の講師の方や保護者の方と話すことがあるので言葉使いやマナーが身に付きました。

卒業後のビジョン、進路について

 院に進学するか、就職をするか検討中で、どちらの準備もしています。就職先としては、医療機器や介護ロボット、日用品などの製品開発に携わる会社に就職したいと考えています

後輩へのメッセージ

 自主的に行動しないとあっという間に過ぎてしまいます。何かやりたいことや新しく挑戦してみたいことがあれば、やり過ごして後悔しないようにまず行動しましょう。就職して社会人になると失敗が許されない環境になっていきます。大学生の内はまだ失敗が許されることも多いと思うのでできるだけ多くのことを経験して学んでください。

理工学部 建築学科
近藤 愛海
2016年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 学科で7割くらいの人が属する建築のサークルがある。そこで先輩にパソコンを教えてもらったり、逆に提出する模型作りを手伝ったりと助け合う関係ができ、同学年はもちろん縦のつながりが作れる。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

 建築1年生では、理工学部の必須科目である化学・物理実験や数学、外国語、体育などを多く受け、建築の内容は入門編くらいだった。2年生から専門性が少し出てきた。3年生では授業を選べ、建築の実験などが始まる。

どんなことに取り組んでいる或いは取り組んできたか

 設計を行う授業があり、1年に4つ(住居、美術館、オフィスビルなど)考える。実在する場所で周りの声を聴いたり、図書館で事例を調べたりする。上記サークルで年に2回部内コンペがある。最高学年を中心に全学年が混ざった班に分けられて設計を行う。

卒業後のビジョン、進路について

 大学院に進む人が多く、ハウスメーカーや不動産関係の企業に就職するか悩んでいます。3年の夏からインターンシップ始まるので、自分のやりたいことをもう一度考えたい。

後輩へのメッセージ

 課題などで忙しい学科ですが、つながりが濃く充実した生活を送れます。1年生になったすぐの春に学校に泊まる経験をして、みんなで何か成し遂げることが好きな人にもお勧めできる学科です。明八からは女子が少ないですが、女子もたくさんいるので楽しいです。皆さんの入学をお待ちしています。

国際日本学部 国際日本学科
西尾 真美香
2016年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 自ら進んで学ぼうと思えば、国際交流ラウンジに海外からの留学生がたくさんいるので、日本にいても毎日交流することができます。また、留学プログラムがたくさんあるのでTOEICやTOEFLの点数が低くても単位を取得できる留学プログラムに参加できます。普段から英語の授業やTOEICやTOEFL対策の授業があるので、点数を大きく上げることが可能です。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

 毎日英語漬けなので大変なこともありますが、英語が上達することで自分の幅が広がり洋画や洋楽だけでなく海外の政治事情等難しい事でも英語で理解する範囲が増えたことが楽しいです。

どんなことに取り組んでいる或いは取り組んできたか

 大学では、応援団バトン・チアリーディング部に所属しています。きっかけは高1の六大学野球観戦です。応援団のチアは華やかに見えますが実際に入団してみると上下関係や週6日の練習等本当に厳しい世界です。それでも、応援する自分たちを応援してくれる人がいたり、野球部の優勝を一塁側で感じることができたり、一生の仲間ができたり、かならず「がんばってよかった」と思える瞬間があります。4年間最後までやり抜きたいと思います。

卒業後のビジョン、進路について

 大学生活で学んだ英語を活かし、英語を使う仕事に就きたいです。今後点数(TOEIC)をもっと上げ、自分の可能性を広げていきたいです。

後輩へのメッセージ

 明八生の皆さんへ
大学に入って明八の先生方の温かさや厳しくも優しい教えのありがたみを実感しています。今後の進路について不安なことも多いと思いますが、自分の目標を最後まで諦めないでください。今がんばれば楽しい大学生活が待っています。大学生は時間に余裕があるので好きなことができます。一度きりの大学生活、楽しく遊ぶのも良いですが、ぜひ夢中になれるものを見つけてください!がんばれ!!

情報コミュニケーション学部 情報コミュニケーション学科
小野田 遥
2016年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 必修が少なく自由に時間割が作れる反面、1年次から計画的に履修を組む必要がある。
2年次にはある程度自分の興味のある分野を絞っておいた方が良い。幅広い分野を学べる分野だが、軸となるものは必要だと思う。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

 私は主に社会科学の分野に関心を持っています。社会心理学・マーケティング理論・情報社会論など、面白い講義がたくさんあります。情コミにグループワークやディスカッションを行う授業が多くあり、班のメンバー次第で楽しかったり、きつかったりと様々です。ただのおしゃべりと真面目な話し合いは全く違うということを学びました。

どんなことに取り組んでいる或いは取り組んできたか

 消費者の行動心理に興味があり、マーケティングについて学ぶため課外講義を受けたりもしています。また、ゼミでは企業のイノベーション活動について学んでいます。

卒業後のビジョン、進路について

 メーカー業界に興味がありましたが、就職活動が近づき、様々な業界・仕事について話を聞くことで興味の幅が広がりました。今後、業界研究や自己分析を徹底して行い、後悔のない進路選択をしたいと思っています。

後輩へのメッセージ

 自分の興味ある分野を学べることはとても楽しいと思います。大学生活を充実させるためにも自分の志望する学科に進学できるように頑張ってください。また、「やったほうがいいかな」「やってみたいな」と思ったら、とりあえずやってみることをお勧めします。
トイックは就活でも必要になるので今のうちに頑張っておいた方が良いですよ。
明八生の皆さん、テストに追われて大変だとは思いますがその先には楽しい大学生活が待っています。頑張ってください!!

経営学部 経営学科
太田 菜月
2016年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 経営学部はレポートが多くて大変だという噂が高3の時には流れていました。これは事実ですが、テストが苦手な人にとってはレポート重視の方が単位は取りやすいので、レポートが多いからと言って大変かどうかは人によります。
学科は1年生の秋学期に決まり、2年生から学科が分かれます。経営・会計・公共経営の順に人気が高く、1年生の春学期の成績で希望の学科に行けるかどうかが決まります。1年生の春学期に遊びすぎて勉強がおろそかになってしまった人はその後3年間、希望していない学科所属になるので大変そうです。
また、経営学部は履修登録の時に語学以外のほとんどの授業が先着順で決まります。これで失敗してしまうと1年間の授業が地獄です。毎年ネット回線の混雑などによる何かしらのトラブルが起きていて学部事務室に苦情が殺到しているので、皆さんのころには変わっているかもしれません。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

 自分の興味ある授業が取ることができるので、その点は面白いと思います。私は実際にビジネスプランを立てたりするような実践的な授業が好きなので、そのような授業を多く履修してきました。
苦労したことは履修の先着で取りたい授業が取れずに仕方なく他の授業をとらなければならなかったことです。興味がない上に単位に対して厳しい先生の授業であることが多いので授業に対してのモチベーションを上げることが中々できませんでした。
私の話ではありませんが、所属するサークルが深夜に活動したり活動後夜遅くまで飲み会をしていたり、深夜バイトをしてしまって次の日の授業に出られない人が沢山います。これが単位を取得するのに苦労して卒業できない人の多くの共通する原因だと思います。

どんなことに取り組んでいる或いは取り組んできたか

 授業以外の活動は、(マーケティング研究会)、部活(体育会端艇部マネージャー)、アルバイト(イタリアンレストラン)です。3年生になってからはゼミが始まったため、ゼミのために時間を割くことも増えました。常にスケジュール表は真っ黒で忙しい生活ですが、やりたいことをすべてやっているので毎日がすごく楽しいです。(もちろん勉強は最優先で、単位は順調に取れています。)

卒業後のビジョン、進路について

 4年生で大学を卒業して就職する予定です。大学院には行きません。具体的な就職を希望する業界などはまだ絞れていません。

後輩へのメッセージ

 勉強したり進路について考えたりすることはもちろんですが、「今」を楽しむことも大切にしてください。明八は勉強も校則も厳しい学校ですが、明八で過ごす毎日の中には楽しいこともたくさんあるはずです。大学に入学してからも辛いことや大変なことは沢山あります。自分がいる環境で楽しさが見つけられず、悪いことばかり考えてしまう人は、大学生になってからもその時を大切にできずに「あの時は…、社会人になったら…」と過去や将来のことばかりを考えてしまいます。大学生は自由に時間を使える最後の期間なのに、その限られた時間を大切にできないのは勿体ないと思います。また、卒業した後に高校生活がどれだけ恋しくなっても、もう戻ることはできません。大学4年間を充実したものにする第一歩として、「今」を大切にできる人になって下さい。

政治経済学部 経済学科
藤田 真奈
2016年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 入学後に分かったことは、端的に言うと大学は楽しいところだと言うことです。高校生の頃は、明八がとても好きで、卒業して大学に通うことがとても不安でした。しかし、いざ大学に入ってみると、サークルやクラスなど色々なコミュニティがあって、高校時代とは違う楽しさがあることがわかりました。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

 大学生活で一番楽しいと感じるのはサークル活動です。私はジャグリングサークルに所属しています。苦労したことは、サークル、バイト、大学、また資格の勉強の両立です。私は公認会計士を目指しており、大原と大学のダブルスクールをしています。大学の授業が終わった後はすぐに会計士の勉強、日曜日はサークル、空きコマにはバイトと、多忙な日々を送っています。辛い日も多いですが、大学で成績優秀者に選ばれた時は、努力が報われたような気がしてとても嬉しかったです。

どんなことに取り組んでいる或いは取り組んできたか

 前述の通り、私は公認会計士を目指しています。短答式試験に合格したので、現在は今年の8月の論文式試験に向けて勉強に励んでいます。明治大学には会計士試験合格をサポートする経理研究所があり、学内の受験生の大半の人は経理研に所属しています。ほとんどが商学部か経営学部の学生で、政治経済学部生はマイノリティですが、大学の講義と会計士試験の勉強内容がリンクする部分もあるので、政治経済学部に入っていても会計士を目指すことは可能です。むしろ受験生が少ない分合格率は高いです。

卒業後のビジョン、進路について

 公認会計士試験に在学中に合格し、卒業後は監査法人に入所したいと考えています。会計士試験に3年生で合格した場合、合格発表後、2週間で就活が終わり、卒業までの間は非常勤として監査法人で働くことができます。監査法人で3年間実務を積んだ後は終了考査を受け、正式に公認会計士に登録することができます。監査法人では大企業からベンチャー企業まで様々な会社の監査やコンサルに携わりたいです。

後輩へのメッセージ

 私が高校生の頃は、毎日の朝小テストや定期試験、放課後の講座など勉強に対するストレスが大きかったような気がしますし、おそらく皆さんも苦労していると思います。努力が報われるような進路に進めることを祈っています。それから特に今、公認会計士に興味がある、もしくは簿記の勉強をしている方々に対してのメッセージです。ぜひ公認会計士を目指しましょう!明八出身の会計士や受験生は私の周りではとても少なく感じます。ぜひ皆さんと一緒に会計業界で働きたいです。(そのために私も頑張ります)悩んでいることがあれば先生やOBOGに相談してみてください。

商学部 商学科
深谷 幹
2016年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

・自分が思っているよりも自分の興味が湧く授業が多くて楽しかった。
・大学内、学部内に想像より人が多くて色々なタイプの人がいて触れ合っていて楽しい。
・自分が主体的に行動するかどうかによって充実度が全く違ってきて、受け身の状態だとなかなか単位を取得することも、勉強以外の活動も大学は充実しているのに活用することができない。
・他学部の授業を取れることを知らなかった。経営学部や政治経済学部は似た学部なため、興味はあるけど商学部にはない授業などがある時に上限はあるものの、受けられるのはとても嬉しいことだった。
・単位は落とさずしっかりと取ることが本当に大切。自分の興味がある授業を取りつつ単位も取れるのがベスト。文系学部なので理系科目の知識はいらないように思えますが、意外と数字に触れることが多く数学の知識もある程度は必要だと感じました。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

・本当に自由に自分で時間が使えるし、確保できるため、有効活用するのも無駄に使うのも自分次第なため、打ち込めるものや好きなことを見つけることがとても重要であり、充実した大学生活を送る鍵になってくると思う。
・自分の学部でも他学部でも自分が興味ある授業を履修できるため、授業の話を聞いていて楽しい。
・特に自分はマーケティングについて学んでいるが、日常生活の中に様々な企業やビジネスにマーケティングが用いられているため、学んだことを実際に実感できるところが楽しい。
・苦労したこととしては、ゼミが始まるのが他学部より早く、1年生の秋に試験があるため、要領を掴むことや、大学入って少ししたらゼミについて調べたり勉強していかなければいけないところ。特に商学部はゼミが重要。

どんなことに取り組んでいる或いは取り組んできたか

・勉強面では、マーケティング、特に消費者行動論を中心に学んでいます。消費者と呼ばれる商品サービルを購入してくれる方はどうやったら購入してくれるのか、どんなアプローチが有効なのかといったことを学んでいます。他にもスポーツが好きなので、スポーツとビジネスを絡めた授業を履修し、勉強しています。
・課外活動としては学生団体の運営や、大学外でのコミュニティでの勉強、学生交流ラウンジの運営など様々なことに取り組んで来ました。「面白そう!!!」と思ったものはとりあえずやってみるという考えのもと行動しています。
・体同連サッカー部でサッカーをしています。4学年で200名位所属している明治大学内でも有名な団体です。全国2位になったこともあるくらい強いサッカー部です。

卒業後のビジョン、進路について

・現在は経営に対する幅広い知識が身につくコンサルティング会社、今勢いがあるWebマーケティング会社に入社し、「自分の興味がある分野」+「ビジネスパーソンとしてのスキル」この2つの軸で就活をして行こうかなと思っています。
・将来的には明八で中学からサッカー部で仲の良い友人と会社を運営したいなと思っています。
そのためのスキルアップを積極的にしていきたいです。

後輩へのメッセージ

・高校生活もとても充実しています、大学生活もそれ以上に充実していて楽しいです!
勉強することもとても大切だけれどそれと同じくらい自分がしたいこと、自分がどうなりたいかなど高校生の内に考える事もとても大切です。そこをしっかり考え、学部選択や進路選択をしないとせっかくの大学4年間がつまらなくなってしまいます。勉強・部活の合間に少し考えてみてください!きっと勉強する際のモチベーションにも繋がり、結果として成績も上がると思います!
・大学についてどんなことをするのか、どんな授業があるのかなどわからないことが多くあると思うので自分が興味のある学部の先輩や担任の先生に聞いてみてください。きっと快く答えてくれると思います。少なからず自分は商学部のこと、商学部以外のこといつでも聞いてくれたら答えます!上手く活用してください!!
・今は勉強大変だと思うけれど、大学入って楽しい大学生活送っている自分の姿をイメージして頑張ってください!!!

法学部 法律学科
横野 真理菜
2016年度卒業生
大学、学部、学科に関して、入学後にわかったこと

 大学は高校生時代に思い描いていた以上に‘自由’でした。学業、部活、バイト、サークル……何にどれくらい費やすかは本当に自分次第です。
また、「地獄の法」とも呼ばれる法学部についてですが、3年生になった今の私はそんな風には思いません。入学前は不安でしたが、頑張れば頑張った分だけ成果が出ます!明治大学は明治法律学校が母体です。つまり、明治大学の歴史は法学部の歴史です。法学部の教授は法学部に強い誇りを持っています。そんな教授方から講義を受けるとこちらも誇りを持てます。私は、自分にあった学部に入れたなと心から感じています。

大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ、苦労したこと

 法律の勉強は初めのうちは抽象的な概念について学びます。難しいな、分かりづらいなと感じることもありました。しかし、それを基礎として勉強を進めていくと、売買契約や結婚など生活の身近な事例について検討します。日常を法学的な視点からとらえる時に勉強の面白さを感じます。
また、大学ではクラスやサークルを通して法学部だけでなく他学部の友達ができます。クラスには明八生は一人もいなく入学時は物凄く心配でしたが、今思うとそれがよかったのかとも思います。もちろん今でも明八からの友達とも仲良しです。個性豊かな仲間たちと、とても充実した大学生活を送っています。

どんなことに取り組んでいる或いは取り組んできたか

 もともと英語が好きだったので、積極的に様々な国際的なプログラムに参加しています。
1年次には法学部主催の「Law in Japan Program」に参加しました。これは明治大学で留学生達と一緒に日本の法律を英語で学ぶものでした。法律の知識がまだまだ浅かった当時の私には、かなりハードな内容でしたが、積極的に議論を交わす留学生達から刺激を受けました。
2年次には法学部主催のフィリピンの大学で現地の法律を英語で学ぶプログラムに参加しました。1年時での経験を活かして、今度は自分が日本の外に出て、フィリピンの法律や文化を肌で感じる一方で、日本を客観的な視点から眺めたいと思ったからです。とても濃密な時間を過ごせ、多くのフィリピン人の友達に出会えました。
また、3年の夏にフィリピンへの短期語学研修を予定しています。語学力向上に向けてこれからも貪欲でありたいです。

卒業後のビジョン、進路について

 具体的なビジョンはまだ描けていませんが、民間企業に就職する予定です。これからインターンや語学留学などを通して、自分の進みたい道を少しずつ見つけて行こうと思います。

後輩へのメッセージ

 とにかく、今を大切に、楽しんでください!毎日の小テストやスカートの丈、髪の毛の長さなどなど、当時は私も面倒くさいなぁとか大変だなぁと思っていました。でも今、明八時代からの友達に会うと「あの頃楽しかったよね!戻りたいよね!」という話をします。かけがえのない仲間や先生たちと明八ライフをめいっぱい楽しんでください!

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