大学、学部、学科に関して入学後にわかったこと
大学は自由に授業が選べると思っていましたが生命科学科は低学年のうちはあまり選択の余地はなく、授業数も多いです。しかし、生命科学科は必修が語学のみである為他学科と比べその点は楽かもしれません。
授業内容は動物、植物、微生物など多岐に渡ります。低学年のうちは幅広く学び、高学年になるにつれその中から自分の興味のある分野に絞って勉強することになります。農学部は3年生から研究室に配属され、より専門性の高い勉強をします。
1、2年では学生実験をほとんどの生徒が履修します。5、6人の班で行うので実験するうちに自然と仲良くなれます。
生命科学科では農場実習はほとんどありません(夏休み中に4日間だけ)。その為、実際に現場で栽培や収穫を行いたい方にとっては物足りないかもしれません(個人的には虫が苦手なので救われました)。
大学生活、学習や研究の面白さや楽しさ
高校までとは違い、大学は自由で広い世界になります。出身地や年齢の違う人、留学生など今まで関わることのなかった人とも交流でき、サークルの合宿やイベントなど楽しいことが沢山あります。理系はどの学科でも授業は多い傾向にあり、その合間にレポートや課題、バイトをこなさなければならない為忙しいですが充実しています。実験は上手く結果が出ないこともありますが皆で協力しながら問題に取り組むのは面白いです。ただ、レポートは前もってやっておかないと大変なことになります。実験中にTAさんから聞いたことをメモしておくなど、工夫していました。
どんなことに取り組んでいる或いは取り組んで来たか
大学生になると授業をサボる人も中にはいますが、欠席回数が多いと期末試験の受験資格がなくなり、単位を落とす場合もあるのでとにかく出席しました。
サークル活動にも力を入れています。幸い同期、先輩、後輩に恵まれ楽しく活動出来ていて、サークルのおかげで生活にメリハリがついています。レポートがサークルの忙しい時期と被って大変だった時もありますが、両立したいという思いがあったので乗り越えられました。今は幹部として運営の難しさや先輩方の苦労を実感しつつも、ここでの経験が少しでも将来活きるように頑張っています。
卒業後のビジョン、進路について
農学部は内部の院に進む場合、ある程度の成績をとっていれば院試は免除され面接だけで進学でき、全体の半分程度が院に進学しています。生命科学科の就職先は幅広いですが、食品メーカーや製薬会社、化粧品会社などが比較的多いです。個人的には大学で学んだことを直接活かせるような仕事に就きたいと考えていますが、今はあまり仕事を絞らずに幅広く様々な業種を見ていこうと考えています。
後輩へのメッセージ
内部進学を考えている方はとにかく学校の成績を少しでも上げて、自分の希望の学部、学科に行けるように頑張って下さい。テストだけでなく提出物や平常点も大切な要素なので普段からしっかり取り組んで下さい。自分の得意不得意に関係なく全教科頑張らなければならないところが内部進学の辛いところではあると思いますが(私は体育の成績の為に高3の夏にテニスの練習をしていました笑)、勉強も行事も楽しみつつ悔いの残らない高校生活を過ごして下さい。高校も楽しいですが、大学はもっと楽しいです。皆さんが希望の進学先に進めるように卒業生として応援しています。